香りでリラックス効果絶大! 鎮静効果抜群の「花の女王」
バラはそもそも紀元前のペルシャ(今のイラン)では薬や香油を得るために栽培されておりました。特に古代エジプトの女王クレオパトラのバラ好きは有名でございます。
バラの花を浮かべたバラ風呂に入り、寝室にはバラの花が敷き詰められ、花や香油をふんだんに使って英雄と呼ばれる男たちを虜にしてきた……という伝説がございます。
以前にも紹介させていただきました「ローズの日」の解説の中でも、バラの効能については多少触れさせていただきました。
女性にとって「血の道」といわれる婦人病は誠に頭の痛い病でございます。とりわけ齢を重ねた女性にとって、「更年期障害」という一口では片づけられない、患う期間も含め個人差のある症状は、家族やパートナーの理解を得られないことでさらにヒートアップ。いよいよ万策尽きて寝るしかねぇ!と思っている方のなんと多いことか。
ワタクシの知り合いには、お医者様で薬を処方されても芳しくなく、あまりの更年期障害のつらさでお仕事を辞めてしまったり、商売をたたんでしまって、「更年期だから仕方ない」では済まされない方も多く、同じ女性のワタクシもこの問題は他人事なのではないのでございます。
バラの香りでホルモンバランスを整える
バラは古より「薬」として用いられておりました。
精神の鎮静や肌の保湿・抗菌といった効能だけでなく、特に女性ホルモンと関係の深い「血の道」に効果が期待できる薬として、血の巡りの改善にローズウォーターやオイルが珍重されておりました。
バラの香りを楽しむということは、良好なホルモンバランスの大敵であるストレスをやわらげ、自律神経を整え、ホルモン分泌をコントロールする下垂体にも作用するとされ、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促進、生理周期を整え更年期障害の改善をするいわれております。
お風呂上りに体に塗るマッサージオイルにローズエキスを混ぜたり、ローズウォーターを体に散布すると香りが立ちのぼって「あ~、満たされる~」という幸福感が湧き出てまいります。
あるいは、ドライにしたバラの花弁から立ち上る香り高いローズティーやローズポリフェノールたっぷりのジャムを食べることも大変に効く予感がいたします。
「香り」を体に取り込み、脳にズバンと記憶と衝撃を与えることも、大切な方法なのかもしれませんね。
生花の「バラ」を飾ることで期待できるのは…
バラはギリシャ神話において、愛と美の女神アフロディーテが生み出したお花とされております。
花そのものに強力なエネルギーがみなぎっており、そのエネルギーは広範囲に届くといわれております。確かにお花屋さんにはたくさんの種類のお花はございますが、一番目に留まるのが不思議とバラの花。どんな色や大きさであっても、やっぱり一番目立ってしまうのでございます。
そんなバラの花、視覚や臭覚など五感に直球で訴えかけるフラワーセラピーとカラーセラピーで。そのお色や飾る場所を変えてみてはいかがでしょうか?
特にバラの香りは直接脳に到達して、幸せと優しさ、愛情ホルモンのβエンドルフィンとオキシトシンの分泌を促し、幸福感と安心感を与えるといわれております。それにカラーがプラスされれば、さらなる効果が期待できますわよ。
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