厳しい残暑に清涼を!ウコンの花「クルクマ」の美しい花姿

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-09-01 06:00
投稿日:2021-09-01 06:00

残暑はまだまだ厳しい!助けてクルクマ!

 お花屋さんで観賞用として販売されている「クルクマ」の歴史は意外にも浅く、1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」にて日本に初めて紹介をされたのでございます。

 それまでは塊根が食用や漢方、着色料として知られていたウコンが、鑑賞用の花として国内でも栽培・品種改良がされるようになり、現在ではお花の種類が少ない夏の暑い時期に、お花屋さんの店頭を守ってくれる頼りになるお花に成長いたしました。

 前述の通り、切り花としてのクルクマは色、大きさともにとても豊富。鉢物だってございます。

 そして何より日保ちも抜群! 夏の出始めだと1カ月近くのロングライフな種類も。花屋のワタクシでも、売るには日にちが経っているけど、処分するのは迷ってしまうほどガッチリしたクルクマも正直ございます。

 旬な季節が夏ということもあり、お盆やお彼岸などの仏花としても大活躍! もちろん、お祝いの花束やアレンジでも、他のお花と見事にマッチングしながら、静かなる自己主張で存在をアピールしております。個性的なフォルムのお花やグリーンと合わせても負けない、なかなかデキるお花でございますわよ。

クルクマのお手入れ方法

 お手入れ方法はとてもカンタン。

 切り花としてのクルクマは、はっきり言って特別な水揚げ方法も必要ございません。茎はみずみずしくシャキッとしており、水の吸い口をナイフやハサミで斜めに切ると、ほのかにさわやかな香りがいたします。

 もし可能であれば、一日一回、保湿のため苞葉や花に霧吹きをするとさらに日保ちがいたしますが、別にやらなくても十分日保ちが期待できますので、アナタが苦労しない方法でお楽しみくださいませ。

 まるで南国をイメージするような爽やかで清々しい花姿のクルクマ。まさに夏限定の今しかないお花でございますので、ぜひお試しあれ。

 もう一つの花言葉「乙女の香り」そのまま、清々しく香り立つようなクルクマの美しい花姿が、アナタの傍らで極上の癒しの時間を提供してくれることを、遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


【にわか呑み鉄】電車とビール好きにたまらない「流鉄BEER電車」に参戦
 さる9月2日(土)、千葉県流山市で「電車好き」と「ビール好き」垂涎の1日限りのイベントが開催されました。  通常は入...
かつて入り浸った店も 横丁の思い出も時代と共に変わってゆく
 昼間の細い路地を軽装の観光客が闊歩する。  誰かにとってはノスタルジーでも、また違う誰かにとっては新鮮に映るんだ...
にゃんたま写真の成立には“たまたま”への愛のピントがマスト
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「才色兼備」は女性だけに使われる不適切表現?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ずーっといい子ちゃんとか無理!「笑える悪口LINE」で上手に息抜きを
 友達や同僚から人の悪口を聞かされたらあまり良い気分にならないでしょう。でもそれがユニークな悪口だとしたら、思わずクスッ...
ほっこり読み切り漫画/第57回「隣りの芝生はオーノー」
【連載第57回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
これって良心ですか、マウントですか?「おまいう」説教LINE3選
 説教をされて、いい気分になる人はあまりいませんよね。でも、いつもどこか偉そうで、何かと説教をしてくる人はいるもの。 ...
相棒のぬいぐるみは無理! 大人になっても捨てられないもの6選と対処法
 物や情報に溢れた現代では、断捨離やミニマリストに憧れる人が多いですよね! でも、大人になってもどうしても捨てられないも...
40代で振り返ると納得!いろいろあった人生の転機、思い出してみない?
 人生の転機とは、その時には気がつかず、後になってから「転機だった」と気がつくもの。特に40代を過ぎると、人生の前半を振...
今年はお日様が大きく見える そろそろ落ち着いてくれるかな
 この数年で男性の日傘がすっかり定着したのも納得の暑さ。  日陰に逃げても、どこまでも太陽に追いかけられている気が...
記事読んだらソワソワ♡ 予定がない週末は寝溜めより楽しい6つのことを
 子どもの頃は暇さえあれば遊んでいたのに、大人になると週末は「予定もないし、寝溜めしておくか〜」と何もしない1日を過ごし...
人生これで正解? “30代からの思春期”ミッドライフクライシスに勝つ法
 大人のみなさん、「私の人生、これで良かったの?」と考えて不安になる時はありませんか? そしてその不安、名前がついている...
マジで買ってよかった! 猛暑に活躍&まだまだ使い倒す涼感アイテム3選
 8月の東京はなんと31日連続真夏日! いやー、暑かった。9月になったらちょっとは涼しくなるかなと思いきや、まだまだ厳し...
モフらずにはいられない!無防備すぎる“たまたま”にメロメロ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“我が城”で1ミリも後悔したくない!自宅の間取り注意すべきポイント8つ
 こだわり抜いて設計したはずの夢のマイホームでも、住み始めたら「え、この間取り不便!」とガッカリすることがあるようです。...
「事故物件に住んでるよ」メンタル強すぎでしょ! 鋼の心臓LINE3選
「強さ」にはさまざまありますが、特に鍛えたいのが「メンタル」。心が強ければ、小さなことに悩まず、ピンチもチャンスと捉えて...