相葉は低視聴率男?「VS魂」苦戦と「相葉マナブ」大躍進の訳

こじらぶ ライター
更新日:2021-04-24 06:00
投稿日:2021-04-24 06:00

相葉雅紀=“低視聴率連発”報道は間違い!

「俺のことなんて何も気にしなくていい! 何にも気にしないで俺のことは!」

 国民的アイドルが頭に土を被せられ、泥だらけになりながらも、番組のために、共に作業する仲間のために放った言葉に心を震わされた。今月18日に放送された「相葉マナブ」(テレビ朝日系)で嵐の相葉雅紀(38)が獅子奮迅の活躍を見せたのだ。

 相葉といえば、世帯視聴率10%超えを連発した人気番組「VS嵐」(フジテレビ系)の後続番組である「VS魂」のメインMCを担当しているが、視聴率が6%前後を推移する苦戦ぶりが毎週のように報じられてきた。相葉が低視聴率を連発しているような印象を与えられている。しかし、それは間違いだ。

「バンキシャ!」裏で視聴率11%台の大健闘

「相葉マナブ」は彼個人の冠番組で、13年に30分番組でスタートしてから日本が誇る文化を“深掘り”してきた。日曜夕方にお茶の間を彩る癒し系バラエティーとして好評を博し、今月から1時間に放送枠が拡大された。日本テレビ系の看板報道番組「真相報道バンキシャ!」にまるっと裏被りしながらも2週連続で11%台を記録する大健闘を見せつつ、前述の神回(18日放送)を迎えた。

 この日の企画は「第9回マナブ自然薯掘り」。とにかくひたすら土を掘って最大限に長い自然薯を探し当てて収穫し、食す。それだけのシンプルな番組構成ながら視聴者から「ドキュメンタリーを見ているようだった」「少年ジャンプのバトル漫画ぐらい手に汗握る展開で熱かった」と称賛を浴びることとなる。

「マナブ自然薯掘り」神回を振り返ってみる

 相葉が「自然薯掘りは人生。本当に面白い」と語ったように、実は奥深い自然薯掘り。同企画に参加してきたハライチの澤部佑(34)と共に、今回初参加のバイきんぐ小峠英二(44)には「9回やってほぼ折ってる。折った分だけ僕ら成長してますから」と説明する。

 過去最高記録として、20年12月に嵐の大野智(40)がゲスト参加した回で98㎝の自然薯を掘り当てたシーンが回想されると、活動休止中の大野との繋がりも感じられるとしてファンは沸いた。そして、自然薯掘り名人の高橋さん指導のもと、夢の1m超えと思われる自然薯の根を発見し「過去最大の戦い」に突入。澤部、小峠と順番に入れ替わりながら相葉は「敵は自然薯じゃない、自分との戦い。急に雑になるから」と自制しつつ、自然薯周辺を慎重に掘り進め、身長176㎝の彼が余裕で収まるほどの大きな穴になった。

「世界に一つだけの花」の歌詞を引用

 途中、目的の自然薯に到達する前に小さな自然薯を発見。「大きければいいってものじゃない。もともと特別なオンリーワンだから」とSMAPの「世界に一つだけの花」の歌詞を引用しつつ、「先輩に怒られないかな?」と苦笑い。ここでもSMAPと嵐の繋がりが感じられるとしてファンは歓喜した。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ
「あんぱん」阿部サダヲの配合絶妙な演技。高知つながりで“しょくぱんまん”登場!
 元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを...
桧山珠美 2025-04-09 17:20 エンタメ
『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味
 2025年3月31日より、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が開始された。国民的キャラクター「アンパンマン」生みの...
「R-1」さや香・新山や吉住らベテラン勢はなぜ負けた? 売れっ子は予選で有利、決勝で不利な理由
 最もおもしろいピン芸人を決める「R-1グランプリ2025」(フジテレビ系)が3月8日に開催された。決勝常連組やベテラン...
帽子田 2025-04-09 09:48 エンタメ