記憶から抹消したい…? ダメ恋や失恋でも後悔しない考え方

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-08-23 06:00
投稿日:2021-08-23 06:00
 失恋や離婚って悲しい反面、あまりに理不尽な仕打ちを受けると「あの人にかけた時間が無駄だった……」なんて後悔することもありますよね。記憶から抹消したい黒歴史もたくさん……この悔しい気持ちは、一体どのように昇華すればいいのでしょうか。
 この漫画の主人公リコちゃんは、職場の同僚の柏原さんと悲しいお別れをしてしまいました。それから少し時間がたち、リコちゃんの環境も変わってきたようで……。

すべての出会いに意味を見出そう

 これは私の考えですが、あらゆる出会いには意味があると思っています。

 いい出会いだけでなく、散々な思いをした相手からも何か学ぶものはあるはず。人って、嫌いな人を見て「自分はこうはなるまい」と思うものです。つまり自分の価値観を形成していく上で、嫌いな人の存在もとっても大切なんだと思います。

 また、苦い思いをしたときこそ成長のチャンス。失敗した原因を徹底的に考えてみましょう。仮に相手に100%の非があってお別れになったとしても、その相手を選んだのはあなた自身。失敗するに至ったあなた自身の原因について分析できれば、二度と同じ失敗をしないための教訓とすることができるでしょう。

 いい出会いも、出会わなければよかったと思う出会いも、これまでのすべての出会いが今のあなたをつくっています。一つ一つの出会いに意味を見出し、成功も失敗も次に活かしましょう。

 1年後のあなたをつくるのも、10年後のあなたをつくるのも、今のあなたにしかできないのですから。どうせ年を重ねるなら、酸いも甘いも知った大人の女性になりたいものです。

登場人物紹介

リコ
幸せの絶頂から一転、離婚したけど立ち直ってきたアラサー。 新たな一歩を踏み出すため、職場ともお別れ。柏原さんのメッセージを見て、出会ってよかったなって思えたよ。ありがとう。

柏原さん
リコの会社の同僚で、元カレ。重度のアイドル・アニメオタク。お別れのときは突き放した言い方しちゃったけど……冷静になって、やっぱり僕はリコさんを応援したいなって思いました。どうか、幸せになってくれますように。

リコの職場の同僚たち
課長もお局社員も派遣女子も、み~んなうわさ大好き! 色恋沙汰とかもう、大好物ですッ!! そんなリサバ食品の総務部総務課(一部)でーす。リコちゃんがいなくなっちゃうのほんと寂しー!! 2人の恋の行方、ひっそり見守ってましたよ。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

ライフスタイル 新着一覧


こっそり教えます! 実は私が“詐称”してること7つ「経験人数2人は大ウソ」「インスタ料理は母親作」
 あなたは、なんの偽りもなく生きていますか? 自分をよく見せたくて、あるいは相手に話を合わせたくて嘘をついてしまうことは...
【漢字探し】「孆(エイ)」の中にまぎれた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「飲み物買ってきて」私は“付き人”ですか?? ママ友からのびっくりLINE3選。図々しさに絶句…
 ママ友がいないことをネガティブに捉える人もいますが、いたらいたで違う悩みや厄介事が増えるかもしれません。今回は、図々し...
「代官山のトレースだね」地元同級生からの“皮肉”が刺さる…“私は違う”と信じた女が虚飾に気付く瞬間
 都内から鈍行電車で2時間ほどの港町の故郷に朱里はUターンし、古民家を改装したギャラリーカフェをオープンする。しかし、知...
「Google☆1つ」の屈辱。感度の高いカフェは“地元民”に理解されないの? Uターン女が頼った最終手段
 都内から鈍行電車で2時間ほどの港町の故郷に朱里はUターンし、古民家を改装したギャラリーカフェをオープンする。元イラスト...
「クソださ…」田舎を自分の力で変えてやる――理想の“カフェ”を開いた女の野望と誤算。おじさんのたまり場にしないで!
 根上朱里が生まれ育ったのは、東京から鈍行列車で2時間ほど揺られた終点にある港町だ。  近年は都内から気軽に行ける...
ドキッ。無意識にやってるかも…“警戒される人”8つの特徴。その笑顔、怖がられてるよ!
 人に距離を置かれる、人と深い関係になれないなど、人間関係で悩みを抱えているそこのあなた。もしかしたらあなた自身の言動が...
ヤバッ!「また友達いなくなるよ」一言で音信不通。LINEで“送らなきゃよかった”禁断ワード3選
 大切な人とケンカになったときは、ちょっと距離を置いて冷静になるべきかも。感情的になったまま会話を続けると、相手を傷つけ...
婚活疲れの最終手段、 “地方移住”は希望だったのに…女性が見た厳しい現実「介護要員は嫌」と嘆き
 このまま婚活や恋活をしていてもいい人が見つからない……そう感じる女性は、別の方向性を模索します。特にアラフィフは焦るあ...
すみません、汚れがごっそり取れました!「100均お掃除グッズ」でベランダすっきり大作戦、スタート♪
 ようやく涼しくなり網戸をして1日中窓を開けたくなる季節になりました。夏の間放置していたベランダを見て、思わずため息……...
“大人の社交場”ってなんだ? ホステスが「高級クラブも場末スナックも本質は同じ」と思うワケ
 大人のみなさんは“大人の社交場”という言葉に対してどんな印象をお持ちですか? 秘密の会合っぽい・リッチな雰囲気など、わ...
ヒィッ!私の生活が記録されていた…怖~い隣人エピソード5選。子どもへの詮索はなに?
 これからご紹介するのは“怖い隣人”の話。男女5人に、恐怖体験や悩んでいることを教えてもらいました。隣にどんな人が住んで...
これぞ「国宝ω」 “にゃんたま”に宿る聖なるパワー、みんなに届け~!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「あの人、闇ルートだよ」AD時代に聞いた芸能界のウラ事情。実力だけじゃ残れない“生々しい”駆け引き
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
い、いらねえ! 謎の置物にチャイナ服…困った“ご当地土産”3選。「お土産何がいい」にはどう返すのが正解?
 友人やご近所さんからもらうお土産。もらって嬉しいものもある一方、「一体なんでこれを選んだの?」と思ってしまうような「い...
中年女の増えた「抜け毛」これも更年期のせい? いやしかし…美容師からの“言葉”に反省した秋
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...