自分の親より年上でもOK! ある意味本当の“ママ活”が増加中

内藤みか 作家
更新日:2021-03-25 06:00
投稿日:2021-03-25 06:00
 特に女性が年上で男性が年下のケースでは10歳以上年齢差があるカップルももう珍しくはありません。なかには20歳そこそこの男子が自分のママより年上の女性に焦がれるケースも。なぜこのような現象が起きているのでしょう?

今まで隠されていた年の差

(写真:iStock)
(写真:iStock)

 今までも年齢差が大きい夫婦はいました。私の周囲にも20歳近く年齢が離れているご夫婦がいます。彼らの話を聞くと、アプローチをしてくるのは男性のほうが圧倒的に多いのです。むしろ年上の女性がたじたじになっています。

 あまりに年齢の開きが大きいと周りが黙っていません。年上の妻は「今はいいけどもうちょっとすると旦那さん絶対浮気するよ」と忠告されるし、年下の夫は「奥さんのほうが先に老けるけど介護の面倒はどうするんだ」と心配されたりするのです。騒がれたくないので年齢の話はあまりせず、静かに暮らしている夫婦も今までは多かったのかもしれません。

年齢差も多様化の時代

多様化していく結婚のスタイル(写真:iStock)
多様化していく結婚のスタイル (写真:iStock)

 今や全婚姻カップルの4組に1組が妻が年上です。1970年代に比べると倍以上に増加しているため、女性が年上ということに抵抗はかなりなくなってきているようです。10歳以上離れているケースはごく一部とはいえ、そういう恋愛や結婚のスタイルもあるよね、と次第に世間が認め始めているのを感じます。

 これはLGBTをはじめとしたマイノリティーな生きかたを理解してくれる人が増えたからでしょう。恋愛対象がどういうところに向かうかは、決して同じではありません。同性に向かう人もいれば、超年上や超年下に向かう人もいるのです。今まではなかなかわかってもらえなかった年の差恋愛にも理解が進んでいるため、少しずつ変化が訪れています。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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