2度目の中断に心が折れて
毎週のように婚活パーティーに出かけていた女性たちのうち、緊急事態宣言が発令されている時期は参加を見送るという人も少なくありません。婚活パーティー業者のなかには、このような時期に出席した女性参加者たちを無料で他のパーティーに招待するところもあり、男女比合わせに懸命です。
そして緊急事態宣言が繰り返されることに疲れ、恋活や婚活を諦めかける人も出てきました。「いつになったら運命の相手が現れるの?」という焦りに加え「いつになったらコロナが収まるの?」という不安も重なり、弱気になってしまったのでしょう。
会う前にゆっくりメール交換
2021年になり、恋活アプリなどで目立つようになったのは「まずはメッセージでやりとりしましょう」と呼びかける男性たちの姿です。今までは「ちょっとくらいいいじゃん」と女性たちを誘い出そうとしていた彼らが「すぐには会わず、まずはメッセージのやりとりからお願いします」とプロフィールページに書くようになったのです。
知らない女性といきなり会うことへのリスクを回避するという気持ちもあるとは思いますが、大きな理由は「いきなり誘っても応じてくれる女性が激減した」からなのだとか。身構える女性の気持ちを汲んで、まずはメッセージの交換から、とうたっているのでしょう。
初アポもマスクで
そして「マスクは付けて会います」「会っている時、マスクは外しません」などとアピールする男性が増えました。昨年の秋くらいまでは「マスクしてたら顔が見えないじゃん」ということで、デートの時は付けないという男性がほとんどだったので、これも大きな変化です。
こちらも、会ってくれる女性がかなり減り、その理由がコロナにあると男性が考えているからでしょう。マスクをするから会ってちょ〜だい!という悲痛な叫びがそこにあるのです。また、知らない女性と会うのは怖いから、マスクすることで感染を回避したいという考えの男性もいます。
短時間しか会わない
また、アプリや婚活パーティーで知り合った男性とデートしても、2時間以内で切り上げられてしまう、ということを気にする女性もいます。これについても、時間を短くすることで感染リスクを下げたいという男性側の思いがあるのでしょう。
けれど逆に女性のほうは「すぐに帰っちゃうけど、私のことが好きじゃないの?」と心配になってしまうようです。「私のことが好きなら、もっと一緒にいたいと思うものなんじゃないの?」と不満げな人もいます。でもお互いの関係を大切に思うからこそ、短時間のデートを何度も続けているのでしょう。
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