ついつい検索…情報の波に心を削られてしまう理由と対処法

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-02-26 06:17
投稿日:2021-02-26 06:00
 朝、目が覚めて最初にするルーティーンは何か考えたことはありますか? おそらく多くの人がスマホをみることから一日をスタートしていると思います。SNSをチェックしたり、ネットでいろんな情報を検索したり本当に便利な時代になりました。でもその便利さ、実は自信のなさに拍車をかけている一因かも……。

シャットアウトを日々のルーティーンに組み込もう!

 ネットにはいろんな情報が無限に落ちています。知りたいことはすぐに知れるし、一秒ごとに新しい情報が更新されるので延々と見ていられますよね。しかしモジョ子のように心配性で自信のない人にはそれが毒になることもあります。

 今回のように何か心がざわつく出来事があったとき、そのことについて必死に調べようとしてしまう人もいるかもしれません。そこには「なるべく多くの情報を収集して気持ちを落ち着けたい」という心理が働いているように思います。

 私も同じなのでよくわかるのですが、この行動で心のざわつきが収まった経験は少ないです。なぜなら、知れば知るほど自分の無知が露呈していくから。新しいことを知れば、それを理解するために別の知識が必要になってくる。これはキリがありません。そのうちに「私はなんて無知なんだ」と自責を始めてさらに心がざわついていく……。

 この状態になってしまうと、いつ止めていいのかわからなくなってしまいます。しかもネットに転がっている情報は玉石混交。むしろ正しい情報は少ないと言っていいでしょう。

 心がざわついている時は、見分ける力も弱まっていたりします。なのでそんな時はぜひスマホを置いて、情報をシャットアウトしてみてください。きっと少し落ち着きますよ。

 ちなみに夢を調べるときは「夢占い」ではなく、「夢分析」で調べると無駄に凹まないのでおすすめです。

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。変な夢を見ると気になって仕方ない。

コミ
モジョ子の先輩。いつも泥酔して深く眠るので夢は見ない派。

ママ
どろんぱのママ。怒ってはいるが、仲のいい二人をみて安心している。夢は叶える派。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(前編)伴走してくれた能登の人たちに「感謝と恩返し」を
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル