同性からも距離を…“慇懃無礼な女性”が送る非モテLINEの特徴

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-05-16 06:00
投稿日:2021-05-16 06:00
 社会には、うわべだけ丁寧に見えて実はすこぶる失礼な「慇懃(いんぎん)無礼な人」も散見されます。こういったタイプは、自己中心的な考えの持ち主であることも多く、最初はよくても人間関係が深まるにつれて非モテになりやすい傾向も。一方、自分ではそのつもりがなくても「慇懃無礼な女」のイメージが定着すれば、モテなくなるばかりか同性からも距離を置かれてしまうことにもなりかねません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、相手に慇懃無礼な印象を与えやすいNGなLINEの特徴を解説します。

1:「承知しました」を多用しお礼を言わない

 年上や取引先に対し「了解しました」を使うのは失礼にあたるものの「承知しました」を使っていればなんでもいいというわけでもありませんよね。

 慇懃無礼な女性ほど、この「承知しました」を神ワードかのように多用したがるクセも見受けられます。相手が自分を慮ってくれたり気遣ってくれたりしたことに対しても、お礼を言わずに、ただ「承知しました!」だけで済ませるようなLINEは、頻度が高まるにつれ、丁寧などころかただの図々しい慇懃無礼女のイメージが定着しがちでしょう。

 お礼を言うべきシーンでは、たとえLINEであっても「ありがとうございます」の言葉を省略しないのがマナーです。

2:立場をわきまえない「お力になれず申し訳ない」

 相手が提案してくれたことに対して自分では応えることができないときには「お力になれずに申し訳ありません」は鉄板のフレーズ。しかし、先に自らが何かを“お願い”し、それに対して相手が動いてくれたことに「お力になれず申し訳ない」とお断りを入れるのは、強烈に失礼な印象を与えます。

 相手が自分のために動いてくれたことに対して、まずは感謝を伝えるのは当然ながら、お断りをするにしても「不義理をはたらくことになり申し訳ない」といった趣旨で伝えるのが正しく、「力になれない」を使うのはお門違いでしかありません。

 言葉の本来の意味を理解せず「お力になれず申し訳ない」は、何かを断るときに万能で使えると誤って覚えている人ほど送りがちなLINEでしょう。

3:年上に対して「すごいですね」を多用

 相手を褒めるのはコミュニケーションにおける基本ながら、相手が年上である場合に、やたらに「すごいですね」を多用する女性も、慇懃無礼な印象が強まりがちです。

「すごいですね」は場面によっては相手を評価しているフレーズでもあることから、自分が感服した気持ちを伝えたいだけであっても、多用するほどに小馬鹿にしている印象をも醸します。

 返事に困ったときには「すごいですね」と言っておけば円滑なコミュニケーションがとれると考えている人ほどやりがちな落とし穴でもありますが、多用によって“ステレオタイプ”な印象を醸し、仕事ができない人などのネガティブなイメージにも結びつきやすいLINEです。

おわりに

 本人が丁寧なLINEを心掛けていても、場面や文章によっては強烈に失礼な人や、非常識な人にしか見えないケースも多々あります。LINEだけでなく、メールでも同様です。慇懃無礼な人だと思われるのは、百害あって一利なしでしょうから、お心当たりがあったならば、気をつけておくのが得策でしょう。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


なぜ『鬼滅の刃』は心に響く?ボロボロだった女が“ある台詞”で救われた話「雷に打たれたような衝撃でした」
 最終決戦が描かれる映画三部作の第一章が公開され、アニメの歴史を塗り替える伝説を打ち出し続けている『鬼滅の刃』(フジテレ...
SNSだらだら、安物を爆買い…全部やってる! やめらない“ムダ習慣”7つがじわじわ刺さる
「やめたいのに、なぜか続けてしまう」そんな“惰性の習慣”に心当たりはありませんか? 毎日の行動の中には、「なんとなく」「...
生きる伝説、“スター★にゃんたま”の貫禄あふれるポージングを見よ!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「自慰行為」の語源になった人物の悲劇。“悪いこと”と罰された本当の理由
 職場や近所、SNS界隈に現れる「残念な人」、いますよね。実は今から約2000年前から現在に伝わる「聖書」にも「残念な人...
「イラつく顔ね」にグサッ…義母が放った“ひどい言葉” 5選。離婚すればってそりゃないよ~
 嫁姑の関係が悪化する原因の1つに、姑の悪意ある発言があるのかもしれません。こんなことを言われたら、姑への憎悪が膨らむの...
【動物&飼い主ほっこり漫画】連載特別編「ハルちゃん 幼少期の思い出」
【連載特別編】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!  11月下旬発...
「うちはもっとヤバいよ!」え、不幸話で勝負してる? 聞いてて疲れる“愚痴LINE”3選
 人に不幸話をするときは、いくつか気をつけるべきポイントがありそう。なぜなら「それって不幸自慢?」とウザく感じる人が少な...
「着飾るのは何もないから」偽セレブがマウントを取る理由。“本物の令嬢”の前で見つけた本当の自分
 綾乃は千代田区の高級マンションから武蔵小杉に2年前に引っ越して来た。セレブ気取りの綾乃は同じマンション住人でさえない ...
「あの人が…なんで?」地味ママの“富豪人脈”に呆然。勝ち組を演じていた女の勘違い
 綾乃は千代田区の高級マンションから武蔵小杉へ2年前に引っ越して来た。以前の土地では、富裕層中心のママ関係に居づらさをお...
「世帯年収1500万じゃ恥ずかしい」御茶ノ水からの“都落ち”…武蔵小杉のタワマンを選んだ女のプライド
 リビングの大きなガラス窓の向こうには、大樹のようなマンションがいくつもそびえている。  その景色はまるで都会の森...
ママ友の悪口を誤爆!「このLINE、共有しますね☆」やっちまった…恐怖の誤爆エピソード3選
 子どもを介した友達“ママ友”。それぞれ性格が違うので、合う合わないがあるのは当然です。でも裏で悪口や愚痴を言っていると...
昭和や平成にいた“カタカナ職業”とは何だった?バブルを生きた男が思う「総クリエイター時代」の清々しさ
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
長渕剛に20代女性との熱愛報道。60代や70代を好む「桶専女子」の生態とは?“枯れ専”との微妙な違いも
 芸能界ではシニアの恋愛・結婚が話題になっている。8月27日配信の文春オンラインはシンガーソングライターの長渕剛(68)...
100均の“お掃除グッズ”でチャレンジ!夏の水回りは「凄腕くん」でピカピカになるか?
 夏は“大掃除向き”の季節だと思っています。冬のように水が冷たすぎないので、特に水回りの掃除は今がチャンス。  気...
大阪万博だけじゃない!行列で起きた“地獄と奇跡”8連発。推しの神対応、彼氏との悲劇…
 2025年4月にスタートした大阪万博も、残すところあと僅か。今回の万博は、何かと大行列ができることで話題になっていまし...
捨てにくい…!困った引き出物、賢い処分方法は?タオルは保護猫に寄付、2人の写真はリメイクで
 結婚式や祝賀会などの引き出物で、「正直いらない」と思ってしまったものはありますか? 折角の品物だと分かっていても、いら...