町田薬師池公園で大賀ハスのロマンに酔う 2021.7.24(土)

コクハク編集部
更新日:2021-07-24 06:00
投稿日:2021-07-24 06:00

大賀ハスってなあに?

 東京・町田市の薬師池公園の大賀ハスが見ごろということで、早起きして行ってきました!

「大賀ハス」は植物学者・大賀一郎氏が千葉市の2000年以上前の地層から発掘した種子を発芽させ、広まったもの。

 2000年前っていったら、人間がまだ土器とか作ってたころですよ。びっくり。

 なんでもハスの果実の皮はとても厚く、発芽能力を長い間保持することができるのだそう。生命の神秘&古代のロマンを感じます。

葉っぱの小さなプールの秘密

 ハスの葉には撥水性があり、キレイな雫のプールができます。

 雨が降っても水滴はこのような水玉になり、ホコリや虫なども一緒に取り込んで転がって葉の外に落ちていくので、ハスの葉はいつでもキレイな状態なのだそう。我が家にもほしいな、その機能。

 薬師池公園の大賀ハスがたくさんの花をつけるのは、実に3年ぶりなのだそうです。

 昨年と一昨年は日照不足のため、ほんの数株しか咲かなかったとのこと。

 そういった背景もあり、朝8時の時点でハス田の周りが人がいっぱい! みんな早起きしてきたんだなあ。

 早朝に咲き昼には閉じてしまう――。そんなハスの花が持つレア感も人々の心をくすぐるのかもしれません。

ヤマユリも見ごろ

 公園のあちこちに無造作に生えていた「ヤマユリ」。

 堂々たる姿が圧巻です。美しい。

 そして「ユリの王様」と呼ばれるだけあって、甘い香りにも癒されます。

 種をまいてから株が充実し開花するまで、5年以上の歳月を重ね、株が古いほど多くの花をつけるのだそう。

 この子は何歳くらいなんだろうか。

野津田薬師堂にお参り

 趣のある石段を上ると、野津田薬師堂が。

 眼病にご利益があるとされる薬師如来様をお祀りしています。

 この御堂の薬師如来様は秘仏で、直接拝観できるのは12年に一度、寅年の4月1日から5月5日までの約1カ月間だけ。

 次の寅年は2022年。おおっと、来年じゃないか。今から楽しみです。

新たな新名所でお買い物

 ちょっと足を延ばして、2020年4月17日にオープンした「町田薬師池公園 四季彩の杜 西園ウェルカムゲート」まで。

 ちょうど訪れた日は町田産農産物を販売する「ファーマーズマーケット」が開催されていて、大変にぎわっていました。

 直売所にて、黄人参とトマトドレッシング、飲むヨーグルトを購入。すべて町田産です。

 直売所って、ついつい財布のヒモがゆるんじゃいますよねー。

おわりに

 今回お邪魔した薬師池公園は「新東京百景」などにも選ばれた、町田市を代表する公園です。

 大賀ハス以外にもハナショウブや梅、サクラなど四季折々の草花を愛でることができます。

 町田駅からバスで20分ほどでこの景色。東京都とは思えないのどかさです。緑が目に優しい……。

 またリフレッシュしに来たいと思います。

adress:東京都町田市野津田町3270番地

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


「見慣れる」ってこわい 散らかった部屋を眺めて考えたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日用品は見た目も大事よね♡ 好みの香りで良質な睡眠時間を
 コクハクリーダーズ1期生の「あんず」と申します。今回、ワクワクしながら新商品を使う機会に恵まれました。  日常生活で...
2023-12-16 17:32 ライフスタイル
コスパ最強!シクラメン超長生き育成術、この冬は美しい姿をキープさせる
 暖冬にも程がある2023年師走ですね。  カントリー風情たっぷりの立地にある猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花...
温泉旅行を計画中! でも浴衣の下は何が正解? オトナ女性の3つの選択肢
 彼氏や女友達と楽しむ温泉旅行。最近では旅館に添えつけの浴衣が用意されているところも多いですよね。  でも浴衣姿で...
ふわっと何かが降り立った? 神々の宿る土地の光は優しい
 夜道を歩いていたら、ふわっと何かが降り立った気がした。  振り返ると黄色い稲穂が揺れていた。でも全然怖くはなかっ...
尾道の町並みより絶景也! 恥ずかしがり屋のクロ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
悪臭漂う子どもの地獄汚部屋にもう限界!私がブチ切れた“ゴミ袋事件”の夜
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ぼっちの年越し最高!大人の女性だからこそ許される“心の洗濯”プラン5選
 お正月といえば、恋人と過ごしたり、実家に帰省したり、賑やかに過ごす人が多いですよね。でも実は今、ぼっちでも一人のお正月...
『姑息(こそく)』本来の意味は“ずるい”ではなく、一時しのぎ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり読み切り漫画/第63回「フクフクモフモフ規格外ナノダ」
【連載第63回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
子、姪、甥への「お年玉適正価格」問題 親戚と決めた我が家のルールは…
 子供たちのお正月の楽しみといえば、なんといっても「お年玉」ですよね。でも、大人にとっては「親戚の子へのお年玉の額をどう...
【45歳からの歯科矯正】まじか。矯正8カ月で主治医から衝撃の提案が…
【これまでのお話し】 45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#...
鮮やかな朱色にハッとする 見つけたのは秋が忘れていった物
 ずいぶんと歩いたけれど、ひときわ映える朱色にハッとして顔を上げた。 「秋の忘れ物」もきっと鳥に見つかって、最後は...
共働き夫婦はいつ洗濯物を干すのが正解? 一長一短な6つの選択肢
 現代では、多くの夫婦が共働きですよね。そこで問題となるのが「洗濯物をいつ干すか」という点です。特に朝からのフルタイム出...
「自信がない人」必見! 必要なのは“勇気”なのかもしれない
 突然ですが、みなさんは自信と勇気の違いって説明できますか? 私はよく自信がなくて悩むのですが、本当は「勇気のなさ」こそ...
節約は正義!家庭で過ごすクリスマスアイデア【飾りつけ編・レシピ編】
 一年の最後の大イベントといえば、やっぱりクリスマスですよね。特に子供のいる家庭では、部屋の飾りつけやパーティー料理など...
2023-12-07 06:00 ライフスタイル