テレビ東京の深夜枠ドラマが映画化
同性カップルの同棲生活を、2人の食卓を中心に丁寧に描いた「きのう何食べた?」。深夜ドラマでの人気から、このほど11月3日に映画公開された作品ですが、観たことがなくても知っている人は多いはず。
節約家の真面目な弁護士(通称シロさん)を演じる西島英俊さん(48)と、その恋人で美容師役(通称ケンジ)の内野聖陽さん(50)のダブル主演で話題になっていましたね。何より、女性が注目するべきなのは、内野聖陽さんが演じる人当りが良くてチャーミングな美容師ケンジです。
俳優・内野さんは、普段は男っぷりのいい骨っぽい役者さん。しかも、その肉体は筋肉質で浅黒い顔にひげ面とくれば、渋い系はドンピシャです。しかし、その男っぽいビジュアルのまま、気さくで可愛らしい美容師ケンジを演じているわけですが、それが妙にしっくりくる不思議なドラマなのです。
“人は見た目が9割”説を覆す衝撃
人を判断する時に見た目で判断しちゃだめ! と学校で教えるのは、人は見た目で判断するからだーーと説いた書籍がずいぶん前にベストセラーになっていましたね。
確かに知り合ったその日、その瞬間は見てくれ次第で今後が決まると言っても過言ではありません。しかしその見た目で「イマイチ」とジャッジされたとしても、敗者復活できる可能性は大いにあると筆者は痛感しました。俳優・内野聖陽さんの演じるケンジ。見た目は男性なのに、そうだと一瞬忘れさせるチャーミングな演技には、こだわりがあったといいます。
その役作りのインタビューでは、“女性らしい所作を意識してる”と答えていました。振り返る時には、顔より先に体をひねらす、指先の動きや、はにかむ顔など日ごろから女性の動きを熱心に観察しているという内野聖陽さん。
そう、内野さんの演技は、「魅力的な女性像は意識次第で作れる」ということを証明してくれたのです。
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