魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、きちんと交際していたはずなのに長引くコロナ禍で彼氏の気持ちがわからなくなった女性の困惑をお届けします。
コロナでリズムが変わった2人
今回の女性Fさんは20代後半。付き合って1年半になる彼氏のKさんとは、結婚前提で交際を始めたはずでした。
「出会いは、ありきたりですが飲み会です。共通の友人が気まぐれで開いた会で知り合い、意気投合。デートを数回して、私から告白して恋人同士になりました」
Fさんが想いを伝えた際に、年齢的な理由から「結婚前提でお願いしたい」と告げたところ、Kさんも了承。実際に、コロナ禍に突入するまでは、順調な関係が続いていたそうです。
「平日の夜は週一くらいでご飯を食べて、週末も月に2回はお泊まりデートをしていました。だけど、最初の緊急事態宣言でお互いがテレワークになったくらいから、なんとなくリズムが変わってしまって。
テレワークになった最初の頃は、一緒にいる時間が増える!って嬉しくて、お互いの家をよく行き来したんですけど、次第にそれも減ってしまいましたね」
東京で、新型コロナ感染者が増えるにつれ、気づけば外出デートもしなくなったという2人。FさんからLINEで誘っても「コロナが明けてからね」と、乗り気ではない返事が返ってくるようになったそうです。
会おうとしないのはなぜ?
「2020年末のクリスマスですら、一緒に過ごせませんでした。私は、付き合っている関係なら、クリスマスとかお互いの誕生日は一緒に過ごすのが自然だと思っていたから、実はかなりショックだったんです。
でも、Kが浮気をしたとか心変わりをしたって感じはなくて、何が理由なのかわかりません。2021年になって、混んでいない神社に初詣に行きたいって言ったときにも断られました。年末もそうでしたけど結局、今年になってからまだ1回も会えていないんです」
いくらコロナ禍が深刻だとしても、さすがに年末年始を挟んでも会おうとしない恋人に対して、不満は大きいと口にするFさん。
自分が何をしたわけでもないのに、態度が激変したことにも戸惑いを隠せません。
ラブ 新着一覧