他人の服を汚した時は「最初の言動」が大切!
どんな人も、自分の服を汚されたらとても嫌な気持ちになりますよね。それが、買ったばかりのお気に入りの服だったり、これからデートに行くところだったりすれば、その怒りはますます大きくなるでしょう。
そんな時、パニックになって「クリーニング代です」と、千円札だけ渡したら、相手はどう感じるでしょうか?「金額の問題じゃない!」と、気持ちを逆撫でしてしまうかもしれません。つまり、いかに相手に「お詫びの気持ちを伝えられるか」が、その後トラブルを招くかどうかの分かれ道になるのです。
トラブルなしで和解! 他人の服を汚した時の対処法4つ
それではさっそく、他人の服を汚した時に取るべき言動をチェックしていきましょう! どの行動をとるのが良いかは場合によって違うので、状況に応じた適切な言動を判断してくださいね。
1. まずは「お詫びの言葉」を伝える
服を汚すトラブルを起こしてしまった時、多くの人はパニックになって「クリーニング代を払います!」と、お金の心配をするでしょう。でも、汚された相手の気持ちになれば、それは二の次。「このあとの予定や、お気に入りの服なのに……」ということが気になるものです。
この気持ちのズレが、相手を怒らせる原因になることも。そのため、服を汚してしまった時には、まず「申し訳ありません!」「やけどしていませんか?」など、相手を気遣う言葉をかけるようにしましょう。
2. 相手の立場を考えて対応する
お詫びをしたあとは、服を汚された相手の立場を考えて対応するようにしましょう。「時間がないので、弁償についてはあとで連絡します」と言われれば、速やかに名刺など連絡先を渡します。
また、相手が「この後、人に会うのに困った……」といった状況なら、ひとまず近くのお店で代用できる服を買える最低限の現金を渡すというのもありですね。
3. 不快感を出さずに誠心誠意謝罪する
誠心誠意お詫びをしたのに、クリーニング代や弁償代を請求されると「謝っているのに……」と、不快感をあらわにする人がいます。でもこれはNGです。
ケースにもよりますが、言い訳をしたり、相手も悪かったなどと指摘したりすると、多くの場合、トラブルに発展してしまいます。ある程度の金額を出すことになることを覚悟しておいたほうが無難でしょう。
汚してしまった事実があるなら、とにかく謝ることに集中すること。そうすることではじめて、相手に「そこまで謝るなら許そうかな」という気持ちが生まれるのです。
4. 弁償代を送る場合は可能なら「お詫びの手紙」を添えて
弁償代を現金書留で送る場合は、お詫びの手紙を添えるとより誠意が伝わります。内容としては……
・汚してしまったことに対するお詫び
・汚れてしまった原因について
・反省の気持ち
自分の立場を落としてしっかり謝ることで、相手もこれ以上怒りがエスカレートするリスクを抑えることができるはずです。
他人の服を汚した時にトラブルになったら弁護士に相談を
お詫びの気持ちと誠意を見せても、人によっては「精神的苦痛を受けた」ということを理由に高額な慰謝料や弁償代を請求してくることもあります。
もし、わからないことや不審に思う点、トラブルなどに巻き込まれた時には、遠慮せずに弁護士に相談しましょう。時系列にメモなどを残しておくと良いかもしれません。対処法は個々のケースによっても違うため、まずは話だけでもしてみてくださいね。
他人の服を汚したら「相手の立場」を理解してとにかくお詫びを!
今回は、他人の服を汚した時、トラブルにならない対処法をお伝えしました。でも、まず頭に置いておきたいのは、「相手も人間だ」ということ。どんなにいい人でも、こちらの対応次第では、態度がまったく違ってくるでしょう。
あくまで、汚したのは自分だということを意識して「相手の立場を理解する」「すぐにお金で解決しようとしない」「謝ることに徹する」という対応をしてみましょう。トラブルなく和解できるための参考になれば幸いです。
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