コロナ禍で登山女子にモテ期到来も…素直に喜べない理由とは

内藤みか 作家
更新日:2021-04-29 06:00
投稿日:2021-04-29 06:00
 近ごろ、アウトドアは大注目のレジャーとなっています。それと同時に、登山好きな女性やキャンプが好きな女性が、男性からかなりモテています。恋愛シーンにどのような変化が起きているのか調べてみました。

港区女子のニーズが薄まる

 多くの人が在宅でリモートワークを行い、あまり都心に行かなくなったこの頃は、港区女子の人気が低下気味です。大人数でのパーティーが開催されることが少なくなったため、綺麗なドレスを着た美人を連れ歩く必要がなくなってきたからなのです。

 男性にとって、美人と一緒にいることがステイタスシンボルであり、周囲からうらやましがられてもいました。そのため彼らは人目を引くような美人を選んできたのです。しかし今は、自宅にいる時間が激増したため、男性たちはルックスよりも、共に楽しめる趣味を持っている女性を重視するようになってきたのです。

登山女子の戸惑い

 それでは今、どんな女性が男性に好まれているのでしょう。それは、アウトドア好きの女性です。人々の目は混み合う街ではなく大自然に、そして、大人数ではなく少人数へと向かっています。自然に接したい大量の初心者が生まれているなかで、アウトドアが好きだという女性は確実に目立ち、そしてモテているのです。

 30代のA子さんも、男性の反応がまるで違ってきたと実感するひとりです。前から登山が好きだと社内の男性たちにも話してきましたが、今までは「ふ~ん」と、特に関心は持たれてはいませんでした。それが近ごろは「僕も登山をしてみたいんだけど、どんな道具を揃えたらいいだろう」などと相談されることが増えているのです。

思いがけないモテ

 A子さんは、登山に興味を持ったという同僚男性たちに親切に情報を伝えました。すると「週末に買い物に行ってもらいたい」「今度一緒に登山に行かないか」などと誘われるようになったのです。いきなり男性たちから急に声をかけられるようになり、戸惑っているとのこと。

 そして彼女はまだ一度も彼らと山に登ったことはありません。すでに登山サークルに所属していて、そこのメンバーと共に登る計画が進んでいるからです。会社の同僚らをサークルに誘ってもみたのですが、乗り気にはなりませんでした。A子さんと二人で登りたいらしいのです。

噛み合わないニーズ

 急に何人もから登山デートに誘われるようになったことについて、A子さんは素直に喜べないと言います。彼女はただ山が好きだから登っているのですが、彼らはそうではなく、デートプランのひとつとして登山をとらえているところがあると言うのです。それに登山好きな女性だったら誰でもいいという感じも受けるのだとか。

 せっかく登山に興味を持ってもらったのだから、山のことを好きになってもらいたい、とA子さんはスマホの写真を見せながら説明もしましたが、彼らの反応は薄かったのも残念でした。やはりサークルで一緒に登っている男性のほうが純粋に山が好きなので、好感が持てるそうです。

混み合うアウトドアレジャー

 登山だけでなく、キャンプや釣りが趣味だという女性もモテているそうです。大自然の中で上手に楽しむコツを知っている女性に魅力を感じ、一緒に楽しみたいと考えているのでしょう。激動の時代を生き抜く逞しさを感じているのかもしれません。

 しかし、多くの人が海や山に繰り出すようになったため、かなり混み合う場所も出てきています。それだけに、あまり人が行かないような穴場スポットを知っている女性は喜ばれるでしょう。ガイドブックがあればなんとかなる都会とは違い、アウトドアでは土地勘が必要です。それだけに、登山を重ね、経験のある女性がモテているのです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


レスられる側にも問題アリ?なぜ断られるのか、考えてみよう
 普段からセックスレスの不満をSNSで発信している筆者ですが、自分にも原因があると認識しています。何でもそうですが、相手...
豆木メイ 2023-03-14 06:00 ラブ
授かり婚のメリット4つ&“最大の難関”親を説得させるには?
「授かり婚」や「おめでた婚」といわれるようになったのは少し前の話。それまでは「できちゃった婚」と呼ばれるケースが多く、マ...
恋バナ調査隊 2023-03-14 06:00 ラブ
薄毛やおデブはどうにでもなる!男性が結婚したくなるタイミングあるある
 40代で婚活中の女性は、できるだけ効率的に出会いから結婚までを進めたいですよね。実は、男性にも(!)「結婚したくなるタ...
恋バナ調査隊 2023-03-13 06:00 ラブ
女への幻想ゼロ&免疫アリ「女兄弟がいる男性」モテるの納得
 昔から言われるのが、「女兄弟(女性のきょうだい)がいる男性はモテる説」です。実際に、特別優れた容姿でなくても、多くの女...
恋バナ調査隊 2023-03-13 06:00 ラブ
恋愛依存がしんどすぎてやめたい…まずは自分を愛する練習を
 パートナーと喜びや悲しみを分かち合い、日々がキラキラと楽しくなる恋愛ですが、依存してしまうと話は別。「彼がいなければ生...
恋バナ調査隊 2023-03-12 06:00 ラブ
「浮気したヒモ男に愛情皆無」6年の事実婚を解消したい女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-03-11 06:00 ラブ
「本気度を試すための浮気」事実婚を続けたい夫の“?”な主張
「冷酷と激情のあいだvol.133〜女性編〜」では、事実婚を6年間送ってきた夫・トシキさん(43歳・仮名)に別れを切り出...
並木まき 2023-03-11 06:00 ラブ
シングルファザーを好きになった…交際前に持ちたい覚悟5つ
 離婚が珍しい出来事ではなくなった今、恋した男性がシングルファザーだったなんて女性もいるのではないでしょうか?  ただ...
恋バナ調査隊 2023-03-10 06:00 ラブ
悲喜こもごも…一生忘れられないプロポーズの思い出エピ5選
 プロポーズは、男性にとって人生で一番緊張するシーンかもしれません。そして、女性にとっても最高に幸せな瞬間でしょう! だ...
恋バナ調査隊 2023-03-09 06:00 ラブ
気になる男性のLINEが遅い 優先度を上げるたった一つの方法
 好意のある男性から、連絡がなかなか返ってこないと不安になりますよね。 「せっかくLINE交換したのに〜っ、全然返信が...
若林杏樹 2023-03-08 06:00 ラブ
「もう」の2文字が命取りに…交際相手に離婚歴バレるLINE3選
 離婚歴がある人にとっては、新しい恋がはじまっても自分がバツイチだとは言い出しにくいですよね。でも、いつ伝えようか迷いな...
恋バナ調査隊 2023-03-08 06:00 ラブ
家族が好きすぎる彼氏=いい旦那?メリットデメリットを検証
 両親やきょうだいを大切にしている男性って、結婚したらいい旦那さんになってくれそうで惹かれますよね。でも、家族を好きすぎ...
恋バナ調査隊 2023-03-07 06:00 ラブ
嫌々一緒より夫婦寝室別で不仲リスク回避! 渋る夫どうする
「結婚したら夫婦同室が常識」という風潮がありますが、実は今、寝室別の夫婦が増えています。寝室別の夫婦でも、リスクを避ける...
恋バナ調査隊 2023-03-07 06:00 ラブ
“アプリ不向き”な社会人女性がリアルで彼氏と出会える場所
「社会人になってから、まったく出会いがない!」「どこへ行けば、素敵な彼氏と出会えるの?」――今回は「出会いたいけど、アプ...
恋バナ調査隊 2023-03-07 06:00 ラブ
40代のW不倫は濃厚な蜜の味 きっかけ&ハマりやすい人の特徴
 不倫といえば、離婚や親権問題、親族や社会からの信用がなくなるなどの大きなリスクが伴いますよね。W不倫となればなおさら、...
恋バナ調査隊 2023-06-24 19:52 ラブ
「俺より稼いでから言え」モラハラ夫が吐く常套句6つ&弱点
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2023-03-06 06:00 ラブ