「Clubhouse」に恋愛に発展する出会いはあるのか考えてみた

内藤みか 作家
更新日:2021-02-11 06:00
投稿日:2021-02-11 06:00
 会員制の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」が話題です。招待制で、現段階ではiPhoneでしか使えないアプリのため、まだ一部の人しか使っていないようですが、早くも出会いの機会にならないかと期待している人がいるので、その可能性を考えてみました。

ClubhouseにはDM機能がない

 Clubhouseは、声でやり取りをするという新しい形のSNSです。仕組みはTwitterやInstagramなどの他のSNSとほぼ同じで、自分のページにはフォロワー数やフォロー数とプロフィールが表示されます。ただし、大きく違うのは、DM機能がないということ。いいなと思った人がいても、メッセージをやりとりすることができないのです。

 個別にやりとりできないのに、どうやってつながればいいのかと戸惑う人もいるかもしれませんが、その代わりTwitterとInstagramへのリンクを付けることができます。もし個人的にやりとりしたくなった時はそちらのDM機能を利用するといいでしょう。

 この記事を書いている私自身にも、知らない人からSNSを通じてメッセージが来ることがあります(出会いではなく、お仕事の問い合わせでしたが)。なので、ClubhouseはDM機能がなくても十分連携できていると感じています。

再会のチャンスがある

 そして以前の交際相手をClubhouse内で見かけた、という人は何人もいるようです。興味がある部屋(トークルーム)に入ったら元彼がいた、というものです。彼と趣味や興味が似ていたり共通の友人が多かったら、そうした機会は何度もあるかもしれません。

 実はコロナ禍では、別れた恋人とヨリを戻したと言う人が大勢います。特にひとり暮らしの女性にそれが多いようです。自粛が続き、家にこもる孤独な日々のなかで元彼から連絡が来たら、頼もしく感じるのでしょう。Clubhouseでも、恋の再燃が結構な数起きるかもしれません。

相手が既婚者かどうかわからない

 けれどClubhouseはマッチングアプリではありません。あくまでも声を使ったSNSなので、いいなと思った男性にはすでに恋人がいるかもしれないし、結婚している可能性だってあるのです。彼がルームで発言するタイプの人だったら、何度か聴いているうちにその情報は入ってくるかもしれませんが、そうでなければ探るのはなかなか大変そうです。

 そしてそれと同様に、相手も、こちらが既婚者かどうかわからないのです。これを解決するためには、自分のプロフィールに「恋人募集中」「婚活中」などと明記しておくのが一番わかりやすいですが、そうすると自分が望まぬ相手からもアプローチが来るかもしれないということは、頭に入れておきましょう。

 日本人がClubhouseを使い始めるようになってから、まだそれほど時間が経っていません。多くの人は、好奇心で始めたという段階です。そして目的も、ビジネス目的だったり、趣味の情報交換だったりとさまざま。なかには恋人探しが目的の人もいるでしょうし、出会い目的のトークルームも探せばあるかもしれないので、そこに入ってみるのもいいでしょう。

いちばん自然なのはトークでのやりとり

 けれど、恋愛をテーマにしている部屋よりは、自分の趣味や関心に近い部屋を選ぶことをお勧めしたいです。Clubhouseにはたくさんの部屋があるので、自分好みの部屋もきっと見つかるはず。そしてその部屋で積極的に発言することで、趣味が同じ仲間とのつながりもできます。

 会話をしていると、この人とは話しやすいなとか、この人は感じがいいな、この人の話はとても心にしみて素敵だな、などと魅力を感じることがあるでしょう。いつまでも話をしていたいなと感じる人に出会えたら、その人とはとても相性がいいはず。トークでやり取りするうちに自然と親しくなっていた、という関係は、長続きしそうでとても素敵です。

 最後になりますが、Clubhouseは招待制です。誰か知り合いや友人に招待してもらわないと入ることができません。招待を得るのが大変かもしれませんが、私はFacebookで友人に呼びかけたら誘ってもらえたので、自分からアクションを起こすことは必要かもしれません。そして今のところアプリはiphone版のみしかなく、Androidでは使えないようなので、注意しましょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


残念ながら夫の浮気・不倫癖は直らない? ヤバい特徴と妻の選ぶ3つの道
 夫の浮気や不倫癖に悩む女性は多いようです。夫が不倫を繰り返しても、「今度こそ変わってくれるはず」と期待してしまうのが、...
恋バナ調査隊 2025-01-13 06:00 ラブ
“キャラ変”した妻が「ケダモノを見るような目つきで…」転職で劣悪になった夫婦仲に戸惑う49歳男
「冷酷と激情のあいだvol.228〜女性編〜」では、自身のステージが変わり、離婚を強く望んでいる女性・咲希さん(44歳・...
並木まき 2025-01-11 06:00 ラブ
「夫が幼稚で低レベルな人間に見えて…」転職を機に目覚めた44歳女、痛み分け覚悟の離婚大作戦
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-01-11 06:00 ラブ
無駄金使わず知恵絞る!マチアプ彼への本命アピールLINE3選。「今度一緒に」のレスで勝ち確♡
 事前に相手の趣味嗜好がわかるマッチングアプリは、すっかり出会いのきっかけ作りとして定番化してきましたね。  とは...
恋バナ調査隊 2025-01-11 06:00 ラブ
「私は彼のATM女?」15歳下の恋人がTDLデートをドタキャン、職場の病院には不倫がバレて… #2
 久美さん(36歳大学病院勤務医/既婚・子供なし)は、医師として仕事に邁進する日々だったが、母がガンで亡くなったことで人...
蒼井凜花 2025-03-03 19:12 ラブ
ご無沙汰すぎる恋愛。何回目のデートで手を繋ぎ、キスするものなのか(43歳独男)
 交際経験が少ないアラフォー会社員(43歳男性)です。  首都圏の大手メーカー関連会社で営業職をしていて、年収は8...
植草美幸 2025-01-10 06:00 ラブ
アラフィフで婚活→1カ月で「即婚」達成!『54歳スピード婚』が断言する“お値段以上のある効果”
 新年に「今年こそ結婚したい!」という大きな目標を掲げる人が少なくありません。では、今年中に結婚するためにはどのような行...
内藤みか 2025-01-09 06:00 ラブ
一体なぜ? “不倫容認”に至った夫婦の6つの物語。「お好きにどうぞ!」に至った経緯は…
 そう多くはありませんが、「お好きにどうぞ!」と不倫を容認している夫婦は実在します。不倫を問題視しない夫婦、今回はそんな...
恋バナ調査隊 2025-01-09 06:00 ラブ
夫の顔を妥協した女が後悔する6つの瞬間。「トゥンク…!」できない生活はつらい
「男は顔じゃない」なんてフレーズがあるように、夫は顔ではなく内面で選ぶべしといわれていますよね。でも、夫の顔を妥協した女...
恋バナ調査隊 2025-01-07 06:00 ラブ
旦那の浮気を義母に相談したら「これが目的やろ?」義母の性格や息子の本性見たり
 旦那の浮気が発覚して「懲らしめたい」「痛い目に遭わせたい」と、義母への相談を考えている女性もいるでしょう。ただ、あなた...
恋バナ調査隊 2025-01-06 06:00 ラブ
幸せになりたいなら断った方がいいプロポーズ5選。その彼は運命の相手ではない可能性アリ
 女性としての喜びを感じられる瞬間といえば、大好きな彼からのプロポーズ。好きな人と家族になれる嬉しさで胸がいっぱいになり...
恋バナ調査隊 2025-01-06 06:00 ラブ
【2024年人気記事】私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
mirae.(みれ) 2025-01-05 06:00 ラブ
【2024年人気記事】年下男にモテるアラフィフ女達 褒めより気を遣う“たった1つ”のNG行為
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
内藤みか 2025-01-04 06:00 ラブ
【2024年人気記事】独占・いきなり“ヤリマン願望”宣言した漫画家のモヤモヤと裸への価値観
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
河合桃子 2025-01-03 06:00 ラブ
【2024年人気記事】一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
蒼井凜花 2024-12-31 06:00 ラブ
【2024年人気記事】「何もかも苦痛なのに夜の営みは月数回」空虚な結婚生活を終わらせたい女
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
並木まき 2024-12-30 06:00 ラブ