せめて俺が手向けたい…あるホームレスに捧げる友情の花束

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-04-21 06:43
投稿日:2021-04-21 06:00

“花屋”とは不思議なお商売でございます

 “花屋”とは、誠に興味深いお商売でございます。

「花」という不思議な生き物に「人間」というこれまた複雑な生き物が吸い寄せられて、ワタクシのような花屋はさまざまな人間模様を毎日のように見ることになるのでございます。

 とくに、我がお店のような「地域密着型個人店舗」は、全国どこでもどんな業種であっても、多かれ少なかれ「これは」というようなお話があるものでございます。

 我がお店は、店長が猫店長「さぶ」でございますから、いわゆる猫もまたげるぐらいの敷居が低すぎるお店。そりゃあ、ここでは書けないくらいの、実に興味深い種類の方もフラリとやってまいります。

 そんな「ザ・ノンフィクション」的展開のお話の中から、猫店長「さぶ」がやってくるずっと前、まだワタクシが二代目店主になる前の従業員だったころのことを、「笑う花には福来たる」ちょうど100回目の今回、お話しさせていただきたく存じます。

 ということで、今回は特別編「友情をこめて花束を あるホームレスの死」でございます。

斑目茂美
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開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

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