月々の固定費は意外とかからない
「猫を飼うのにどのくらいお金がかかるの?」とたまに聞かれますので、改めてまとめてみようと思います(野良猫譲渡時のお迎え費用等についてはこちらをご覧ください)。
頭数にもよるかと思いますが、2匹いるわが家では、トイレの猫砂、フード、おやつ、おもちゃでだいたい月に1万円にしないくらいです。
それもうちの猫砂は海外製のちょっといいもので(セレブ気取りですみません)、かつ、フードも腸の悪い猫のための療法食なので、やや高いんです。ですので、すべてのグレードを下げれば月5000円以下に収めることも可能かと思います。
トリミングもシャンプーも“不要”
というのも、室内飼育の短毛の猫はトリミングやシャンプーの必要がないので、サロンに行かなくていいんです。犬のように毎月トリミングに行かなくてもいいので、意外とお金がかからないんです。猫は自分でグルーミングするので、シャンプーしなくても清潔なのだそう(ただし、長毛猫は毛がからむことがあるので、トリミングしてもらった方がいいと聞きました)。
もしも病気やケガをしたら…
月5000円ならいけるかな? と思ってしまうのですが、これは健康であることが大前提。病気やケガをした途端に桁が変わってきます。
わが家の場合は、腸が弱いメスの虹ちゃんがうちに来た日からひどい下痢をしていて、原因究明のための検査、診察、薬代でしょっぱなから2万円超えの医療費がかかりまして。さらに紐の誤飲やら血便などで2年弱でトータル25万円がかかっています。
この原稿のために計算したのですが、恐ろしいことに天ちゃんの分と合わせると30万円でした。住んでいるエリアや病院の方針にもよるかと思うのですが、めっちゃ金かかるー! 欲しかったsacaiのワンピースが3着も買えちゃうねぇ……。
保険利用と自腹の分岐点をシュミレーション
一応ペット保険にも入っています。猫0歳では1匹につき約1万8000円の保険料ですが、年齢を重ねるごとに保険料もあがっていく仕組みで、14歳がMAX。その後は同じ料金なのですが、MAX金額は1匹につき約4万4000円です。2匹で9万円弱! おかあさん働いても働いても貧乏だわー。
私が契約しているプランは治療額の7割、1年で最大70万円を保証してくれるものではありますが、利用している病院では、保険の書類を書いてもらうのに書類代として3000円かかるんです。だから、4500円以下の治療に保険を使おうとするともれなく損するんですね。ですので、5000円を超えたら書類をもらうようにしています。
「ペット保険」「自分で貯金」どっちが得?
そんななか、知り合いのご夫婦のところの高齢猫2匹が心臓病と糖尿病になり、毎月10万円も医療費がかかると聞いたのです。一気に不安になりました。そちらはご夫婦(2人)で10万円ですが、こちらはシングルで10万円になっちゃうんでー! 保険で年70万円までしか保証されないとなると50万円は自腹。14歳まで支払うと保険料だけで150万円ちょっと払うことになるので、いっそ保険をやめて、自分で貯めておいた方が得なような……。
でも自分で貯金しておくならいくら必要なのか、どのタイミングで保険をやめようか? などシミュレーションにいそしんでいますが、偉い人に教えてほしい!
ペットの医療費は本当に高い
とはいえ、メスの虹ちゃんの誤飲騒動を保険初年度に経験し、その医療費がトータルで17万円。そのうちの12万円ほどが戻ってきたと思うと……保険よ、ありがとうという気持ちになってしまうんですよね。保険で得することなんてない、という気持ちと、そのとき支払った保険料は1万8000円だったので、得しちゃったなという気持ちと。保険については引き続き考えていきたいと思います。
人間のように国民健康保険がないペットの医療費は本当に高いです。避妊、去勢にも2~4万円ほどかかりますし、毎年の接種を推奨されているワクチンも3種混合(室内飼い向け)で1匹につき4000~6000円かかります。外に行く猫用の5種混合ワクチンはもっと高いです。それなりの覚悟をもって飼う必要があるのだな、と今さらながら思っています。おかあさん、メルカリがんばろっと。
次回に続きます。
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