恋は魔法にかかった状態
同じ相手とこれといった問題もなく、仲良しの状態でも、「トキメキ」という恋愛感覚は長くとも約4年で消滅することが脳科学的にわかっています。このドキドキする「トキメキ期間」が魔法にかかっているわけなのです。
自分の思い通りにならない相手の場合は、刺激が長く続きますし、逆に1年ぐらいで魔法が解ける人もいます。そうなると、別の相手を無意識で探し始めます。別れてからもう何年もたっているのに相手を忘れられない人は、事情があって別れなければならなかった人か、振られた人がほとんどです。
自分の執着心がそうさせています。それ以外の人は「なんで、あんなに好きだったかわかんない~」「一生の不覚だわ」と、消してしまいたい思い出になっています(笑)。
魔法が解けると、一度は盛り上がった気持ちもこんなものなんです。
関係が安定期に入ると魔法は解けてくる
安定期(倦怠期ともいいます)に入ると、相手のいろんな面を冷静に分析できるようになります。
・そういえば食事マナーが悪い
・そういえばお金の使い方が荒い
・そういえば酒癖が悪い
・そういえば仕事が長続きしない
・そういえばウソが多い
・そういえば浮気性だ
「そういえば」と考え出しますが、実は問題視しなかっただけで、前からわかっていたことなのです。
魔法が解けたことによって、本来の判断力がよみがえります。
交際開始からプロポーズするまでの期間が平均3.2年。そして約70%が4年以内に結婚しているデーター(ゼクシー調べ)から、結婚後すぐに魔法が解け出すカップルがほとんどっていう計算になります。
恋愛結婚がほとんどを占める中、大好きで仲良しで結婚したはずなのに、離婚事由の第一位は男女とも性格の不一致なのもうなずける結果です。
相性が良くない人と結婚する意味
この世に生まれてきた意味をスピリチュアル的に言いますと、「どれだけ心が成長し成熟できるか」という課題に取り組むため、なのだそうです。
「苦労は買ってでもせよ」ということわざがありますが、子供のころと違い、人生には我慢や辛抱がつきものです。それが自分を鍛え、必ず成長に繋がります。
一番身近な赤の他人——配偶者こそ、心の成長のためにはなくてはならない存在なので、実は“相性の悪い人”と結ばれているんです。
稀に数パーセント、ずっと仲良しのご夫婦もいますが、子供がいない人たちが多く見受けられます。
必ず課題がやってくる
人生は長い学生生活のような物で、常に課題が与えられます。
辛くて嫌で逃げたとしても、また目の前に壁が立ちはだかるように出来ています。言葉で言うならば、これが「苦労」ということでしょうか。
私的な解釈で言えば、「苦労は買ってでもしなくていい」と相談者さんたちには申し上げています。
買わなくても苦労は誰にでも平等にあります。ただ避けて通らず、どう解決するかを考え乗り越えましょうとアドバイスしています。
踏ん張れば、苦しかったことを先々に振り返り「あんなこともあったな~」と笑って言える時が来ます。その時は、確実に心が成長しているのです。
自分が痛い思いをしないと人の痛みもわかりません。経験の多い人ほど言葉にエネルギーを持っていますし、乗り越えてきたので晴れ晴れとした明るさがあります。
そうした人は、常に苦労を背負っていても、本人は苦労だと思っていない場合がほとんどです。
結婚しない人生の人
ここで、自分は結婚していないです!と言う人のために一言書いておきましょう。
人生で結婚しなかった人は、結婚して心の成長を促すという課題が免除された人らしいです。つまり、もうすでに結婚生活において学べる実習は履修済み。結婚している人たちより上のクラスにいると思ってください。ですが、仕事や健康状態などで、きちんと課題は用意されているので粛々とこなしてくださいね。
そう考えると、結婚がどうのこうのという思いは意識から外してもいいかもしれません。
まとめ
「愛している」という感情を具体的に説明するのは、非常に難しいと思っていましたが、最近しっくりくる言葉がみつかりました。「相手を決して見放さない気持ち」です。
何があっても見捨てず、手を差し伸べ、許し合い、歩む——。
まだまだ未熟な筆者ですが、「愛」ってとても深いですね。
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