結婚すれば離婚も苦労 「疫病神でしかないダメ男」特徴3つ

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-03-28 06:12
投稿日:2019-02-23 06:01

“ホンモノのダメ男”を選んだら最後…

 婚活を意識していらっしゃる読者のみなさまのなかには「もう、こうなったらダメ男でもいいから、とりあえずゴールインしちゃいたいわ!」とお考えの女性もいると思います。

 人間、大なり小なり欠点はありますし、どんなにラブラブでゴールインした友人夫婦でも、少し時間が経つと夫の愚痴ばかり言っている……というのもありがちだけに「多少のダメ男なら、結婚相手の候補にできる」のも、あながち間違ってはいないはずです。

 しかし“多少のダメ男”のつもりで結婚した相手が、筋金入りのダメ男だった場合には、離婚するのにも困難がつきまとうのも常。

 そう、“ホンモノのダメ男”を選んでしまうと「ダメだったときには、離婚すればいいや」の目論見さえも、計画どおりに進まなくなる落とし穴が潜むのです。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする私、並木まきが、絶対に結婚するべきではない疫病神のようなダメ男、つまり“ホンモノのダメ男”にまつわる特徴に迫ります。

1:サイコパスちっくな面がある

 少し前に「サイコパス」という言葉が流行りましたが、サイコパス気質なダメ男は、基本的に他者の痛みが理解できず、とにかく自分のことしか考えることができません。

 そのため利害が一致しているときには“いい人”でも、ひとたび妻と対立する関係になれば、容赦ない言動の数々で妻を苦しめる存在に。

 さらにはそこで妻が離婚したい、夫は離婚したくないというケースでは、夫はサイコパスらしさを前面に出し、離婚の話には応じようとしないまま、ただひたすらに妻への嫌がらせを繰り返し追い詰めるという、地獄のような展開に至りがちです。

 私が知るサイコパス夫と離婚調停した女性は、協議離婚の間、決して話し合いに応じてもらえることなく、健康保険証を取り上げられたり生活費を打ち切ったりといった嫌がらせをされた揚げ句、「俺を怒らせると、どうなるかわかったか?」と、今どきサスペンスドラマでも耳にしない陳腐なセリフを吐かれるという戦慄の体験をしています。

2:いい歳してマザコン

 男は大なり小なりマザコンだと言われますが、いい歳したマザコン男は極度のダメ男に分類して間違いないと思います。40代や50代など、それなりの年齢でマザコンな男は、結婚生活や離婚などにおいても、すべてマザーの言いなり。

 平たく言ってしまえば、人生の大事な局面において自分の意見がなく、すべてマザーの意向で決定したがるだけに、超絶面倒くさいダメ男に分類されます。

 私が知る50代マザコン男と結婚した女性は、結婚生活で散々、姑にいびられた結果、「もう耐えられない!」と離婚を決意しますが、夫がいちいちマザーの意見を尊重するために妻が本来もらえる財産分与でも難航。話し合いがいっこうに進まず、結局「もう何もいらないから、離婚届に判だけ押して!」と、マザーとマザコン男の粘り勝ちとも映る形での離婚しか勝ち得ませんでした。

3:根がいい加減でリスクヘッジができない男

 性根がいい加減で、リスクヘッジができない男も、絶対に結婚すべきではないダメ男です。

 このタイプは交際期間中には「おおらかでいい人」なんて評価されることもあるだけに、侮れない存在。しかしながら、いざ結婚生活を始めると、そのいい加減な性分に妻がイライラしてストレスフルな日々を送るケースも多いです。

 また、こういったダメ男は、離婚をするとなっても“根がズボラ”なゆえに話し合いがまったく進まず、かつ“リスクヘッジができない”ゆえに自らに不利になることの計算ができないことから、駆け引きも苦手で交渉も難航しがち。

 私が知るこの手の男と離婚したケースでは、協議では話がまとまらず調停に持ち込むも、夫が期日に来なかったり、調停員と約束した書類を一切提出しなかったりといった奇行が多く、調停員も呆れかえるなか離婚成立を優先した妻が、“取れるべきものも取らずに”別れた話があります。

「ダメ男と結婚したとしても、いざとなれば離婚すればいいし」と、婚活成就を狙うあまりに妥協をしてしまうのは博打のような決断でもあります。

 少々のダメ男なら、生活していくうちに矯正も叶いそうですが、筋金入りのダメ男となると、離婚するのも苦労が伴うリスクを念頭に置いておいて損はなさそうです。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


“レス夫は同居人”と割り切る40代主婦の告白「まさか女性に惹かれるなんて…」#1
 近年、LGBTが当然のように謳われている。自身の性の自認をためらうことなくオープンにできる時代となった。そんな中、初め...
蒼井凜花 2024-11-15 06:00 ラブ
夫婦喧嘩の“テッパン仲直りワード”6選。「ごめん」が言い出せない時、あるよね
 夫婦喧嘩が長引くのはストレスですよね。とはいえ、気が知れた家族だからこそ「ごめん」の一言を言うのが難しい場合もあるもの...
恋バナ調査隊 2024-11-15 06:00 ラブ
痛い目に遭わない「担当ホスト」4つの見つけ方。ホストクラブ乱立、近年急増する意外な展開も…
 ホストクラブ乱立のため、ホストの人数も増えています。そうなると、指名ホストを選ぶ側の女性も「どの店の誰にしよう?」とか...
内藤みか 2024-11-14 06:00 ラブ
「マチアプ疲れ」7つの原因。優しい女性ほどドツボに…場合によっては休憩も必要
「恋愛したい」「結婚したい」と思い、出会いを求めてマチアプを利用している人は多いでしょう。  でも“マチアプ疲れ”を感...
恋バナ調査隊 2024-11-14 06:00 ラブ
女が彼氏を家に呼びたくない4つの理由と無難な断り方。その悩み、あなただけじゃないよ
 誰よりも大好きで大切な彼氏。でも「どんなに好きでも、自分の家には呼びたくない!」と彼氏が自宅に来るのに嫌悪感を抱いてし...
恋バナ調査隊 2024-11-12 06:00 ラブ
新婚旅行、あなたは行く派or行かない派? 両サイドの意見を聞いてみた
 夫婦になった2人の最初の思い出づくりの場、新婚旅行。「新婚旅行は絶対行かなきゃ!」と張り切る夫婦もいる一方で「新婚旅行...
恋バナ調査隊 2024-11-11 06:00 ラブ
ウチの夫ができないこと6選。妻の不満爆発! いい年してそんなこともできないの?
 あなたの夫ができないことはなんですか? 今回は“うちの夫ができないこと”をテーマに、妻たちが抱える不満をご紹介します。...
恋バナ調査隊 2024-11-10 06:00 ラブ
《やっぱりそうなるか》3児の母・菊川怜が離婚…結婚生活がうまくいかない男の特徴は?
 女優の菊川怜(46)が6日、自身のインスタグラムを更新。2017年4月に結婚した実業家の穐田(あきた)誉輝氏(55)と...
「笑ってくれなくても妻が好き」事実婚を解消できない人見知り男の悲哀
「冷酷と激情のあいだvol.220〜女性編〜」では、事実婚の夫であるトシカズさん(46歳・仮名)が、家のことについて毎回...
並木まき 2024-11-09 06:00 ラブ
事実婚夫の「やらされてる」感アピが許せない! 46歳女は“完全無視”作戦も視野に
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-11-09 06:00 ラブ
マッチングアプリのデートを早く切り上げたい! 違和感→自然と撤収するマル秘テク
 マッチングアプリでやりとりをしてなんとかデートに漕ぎ着けたものの、いざ会ってみると「なんか思っていた人と違う…」「さっ...
恋バナ調査隊 2024-11-09 06:00 ラブ
「ちゃんと愛してもらえた?」シャワー禁止のミッションで芽生えたある感情 #3
 真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、現在不倫中。お相手はクラブのお客様である亮平さん(仮名・45歳建築会社社長...
蒼井凜花 2024-11-08 06:00 ラブ
婚活女性の問題7選。結婚したいのに気持ちが追いつかない原因はなに?
 結婚したくて婚活しているものの、なかなか「好き」という感情が湧かず苦戦している女性は少なくないようです。なぜ気持ちが追...
恋バナ調査隊 2024-11-08 06:00 ラブ
マチアプの“写真詐欺男”にダマされない防衛術。経験者たち考案の初デート「秘技」が使える
 マッチングアプリなど知り合って初めて待ち合わせする際に、多くの人が心配するのが「写真詐欺」でしょう。  会ってみ...
内藤みか 2024-11-07 06:00 ラブ
女が元カレにムショーに連絡したくなる7つの瞬間。復縁するつもりはないけれど…
 元カレに未練があり「復縁したい」と思っていたら、連絡したくなるのは自然ですよね。でも、復縁するつもりがなくても元カレに...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ
ただただ困るサプライズポロポーズ5つの悲劇。100年の恋もスンっ!
 大好きな彼からプロポーズされたら、天にも昇る心地になりますよね。でもその一方で「彼のサプライズプロポーズが酷すぎて、た...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ