「やけくそハンバーグ」とはなんぞや
その名も「やけくそハンバーグ」。グルメライターの「ちみを」さんのツイートから生まれた奇跡のメニューです。
「なんか終わった」ってお気持ちの時には、パックの合い挽き肉に塩胡椒してそのまま両面強火で焼くだけの「やけくそハンバーグ」がオススメ。よくわかんないけど機嫌が良くなります。チーズ乗せるとなお良し
(@chimiwoより引用)
そうか、今の私に必要なのは「やけくそハンバーグ」なのか。というわけで作ってみました。
パック→フライパンへ
薄く油を引いて、よく熱したフライパンにイン! パックからそのままイン! めっちゃ角ばってるー。パックのあとついてるー。
新婚時代に買ったレシピ本には、「ひき肉は粘り気が出るまでよくこねる」なんて書いてあったっけ。いいのか? ほんとにいいのか?
ああ、でもちょっと待って、すごくいい音……。
じゅわわわ~だってさ。すごい癒される。これが「1/fゆらぎ」ってやつなのか?
楽しくなってきた!
生焼け防止のため、肉汁&脂をかけているうちに、なんだかニヤニヤしている自分に気がつきました。
え、なんでだろ。なんか楽しい。弾ける油の音とこんがり焼けていく肉の香りもさることながら、ひき肉をパックから直にフライパンに入れた背徳感とバカバカしさが、心をくすぐります。
確かにご機嫌になってきてる!
「やけくそ」の果てに感じた母の味
さらにとろけるチーズを追加したら完成!!
食べた瞬間、全然期待していなった肉汁があふれ出しました。ひき肉すごい。ハンバーグって「肉汁じゅわー」を実現するために、タネはとにかく冷やせだの、成形時に空気をしっかり抜けだの、最終的には氷を仕込めだの、いろいろやることが多いのに、ちゃんと肉汁を感じる!
端っこのちょっと焼き過ぎた部分もカリカリしてて、香ばしい。むしろおこげ感覚。ちょっとしたご褒美だよ。
これ、普通にウマいハンバーグだわ。ていうか、母が作ったハンバーグの味がする。そういえば、母はハンバーグにパン粉や卵を入れず、つなぎは玉ねぎだけだったっけ。肉々しくて好きだったなあ……。思わぬところで巡り合えた母の味に、またしてもニンマリ。
幸せの味しかしない。タンパク質onタンバク質。なんだか力が湧いてくる味。
そうだよね、肉を食って落ち込むやつはいないよね。ましてやハンバーグ!「やけくそ」とはいえ、みんな大好きハンバーグだもの。
よし、明日も頑張ろう!
(編集K)
まとめ
「やけくそハンバーグ」確かにメンタルにも効果的かも。
ニヤニヤしながら料理をする姿はちょっと不気味かもですが(苦笑)。
お肉から出る脂で、ほうれん草やきのこなどを炒めれば付け合わせもできちゃいます。洗い物がフライパンとお皿だけっていうのもありがたい! ぜひお試しくださいませ。
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