イケメンはなぜイケメンとカップリングするのか考察してみた

内藤みか 作家
更新日:2021-04-08 06:00
投稿日:2021-04-08 06:00
 いわゆるBLものでは、イケメン同士が恋愛することが多く、その様子を女性たちはうっとりと見つめている。そして実は、現実世界でも、イケメンとの恋愛を切望するイケメンが増えているので、その理由を探ってみました。

女性はどうしてイケメンBLが好き?

 そもそもどうして私たち女性は、イケメンが出てくるBLが好きなのでしょうか。人それぞれ色々な理由はあるでしょうけれど、それを美しいと感じる人が多いのではないでしょうか。美しい花を愛でるように、美しい男性同士の関係を見つめていたいのです。

 どうして男性同士がいいかというと、友情と愛情が混合する深みがいいというのもあるでしょうけれど、男女の恋愛関係だと生々しくて、現実に引き戻されてしまうから浸れないのでしょう。女性ヒロインを自分の環境を比較し、うらやましく思ったり落ち込んだりという余計なマイナス感情がそこに湧いてくる可能性すらあるのです。

イケメンとどんな恋愛したい?

 イケメンのなかに「イケメンと恋愛したい」と言う人がいます。もともと恋愛対象が男性だったのかもしれませんが、かたくななくらい「イケメン」に限定している人がいます。女性のなかにも「イケメンじゃなくちゃ」とルックスにこだわる人もいますが、なぜイケメンを求めるイケメンがいるのでしょうか。

 そこにはいくつかの理由があり、女性と同じ面食い感覚を持っている人ももちろんいました。イケメンの彼氏と、少女マンガみたいな恋をしたい。壁ドンされたり、一緒にテーマパークで遊んだりして、ときめきのスイートタイムを過ごしたい。そんな夢を持っているところも、女性と変わらないのです。

綺麗なものしか見たくない

 なかには潔癖とも思えるほどのこだわりをみせるイケメンもいます。イケメンのなかには、部屋にモノがとても少ない人がいますが、これはお気に入りのものだけを厳選して部屋に入れているから。綺麗なもので囲まれて毎日を過ごしたいという願望があり、それが恋愛にも向かっている人がいるのです。

 自分の部屋を訪れるのは、美しい男性であってほしい。絵になる男性と恋愛したい。そんなこだわりを重視して恋愛相手を厳選していたら、イケメンが恋愛対象になっていた、というのです。そして自分自身も、日々しっかりとお肌やボディのチェックをして、イケメン度をキープし、美を保つことも怠りません。

一緒に切磋琢磨しあいたい

 また、イケメンがイケメンを求めるのは、自分と同類を好むという意識もあります。似たもの同士は共通項も多く、惹かれ合いやすいと言われるので、それが恋愛感情に発展するケースもあるのでしょう。

 イケメンがイケメンでい続けるためには、普段の努力が欠かせません。美容やファッション情報、そして流行のSNS映えスポットにも敏感です。情報を持った者同士が親しくなれば知識量は増し、パワーアップできますし、お互いに切磋琢磨し、成長していけます。そうした前向きな関係を望むイケメンも少なくありません。

恋のライバルはイケメン

 こうした「イケメンと恋愛したいイケメン」は、近年増加傾向にあると感じています。そうなると困るのは、女性です。イケメンがイケメンとばかりカップリングしてしまったら、イケメンと恋愛したい女性たちは寂しい思いをしなくてはなりません。

 ただでさえ争奪戦となっているイケメンとの恋愛に、イケメンという強力なライバルが登場していることに、女性たちはもっと危機感を持ったほうがいいかもしれません。センスアップしたり、メイクテクを磨くなりして、イケメンの隣に似合う自分でいることを目指す必要もあるでしょう。

 そして、ライバルのイケメンに勝てる何かを備えておくのも強みとなるはず。たとえばですが「財力なら負けない」「面倒見の良さなら負けない」など、自分が誇れる何かを持つことです。そうすれば目の前にイケメンにアプローチするイケメンが現れても、動じず、平静でいられるようになるはずです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


え、付き合ってないよね? 勘違い男の暴走LINE「俺だから理解できる」にゾ~ッ
 なんとも思っていない男性に「付き合ってる」と勘違いされることほど迷惑な話はないですよね。いきすぎた言動には「ウザ!」と...
恋バナ調査隊 2025-08-13 15:29 ラブ
実父のセクハラに「騒ぐほどでもないでしょ」と他人事。37歳男性が“静観”を続ける家族の深い理由
「冷酷と激情のあいだvol.257〜女性編〜」では、実母にセクハラを繰り返す義父に不快感を抱く妻・英里さん(仮名)の苦痛...
並木まき 2025-08-02 11:45 ラブ
「価値観が昭和なんですよ」義父のセクハラが不快すぎる。止めない夫にも憤る39歳女性の嫌悪感
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-08-02 11:45 ラブ
妻「どんだけ出来る人なんですかぁぁ!」家事しない夫の“やる気”を刺激する技アリLINEテク
 夫が家事をしてくれず、不満を抱えている女性もいるでしょう。「なんで私ばっかり!」とイライラもしてきますよね。でも、夫へ...
恋バナ調査隊 2025-08-02 09:10 ラブ
結婚1カ月目だけど、もう離婚したい! 二股発覚、暴言の嵐…新婚夫婦が早くも後悔したこと【男女別】
 友達から「結婚して1カ月」と聞いたら、ラブラブな新婚生活をイメージしますよね。でも、「もう離婚したい」と思うほど悩んだ...
恋バナ調査隊 2025-08-02 08:00 ラブ
「絶対に許さない!」妻がナイフを突きつけて…夫が“家庭を守るため”に叫んだ一言
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-08-01 11:45 ラブ
あれ買って♡→“金のかかる女”認定で疎遠に…私のトホホな「買い物デート」失敗談5選
 意中の彼や彼氏と買い物デートを控えている女性はご注意を。失敗したら彼との関係が悪くなるかもしれません。みんなの失敗談を...
恋バナ調査隊 2025-08-01 08:00 ラブ
“初対面キラー”が伝授! 地味女でも男に「また会いたい…」と懇願させる2つのテクニック
 男性との出会いは、初対面で好印象を持ってもらうことが大切だとよく言われます。  では、どうやったら初対面で好印象...
内藤みか 2025-07-31 11:45 ラブ
男性に聞きたい。自分よりずっと「若い女」と本気で付き合いたいんですか? 中年女の“やっかみ”と言われても
 最近、とある有名編集者が人気YouTuberの20代女性と不倫していたことが週刊誌で報じられました。X界隈では広く知ら...
豆木メイ 2025-07-31 11:45 ラブ
「母も一緒に」ってなんで!? 松坂桃李似との初デートは“ママしか勝たん”の連続に衝撃。地雷ワードを無視した女の後悔
 マッチングアプリでの出会いには、少なからず予想外の展開があります。その日、彼女が遭遇したのは、想像のはるか斜め上を行く...
おがわん 2025-07-31 08:00 ラブ
可愛いだけじゃだめですか?→だめでしたー! 自信あり女子の失敗談。好きぴ「楽しくない」ってマジか
 今回は「可愛いキャラを演じたのに失敗した」「可愛さには自信があったのにだめだった」、そんなエピソードを公開。後半では「...
恋バナ調査隊 2025-07-30 08:00 ラブ
義母からってアリ!? 私が「プロポーズ」をやり直してほしい5つの理由
 大好きでかけがえのない存在である彼氏からのプロポーズは、一生の思い出になるでしょう。でも、そのプロポーズに納得いかなか...
恋バナ調査隊 2025-07-29 08:00 ラブ
33歳の“できる風”男が語った夢に呆然…「好きなことで生きていく」に騙された!
 いまやマッチングアプリやSNSでの出会いは当たり前。でも、相手の背景が見えにくいぶん、隠された真実に後から気づくケース...
おがわん 2025-07-28 11:45 ラブ
「それ以上でも以下でもない」結婚を“合理的”に決める40歳男性の計算。物価高を乗り切るためには正解?
「冷酷と激情のあいだvol.256〜女性編〜」では、同棲8年目にして、突然パートナーであるカズマさん(仮名)から、“ペア...
並木まき 2025-07-26 11:45 ラブ
「納得がいきません」未婚主義の彼から突然のプロポーズ。同棲8年目で決意した男の呆れた仰天理由
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-26 11:45 ラブ
これ、うちの夫? マチアプで妻が発見。ミニスカ姿にまんまと釣られ…仕掛けた“おとり捜査”の行方は
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-07-25 11:45 ラブ