愛猫とのコミュニケーションで1年365日、心掛けていること

コクリコ 編集者
更新日:2021-07-18 19:06
投稿日:2021-07-11 06:00

実家の母とパピヨン・みくちゃんのお話し

 うちの実家には今年18歳になるパピヨン・みくちゃんがいます。みくちゃんは言葉を理解しています。お手、おすわり、待て、ちょーだいは当然できるし、「お散歩」という言葉が聞こえただけでいそいそと玄関に向かいます。

「『じゅん散歩』であそこのお店出てたよね」という雑談から「散歩」という単語を拾って玄関で待ち構えてしまうほどです。キッチンで揚げ物をしている母が「これはアチチよ」と言うと、さっとリビングに引っ込みます。すごい。母が家族それぞれの名前を呼ぶと、必ず呼ばれた人の方を向きます。名前も覚えている!

犬は250個、猫は80個の単語を認識できる?

 母は幼い頃から犬と暮らしてきた達人。「とにかく何かをするときにはみくちゃんにも声をかける。説明すればわかる」と言って話し続けてきた結果からか、みくちゃんは言葉をかなり理解できるようになっています。一説によると犬は250個の単語を、猫は80個の単語を認識できるそうです。

 また、動物は言葉を口調とともに記憶するため、できるだけポジティブに話すことが大事なのだそう。注意するときについ強い口調で名前を呼んでしまうと、自分の名前をネガティブなものととらえてしまうことになるのだとか。でも、できるわけないですよね。こっちはめっちゃ怒ってるんだもん(笑)。

「天ちゃん!!!! やめなさい!」「こらー! 虹ー!!」と怒鳴り散らしていますが、幸いにも自分の名前にネガティブな印象を持っていないようでひと安心です。

本当に猫は人間の言葉がわからない?

 ペットシッターさんや動物病院の看護師さんたちは本当に優しく動物に話しかけてくれます。あまりに丁寧すぎて、「そんなに大切に思ってくださってありがとうございます!」とこっちが泣いてしまいそうになるほど。

 シッターさんはシッティング中に「好きなおもちゃはどれですか?」「天ちゃんもごはんをどうぞ」「次はおさかなのおやつですよ」「虹ちゃんはもうひとつ食べたいのかな」「かわいいね」「あなたはやさしいのね」「疲れちゃった?」と、つねに猫を尊重して、褒めて。

NO無言、NOネガティブ

 動物病院の看護師さんも「天ちゃん、もうちょっと頑張ろうね」「虹ちゃんいまの上手ね~」「お注射ちっくんするからちょっと我慢しよう」と子どもをあやすように話かけてくれます。素晴らしいホスピタリティです。お注射ちっくんが理解できているとは思わないけど、ネガティブな印象を植え付けないように話しています。

 どうせ言葉なんか通じないから、どうせなにもわからない、というこちらの態度を動物は見透かしてくる気がします。はなっから言葉が通じないと思わずに、会話していくことが大事。それが動物とのコミュニケーションなんだと感じます。

愛猫のにゃごにゃごが知りたい

 なぜこんなことを思ったかというと、「猫にほとんど話しかけない」という知人の家の猫が、2匹とも自分の名前を覚えていないと話しているからです。ちゃんと話かけてあげて。。。うちは私の外出前に点呼できるくらいには名前は覚えてくれています。

 一方で猫がにゃごにゃご言ってるのをこっちはさっぱり理解していないので、そこも理解できるようになりたいと思っている今日この頃。

 人間の言葉を理解させようとするなら、猫の言葉を人間が理解しないとね。それがコミュニケーション! とりあえず、毎日必ず23時になると人間のトイレの前でにゃごにゃご鳴く、その理由を理解したいのですがね……。

 次回に続きます。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


通りがかりの小さな秋祭りで②
 こどもたちの晴れ舞台の日。  希望をありがとう。
男の港で太陽パワーを蓄電中! “たまたま”に学ぶ寒い冬の乗り越え方
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第86回「小悪魔マル」
【連載第86回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女性語】「おいど」って知ってる?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
無痛分娩したいけど夫の反応が気になる…隠れた男の本音と説得方法は?
 いつの時代も出産は命懸けです。特に、痛みに強い不安がある人は「無痛分娩」を検討しているかもしれませんね。でも、気になる...
闇深けぇ…起業家女性の「たかが接客業」にゾク。ギャップ満載LINE3選
 ネット社会の現代では、「現実の顔」と「SNSやLINE上の顔」の2つを持つ人が多いですよね。  顔が見えない世界...
斎藤元彦知事案件で炎上! キラキラ広報女子の天国と地獄、「叩かれる自慢」と「許される自慢」の境界線は?
 兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏をめぐる公職選挙法違反疑惑。選挙期間中に「広報戦略を全般を担当した」とPR会社「me...
「アンパンマン嫌い」の親が“強要”するのは虐待? 炎上騒動に思うアンチと子育ての妥協点
 先日、Threads(スレッズ)において、生後6カ月の赤ちゃんを育てている女性が「(我が子に)アンパンマンを徹底的に避...
好奇心が止まらない! チビッ子ギャング“たまたま”は次の遊びを模索中
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「綿花」は冬の超絶人気商品!コットンフラワー、コットンツリーの値段は? どう楽しむ?
 12月の足音が聞こえ始めると、クリスマスとお正月商材の準備でお花屋さんは大爆発! 猫店長「さぶ」率いるわが愛すべき...
「体目当てだって気づかないと」菊池風磨構文でぴしゃり!友達の心にしっかり刺さった神LINE3選
「菊池風磨構文」とは、Sexy Zoneから改名したtimelesz”が新メンバーを募集するオーディションで生まれた構文...
残念ばーさんにはなりたくない! 平均年齢70代の“おじさまの海”で学ぶ
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
更年期め、50代手前で不眠で悩むとは…「大変だ、眠れない!」試行錯誤の睡眠導入術
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
通りがかりの小さな秋祭りで①
いつか主役になっていくのだろうと思わせる眼差し とっても頼もしい
野生炸裂! 躍動感たっぷりなワイルドハンター“たまたま”の雄姿
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
男も女も絶対信用できない言葉7選「行けたら行く」ほど当てにならないものはない
 今回は、信用できない言葉を特集! コミュニケーションにおいて本音と建前を使い分けるのは大切ですが、ここで紹介する言葉は...