合コンで口説いてきた男性…実は「友達の婚約者」だった話

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2019-09-10 06:44
投稿日:2019-02-23 06:00
 日夜、いたるところで繰り広げられている合コンにも、それぞれにドラマがあるものです。日本合コン協会の会長をしている私のところにも、実に「ザンネンな恋の話」が日々寄せられます。今回は、「30歳までに結婚したい!」と意気込んでいる29歳婚活OLのエミちゃん(仮名)が、とある合コンで出会った男性との #ザン恋 エピソードをご紹介。

広告マンの肉食系アプローチにメロメロ

 合コンの幹事が得意な女友達に誘われて行った、3対3のお食事会。

 お相手の男性陣は大学の同級生同士ということで、仕事は違えど仲が良さそうなメンバーです。

 その中にいた、大手広告代理店に勤務するAくんは、最初からエミちゃんに「可愛いね」と言ってきたり、常に隣の席をキープして猛アプローチしていました。

 エミちゃんも、他の女子に目もくれずガンガン攻めてくる広告マンの熱意に、まんざらでもないご様子。

 合コン終了後も、もちろんすぐにAくんからLINEが来て、次のデートが決定。

 その後もひっきりなしに来るAくんからのマメなLINEに、エミちゃんも恋の予感をしながら、また会える日を楽しみに待っていました。

偶然SNSで見かけた写真に驚きの事実が

 その間に何気なくSNSを見ていたら、ここ1年くらい会えていなかった友達が「婚約しました♡」とアップしている写真に、なんとAくんの姿が!

「え……?一体どういうこと?」

 そう、Aくんには婚約者がいたのです。

 しかも、その婚約者は、エミちゃんの友達!

 でも、この時すでにAくんは気になる存在になっていたし、「もしかしたら何かの間違いかも?」という一縷の望みを胸に、一度はデートに行こうと決意!そして対面の日を迎えました。

 初めて2人きりで食事に行ってみたけど、やっぱり楽しい!

 引き出しの多い軽快なトークと、要所要所に垣間見える好き好きアピールに、エミちゃんはさらに惹かれていきました。

気づいていない彼を問いただしてみると…

 一軒目で盛り上がり、「エミちゃんともっと深い話がしたいから」と二軒目も行こうと誘ってくるAくん。

 でも、これ以上一緒にいると本気になってしまう、と思ったエミちゃんは、お店を出た時に意を決して聞いたのです。

エミ 「Aくんって、婚約者いるよね?」

Aくん 「え?どういうこと??」

 どうやらトボケるつもりのようなので、さらに突っ込んで、

エミ 「○○ちゃんと婚約してるんでしょ?私、友達なの」

 と言うと、ものすごく慌てた様子で、

Aくん 「あっ……そうなんだ、そうそう!その話もしたくてさ」

 と、大汗をかいて苦し紛れの言い訳をしていたそうです。そして2人は二軒目に行くことはなく、帰路につきました。

モテる男には何かある?

 エミちゃんとしては、好きになりかけた人が友達の婚約者ということがショックだったけど、本気になる前に真実がわかって良かったとのこと。

 話上手でスペックも良く、肉食系でガンガン攻めてくる男性……そりゃあモテないはずはないけれど。

 婚活系のイベント会社が主催する合コンでは、独身かどうかの身元確認が徹底されていますが、友達のセッティングで合コンをする場合は、既婚者や婚約者アリという人も紛れていることがあるので、要確認ですね。

【今日の一言メモ】マメな男は浮気上手

 つらい経験が人生の糧になる!ザンネンな恋は、本当に幸せな恋へのステップと信じて……また新たな出会いを見つけにいきましょう。

 次回の #ザン恋 もお楽しみに!

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夏休みのイライラはセルフプレジャーで解消!母親業こそ「ご自愛」が大事
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  夏休みも...
豆木メイ 2024-08-13 06:00 ラブ
追いLINEは危険すぎ!「待てない女はモテない」理由4つと待つメリット
 気になる男性との距離を縮めようと、自分から連絡したり追いLINEしたりする女性もいるでしょう。でもちょっと待って…! ...
恋バナ調査隊 2024-08-12 06:00 ラブ
小学生から知識だけは豊富。アラフィフ処女が48歳で“女風”を初予約する
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳まで処女だった私ですが、これまでコラムでも綴ってき...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:45 ラブ
「買い物でも夜の生活でも満足させたい」恋人のために“プロ練習”もいとわない60代男性
「冷酷と激情のあいだvol.207〜女性編〜」では、60代のトシオさん(仮名)からの熱烈なアプローチによって、交際を始め...
並木まき 2024-08-17 08:48 ラブ
60代男性とマチアプで出会い交際中。旅行に誘われ“隠れた性欲”に怯える40代女「気持ちが悪い」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-10 06:00 ラブ
婚活中のシンパパは宝! “孫が欲しい”アラフォー・アラフィフ女性にもおすすめできる
 業界平均15%と言われる成婚率において約80%の高い成婚率(※)を誇る結婚相談所「マリーミー」代表の植草美幸氏。そんな...
植草美幸 2024-10-24 16:10 ラブ
人生初の女風を予約。肝心のデートで“ドタキャン”食らったアラフォー女性のモヤッ
 寂しくて、恋人をレンタルしようとする女性がいます。女性用風俗サイトなどでは、デートコースを設け、そうした女性のニーズに...
内藤みか 2024-08-08 06:00 ラブ
「魔性の女」を自称する者よ、自信はどこから? 赤っ恥エピとその頭ん中
 自称 “魔性の女” を名乗る女性に限って、痛いエピソードはつきものだったりします。「恋愛相談なら私に任せて!」「男たち...
恋バナ調査隊 2024-08-08 06:00 ラブ
若さ至上主義にうんざり!レス夫の「この人老けたね」の一言が嫌いなワケ
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  夫がテレビに...
豆木メイ 2024-08-06 06:00 ラブ
ハイスぺ女子はモテない説を逆手に取り、男の庇護欲をくすぐる3つのツボ
 高学歴で、仕事もバリバリこなす高収入のハイスペ女子。女性としては羨ましい限りですが、実は意外にも男性にモテないと悩む人...
恋バナ調査隊 2024-08-06 06:00 ラブ
“いいね500件楽勝”の茶飯ボンビー女が化石男子とAIマッチングした話
 学生時代、知り合いから頼まれマッチングアプリにはびこるサクラのアルバイトをしていた。 一般ユーザーに扮してマチアプに登...
時短美容協会 2024-08-06 06:00 ラブ
禁断の恋が燃え上がるのは一瞬だけ…ダブル不倫のキレイな別れ方4つ
「ダブル不倫、そろそろ潮時な気がする…」「夫を裏切り続けるのはもう耐え切れない」このように、ダブル不倫に足を踏み入れてし...
恋バナ調査隊 2024-08-05 06:00 ラブ
彼とはセックスレス。5つの性欲解消法で不満や寂しさを抱えない!
 交際期間や夫婦生活が長くなると、セックスレスになりやすいですよね。日本では「20代から40代夫婦のセックスレス率が4割...
恋バナ調査隊 2024-08-04 06:00 ラブ
仕事を干され、月収10万円に激減しても彼女より猫と暮らしたい男の本音
「冷酷と激情のあいだvol.206〜女性編〜」では、自立した大人のパートナーシップを前提に、交際を続けてきた恋人・ユウジ...
並木まき 2024-08-17 08:49 ラブ
彼が緊急事態!メンタル崩壊を助けたいが、猫とは暮らせない犬派女の主張
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-03 06:00 ラブ
私よりもTwitter(Xでしょ)ですか!  ツイ廃彼氏の驚愕あるある4選
 現代では、男女関係なくSNSに依存してしまう人が増えています。その代表例が「ツイ廃」(※Xに改名したのは知ってます! ...
恋バナ調査隊 2024-08-03 06:00 ラブ