第38回(2015年)上白石萌音、小松菜奈、能年玲奈、池松壮亮、登坂広臣、福士蒼汰
14年公開の「ホットロード」で受賞の能年玲奈さん(現・のんさん、27)。13年NHK朝ドラ「あまちゃん」でブレイク。15年には事務所独立騒動があり、一時休業状態に。16年に「のん」に改名後、「この世界の片隅に」で主人公の声を演じ大ヒットを収めると、以降も映画やCMには多数出演。昨年、映画「私をくいとめて」で「あまちゃん」の親友役以来、実に7年ぶりに橋本愛さん(25)と共演しました。27歳の今でもあの透明感は健在です。
第39回(2016年)有村架純、土屋太鳳、広瀬すず、藤野涼子、野田洋次郎、山﨑賢人、山田涼介
「海街diary」で受賞した広瀬すずさん(22)。あえて台本を読まず、ほぼアドリブだったというだけあって、新鮮で純度の高い感情表現を見せていました。17年に「ちはやふる-上の句-」で優秀主演女優賞および「怒り」で優秀助演女優賞を、18年に「三度目の殺人」で最優秀助演女優賞を受賞。ここ最近は連ドラの出演は遠ざかっていましたが、19年前期NHK朝ドラの「なつぞら」でヒロインを務めて以来、2年半ぶりに、4月期クールの「ネメシス」(日テレ系)に主演することが発表されています。
第40回(2017年)杉咲花、高畑充希、橋本環奈、岩田剛典、坂口健太郎、佐久本宝、千葉雄大、真剣佑(現・新田真剣佑)
アイドル時代に公開した「セーラー服と機関銃-卒業-」で受賞の橋本環奈さん(22)。彼女の迫力ある眼差しと“圧倒的ヒロイン感”は、当時から際立っていました。以降、少女漫画実写版の正統派ヒロインもこなしつつ、衝撃の“鼻ほじ”を見せた「銀魂」やぶりっ子な女番長役の「今日から俺は!!劇場版」などでコメディエンヌとしての才能を開花させています。
第41回(2018年)中条あやみ、浜辺美波、北村匠海、竹内涼真
「君の膵臓をたべたい」で受賞の浜辺美波さん(20)。その後も数々の映画・ドラマに出演。現在放送中の「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」では、浜辺さん演じる“空”が筋金入りのヲタクという設定に無理があるとして視聴者からツッコミが殺到しています。筆者が見てきたヲタク現場では、あれだけ可愛ければ堂々と「ヲタクさいこー!」と振り切ってるパリピが多かったです。
同じく「君の膵臓をたべたい」で受賞の北村匠海さん(23)は、ももクロの弟分的存在としてデビューしたDISH//のメンバー。昨年は同グループの「猫」が大ヒットする一方、初単独主演映画「とんかつDJアゲ太郎」は、新型コロナで公開が延期されている間に19年新人賞受賞者の伊藤健太郎さん(23)含む出演者2人が逮捕され、北村さんに同情が集まりました。作品自体は原作同様、とんかつもフロアもアゲていくスタイルで大好きです。
第42回(2019年)上白石萌歌、趣里、平手友梨奈、芳根京子、伊藤健太郎、中川大志、成田凌、吉沢亮
「響 -HIBIKI-」で受賞の平手友梨奈さん(19)。欅坂46脱退後、初出演し今年公開された映画「さんかく窓の外側は夜」では呪いを操るヒロイン役。人を呪う際は女性俳優陣随一の低い声色を出し、普通の女の子らしく振舞う時は、“かつての芦田愛菜ちゃん”のような可愛らしい口調になるという怪演ぶりを見せています。
「リバーズ・エッジ」で受賞の吉沢亮さん(27)。19年にはNHK朝ドラに「なつぞら」で初出演、同年公開の「キングダム」では美しすぎる顔面と圧巻の馬術、殺陣で最優秀助演男優賞を受賞。今年スタートの「青天を衝け」で大河初主演し、好調な滑り出しを見せています。
第43回(2020年)岸井ゆきの、黒島結菜、吉岡里帆、鈴鹿央士、森崎ウィン、横浜流星
「カツベン!」で受賞の黒島結菜さん(23)は、これまでも「マッサン」(朝ドラ)、「花燃ゆ」(大河)、「スカーレット」(朝ドラ)といったNHKの二大看板ドラマに多数出演。今月になって、22年前期放送予定の朝ドラ「ちむどんどん」でヒロインを務めることが発表されました。
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以上が過去10年分の日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者のおさらいです。受賞当時から大人気だった方や、最近になって時差で大ブレイクに至った方もいますね。今年の受賞者の輝かしい未来にも期待したいと思います。
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