長年交際した彼女と別れてすぐに他の女性と結婚する男性心理

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2021-09-14 18:11
投稿日:2021-09-14 06:00
 何年も付き合っていた彼女とは結婚しないまま別れて、その後に付き合った新しい彼女とあっさり結婚する男性って少なからずいますよね。芸能人なんかでも、下積み時代からずっと付き合っていた彼女がいたのに、売れたら別れて、結局は違う女性と結婚した、といったニュースもたびたび耳にするかと思います。
 では、なぜ彼らは長年付き合った彼女とは結婚せずに、新しい彼女とすぐにで結婚するのでしょうか? そこには思わぬ男性心理が……。今回は同様の経験をしたことのある二人の男性にお話を伺いました。

見た目がどストライクの年下彼女との結婚に躊躇

 彼女とは飲み会で出会って一目惚れをし、猛アプローチの末に付き合えるようになったというAさん。当時、彼女は一回り年下の25歳で、雰囲気が小島瑠璃子に似たスタイル抜群の美女だったといいます。

「最初はとにかく見た目がタイプで、無我夢中で口説きました。インスタグラムでフォロワーの多いインフルエンサーでもある彼女のため、インスタ映えするお店をリサーチして誘ったり、付き合ってからは旅行にもたくさん連れて行きましたね」

 ところが、付き合い始めて半年が過ぎたあたりから、Aさんは彼女の行動に少し気になる所が出てきたそうです。

「待ち合わせに遅刻することです。最初は5分、10分といった遅れ具合だったので可愛いもんだなと思っていたのですが、だんだん30分、1時間と大幅に遅れるようになってきて。ひどい時には待ち合わせ時間に現れないから電話したら“ごめん、今起きた”なんていうこともあって、さすがにイラっとしました」

 とはいえ彼女はまだ若いし、自分も惚れた弱みがあるので怒ったりはせずに許容してきたというAさん。ただ、遅刻以外にも問題は出てきたようで……。

「記念日でもないのに、洋服やバッグなどを買ってと平気でおねだりしてくるようになりました。また旅行の計画をする時も、三ツ星ホテルしか行きたくないと言ってきたり……とにかくお金がかかるなと」

 彼女の遅刻癖と浪費癖は、どんどんエスカレートしていったのだとか。

彼女とは家庭を築けないと思い別れを決意

 それでも、見た目がどストライクの彼女に甘えられたりすると弱いし、性欲も止まらなかったのだそう。世代の違う彼女の話はいつも刺激的で楽しかったし、男友達からも「あんなに若くて可愛い子と付き合えて、お前はいいな〜」と羨ましがられるので、彼女を手放したらもったいない気がしていたそうです。今まで彼女に惚れ込んで尽くし、お金も散々かけてきたので、もう引けない所まで来ていたのかもしれませんね。

 交際期間は1年、2年と過ぎ、3年目に差し掛かっていたそうです。

「ただ、僕も40歳目前になり、そろそろ結婚を真剣に考えなければな、というステージに入りました。普通に考えれば、その時に付き合っている彼女と結婚をするのが自然な流れでしょう。でも、時間が守れなくてお金を浪費するような彼女が妻になったら、子どもの母親になったら……、果たしてしっかりと家庭を築けるのか?と」

 Aさんが出した答えはNO!

 彼女との結婚は考えられないとの結論に至り、別れることに。

 そして、別れた後からすぐに真剣に婚活を始めたAさんは、友人から「いい人がいる」と紹介された女性と、交際3か月でスピード結婚。

「妻は35歳のおとなしいタイプではありますが、礼儀がしっかりとした家庭的な女性。料理も上手です。遅刻や浪費? 全くないですね(笑)。体型もぽっちゃりとしていて、前の彼女とは正反対です。本当にいいパートナーと出会えて今は幸せです」

 男性にとって「付き合いたいと思う女性」と「結婚したいと思う女性」は、違うのかもしれませんね。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


プライドの高さは一丁前!「真面目系クズな男性」4つの特徴&対処法
一見、人当たりがよく真面目そうな男性と思い、いざ付き合ってみたら最低男だったなんて経験はありませんか? 実際に「真面目系...
恋バナ調査隊 2023-08-07 06:00 ラブ
玉の輿を目指すのは個人の自由!実業家男性と結婚する“最短”の方法
「実業家のお金持ちの男性と結婚したい!」そんな風に夢見ている女性も、少なくないのではないでしょうか。今回は、玉の輿にのり...
恋バナ調査隊 2023-08-06 06:00 ラブ
同棲失敗体験談4選…家具家電を割り勘で購入→“諭吉”の処遇はどうなる!?
 恋愛の先に結婚を見据えている大人女性は少なくないでしょう。中には彼との結婚を考えて、同棲をスタートさせようとしている人...
恋バナ調査隊 2023-08-06 06:00 ラブ
「遊ぶ女の子はいるけど…」パパ活沼に落ちた男が妻に心底隠したいこと
「冷酷と激情のあいだvol.154〜女性編〜」では、夫であるトシヒロさん(仮名)がパパ活や副業をしている事実を突き止めた...
並木まき 2023-08-05 06:00 ラブ
夫婦仲が凍っているからこそ嫌!夫のパパ活と資金源に疑念を抱く43歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-08-05 06:00 ラブ
“手紙は毛蟹”で丸1日頑張った!? 食いしん坊カップルのほっこりLINE3選
 仲の良いカップルは、2人の共通の楽しみを持っているケースが多いですよね! 同じ話題で盛り上がれるし、喜ぶポイントが似て...
恋バナ調査隊 2023-08-05 06:00 ラブ
近況にゾゾ、別れた自分ナイス! 結婚しなくてよかった元彼の裏の顔5選
“恋は盲目”といわれるように、相手に夢中になっているときは冷静な判断ができなくなりますよね。ただその状態で結婚すれば、...
恋バナ調査隊 2023-08-05 06:00 ラブ
道ならぬ恋「不倫」がうまくいく確率は? 成就or破局を決める分岐点4つ
 不倫をしている女性は、心の底では罪悪感を抱いていたり、うまくいく確率は少ないとわかっていながらもやめられなかったり、心...
恋バナ調査隊 2023-08-05 06:00 ラブ
SNSで見つけた女性限定「猥談オフ会」に初参加→「性」相談してきた
 性の悩みは、大人になっても尽きないもの。パートナーがいても、セックスレスだったり、昔はなかった性交痛に悩まされたり。逆...
ミクニシオリ 2023-08-04 06:00 ラブ
「職業は?年収は?」の質問攻め!娘の恋愛に干渉してくる親への対処法
「いつ結婚するの?」「今お付き合いしている彼はどんな人なの? 職業は? 年収は?」と恋愛に過干渉な親に困っている女性も少...
恋バナ調査隊 2023-08-04 06:00 ラブ
思えばストーカー予備軍かも? 粘着質な男の見抜き方と別れのコツ
 男性の中には粘着質な性格で、別れ方に気をつけないとストーカーに豹変しそうな人がいますよね……。気持ちは冷めているのに、...
恋バナ調査隊 2023-08-04 06:00 ラブ
都内よりも激安!? 旅先でイケメンの恋人を“レンタル調達”したR美さん談
 夏本番、海に山にとアクティブに出かける人も多いでしょう。そんななか、おひとりさまで旅をする人もいるかと思います。  ...
内藤みか 2023-08-03 06:00 ラブ
結婚後の浮気どこから? 男女別エピと傾向から学ぶ「アウトの境界線」
 結婚後、どこからが浮気なのかは、「手をつないだらアウト」「食事をしたらアウト」など、人によって実にさまざまな意見に別れ...
恋バナ調査隊 2023-08-03 06:00 ラブ
夏に不倫が増えるのなあぜなあぜ? 5つのエピソードから読み解く
 夏の青い空や、広い青い海を眺めていると、開放的な気分になりますよね。そのせいか「思い切り楽しんじゃえ〜!」と不倫する人...
恋バナ調査隊 2023-08-02 06:00 ラブ
結婚を決意させるには?彼は結婚したい気持ちに気付いてる説
 今のパートナーや、次に付き合う恋人と結婚したいと思ってる方に聞きたいのですが、男性って結婚の話になると逃げ足が早くない...
若林杏樹 2023-08-02 06:00 ラブ
「夫婦の秘密」はあっても良い? 実はみんな色々隠してる!
 皆さん、パートナーに打ち明けていない隠し事ってありますか?  私はめちゃめちゃあります(笑)。  そもそもこの...
豆木メイ 2023-08-01 08:56 ラブ