コロナ禍で明暗クッキリ…結婚できる人と別れる人の違いとは

内藤みか 作家
更新日:2021-06-03 06:00
投稿日:2021-06-03 06:00
 長引くコロナ禍、そして緊急事態宣言やまん延防止措置。そんな苦難を乗り越えて見事ゴールインを決めたカップルと、残念ながら別れてしまったカップルとの違いはなんなのでしょうか。そして、どう彼に接すれば結婚へと向かうことができるのでしょうか。

会いたがる女、慎重な男

 コロナ禍で彼から終わりを告げられてしまう女性には共通点があります。それは「緊急事態宣言中でも会いたがってしまう」ということ。何よりも恋愛感情を重要視する女性は、コロナおかまいなしに愛しい人に会いたがってしまうのです。

 その反対に男性は仕事を重視しがち。会社から「不要不急の外出は自粛するように」などと言われている場合は、たとえ恋人であっても会うことを控え、慎重に行動しようとします。どうやら男性のほうが、会社に迷惑をかけずに仕事をこなさなくてはという集団意識が強い傾向にあるようなのです。

NGワードは「もう待てない」

 しかし女性の中には「コロナが落ち着くまで会えないな」とあきらめ気味の男性を責めてしまう人がいます。「いったいいつになったら会えるの?」と彼に文句を言ってしまうのです。でも会えないのは自分のせいではなく、ウイルスのせいなのだ、というのが彼の言い分なのです。

 会えないことに不安がる女性は「ほんのちょっとでいいから」と彼に面会を求めます。「会社の近くまで行くから」「お部屋に遊びに行っていい?」などと言うのですが、彼からすれば大事な女性を危ない目に遭わせたくないので「来なくていいよ」と断ってしまうのです。すると女性は「今年になってほとんど会っていないじゃない!」と怒り出し、「もう限界! もう待てないよ……」と彼に訴えてしまうのです。

彼の気持ちも理解して

 男性は「もう待てない」と口走る女性がかなり苦手です。特に今、感染症で各地が大変なことになっているのに「待てない」と言う女性を自己中心的だと感じてしまうのです。女性からすれば「離れているのがこんなにつらいくらい、あなたに会いたいのよ」と伝えたいのでしょうけれど、男性にはそれが愛情ではなく依存のように感じてしまうのです。

 男性は、非常時なのに待つことができない女性に違和感があるのです。また「そろそろ結婚してくれないと、これ以上待てない」と言われているかのようにも感じてしまうのです。実際、結婚を促そうとメッセージで「結婚式はいつがいいかな、披露宴は誰を呼びたい?」などと彼に盛んにたずねた女性は「今はそれどころじゃない時なので」と別れを告げられてしまったのです。

「落ち着いたら会おうね」と言える女に

 一方、コロナ禍だというのに男性から「一緒に暮らしたい」「結婚したい」と言われる女性たちもいます。彼女たちは「無理して会ってくれなくてもいいよ。落ち着いたらまた会おうね」と言っています。大変な時には待つことができるという女性は、男性にとって、ありがたいものです。

 待てる女性であれば今後、彼が仕事が忙しくてなかなかデートができない状況に陥っても「大丈夫だよ、がんばってね」と言ってもらえるでしょう。けれど待てない女性の場合、「私より仕事が大事なの?」などとスネてしまい、扱いが面倒です。あまり騒ぎ立てず、社会のルールを守ってちゃんと待っていられる女性を、男性は大切にしたいなと感じるのです。

彼がいなくても楽しく過ごす

 待てる女性たちは、自宅で過ごす時間をひとりで楽しめます。そしてSNSに料理画像をアップすることも増えました。そうすると多くの男性から「おいしそう!」「食べてみたい」などとコメントが入り、恋人の男性をやきもきさせるようになったのです。

「こんないい女性を逃したくない」という思いからプロポーズし、結婚を決めたという男性は少なくありません。つまり彼の心を捕まえたければ、ウイルスが広がっている時期はデートを自粛し、SNSに料理や手作りグッズなどをアップして人気者になることなのです。

 無理して会おうとして何人もの女性が撃沈しているので、くれぐれもデートのおねだりはしないようにしましょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「色白のお肌がいっそう映えますね」呉服屋・イケメン若旦那は熱海の旅館でマクラ営業? #2
 静香さん(35歳・茶道講師/既婚子供アリ)は、祖母、母と3代にわたり、都内の邸宅で茶道教室を開いている女性だ。彼女は懇...
蒼井凜花 2025-04-11 06:00 ラブ
年親を安心させたい。でも、30代で付き合った不倫相手が忘れられません(44歳女性、IT勤務)
 都内のIT企業で働く44歳女性です。年収は1000万円弱で、経済的には自立していますし、年齢的にも子供も望んでいません...
植草美幸 2025-04-11 06:00 ラブ
どんな“優良物件”も劣化させちゃう悲しきモンスター! 男をダメにする女の5つの特徴
「男を見る目がない」「ろくな男がいない」と嘆いている女性の中には、男をダメにする女が含まれているのも事実。あなたもそんな...
恋バナ調査隊 2025-04-11 06:00 ラブ
アラフォー妻が実践するセックスレス解消の秘技。夫と再び燃え上がった3つのステップ
「ダンナがしてくれなくて…」とセックスレスに嘆く女性は少なくありません。  近頃は女性用風俗や恋人レンタルに癒やしを求...
内藤みか 2025-04-10 06:00 ラブ
「気になる人」と「好きになる人」の違いとは? 自分の恋愛感情を6つの判断軸で考えてみよう
「気になる男性がいるけど、恋愛感情として好きになっているかはわからない…」と自分の気持ちに疑問を抱いている女性、必見。今...
恋バナ調査隊 2025-04-10 06:00 ラブ
「浮気してね?」男性の怪しい言動5選。意外でも深掘りしてみる価値あり
 今回は、男性の浮気を見破ったきっかけについて女性に話をうかがいました。中には意外な言動から見抜いた女性も! ちょっとで...
恋バナ調査隊 2025-04-09 06:00 ラブ
お花見デートの失敗談5選。飲みすぎ→リバースで大ヒンシュク! 桜とともに恋が散った…
 お花見デートのシーズン到来! 「気になる彼と約束してる」なんて女性もいるのではないでしょうか?  そこで今回は、お花...
恋バナ調査隊 2025-04-08 06:00 ラブ
マッチングアプリの意外な成功談4選。まさかの恋愛成就、“加工詐欺”は悪い話とは限らない?
 今回は、マッチングアプリでの意外な成功談を紹介します。マッチングアプリには下心しかないヤリモク男が溢れている印象ですが...
恋バナ調査隊 2025-04-08 06:00 ラブ
彼が萎える彼女の言動7選。遅刻、スマホチェック以外にクチャラー、口ヒゲもドン引きの対象に…
 彼にドン引きされた経験はありませんか? 今回は男性が「マジで萎えるからやめて」とドン引きする彼女の行動をご紹介します...
恋バナ調査隊 2025-04-07 06:00 ラブ
既読スルーをくらって連絡が途絶えた…ラリーが続くやり取りとは? 思わず返したくなるLINEテク3選
 気になる男性からのLINEが途絶えると、「脈なしなのかな?」「また送ったら迷惑かな…」と考えてしまうでしょう。  そ...
恋バナ調査隊 2025-04-07 06:00 ラブ
家事をしない夫への“プチ仕返し”3選。気が済んだら、上手に心を入れ替えさせるコツ3つで改善を
 今の時代は、夫婦共働き世帯が多いですよね。それなのに家事をしない夫に、イライラがつのって爆発寸前の妻たちも大勢います。...
恋バナ調査隊 2025-04-06 06:00 ラブ
「俺のこと好き?」LINEのダメな返し方3選。“真の正解のヒント”は彼との前後の会話にあり
 好きな彼から「俺のこと好き?」とLINEがきたら、あなたはどう返すでしょうか?  3人の男性に「これは嫌だな」「ちょ...
恋バナ調査隊 2025-04-06 06:00 ラブ
「腐れ縁でも寂しくなる」社会に強い不満を持つ55歳男性の別れの予感
「冷酷と激情のあいだvol.240〜女性編〜」では法律婚を選択せず交際10年を迎えた、一回り上の恋人・ハルトシさん(55...
並木まき 2025-04-05 06:00 ラブ
老害予備軍それとも男の更年期? ひと回り上の恋人の豹変ぶりに慄く43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-05 06:00 ラブ
【漫画】「彼女のフリをして欲しい」そんな顔で見ないで…元同僚がたくらむ“偽装恋人”計画『プラチナム』#3
【『プラチナム』あらすじ】  広告代理店を不当に解雇された真中愛は、現在フリーライターとして新たな仕事を探し中。今日も...
【漫画】元同期のシゴデキ男が「俺の時間、体で返してくれ」。それってどういう意味?『プラチナム』#2
【『プラチナム』あらすじ】  広告代理店を不当に解雇された真中愛は、現在フリーライターとして新たな仕事を探し中。今日も...