多頭飼いは“つかず離れず”がちょうどいい 2021.11.21(日)

コクハク編集部
更新日:2021-11-21 06:00
投稿日:2021-11-21 06:00

もん様とこっちゃん

 我が家には2匹の猫がいます。マンチカンのもん様こと主水、スコティッシュフォールドのこっちゃんことコロナ。

 もん様のほうが1つ年上のお兄ちゃんです。仕事に行っている昼間、もん様が寂しいかなと、知り合いの家で生まれたこっちゃんをお迎えすることにしました。

 当時は、「猫鍋」ブームの真っ盛り。あわよくば猫鍋を見ることができるかも……という筆者の思惑とは裏腹に、もん様とこっちゃんはつかず離れずを保って生活しています。

我が家の公約は「もん様ファースト」

 こっちゃんをお迎えするにあたり、一つルールを決めました。それは「もん様ファースト」。ご飯やおやつはもちろん、抱っこやブラッシングの順番も「まずはもん様から。こっちゃんはその次」と、徹底することにしました。

 多頭飼いをするとどうしても、新入りのほうを構いがちになってしまいます。そうすると、先住猫としてはおもしろくない。ヤキモチを焼いたりストレスで体調を崩したりすることも……。それは絶対に避けたかったんですよね。

 幸い、我が家のもん様は素晴らしく賢い猫(親バカです)なので、子猫だったこっちゃんを攻撃することもなく、スムーズに受け入れてくれました。

 そしてこっちゃんも、マイペースでおっとりとした優しい猫(親バカです)なので、「もん様ファースト」に従ってくれました。

けんかの原因は…

 それでも、時々は2匹で大げんかをすることがあります。

 たいてい、こっちゃんにしつこく絡まれたもん様がブチ切れるという構図です。けんかになると、もん様のほうが分が悪いんですよね。なぜならもん様はとっても小柄。さらにマンチカン特有の短い前足がネックとなり、こっちゃんにいともたやすく抑え込まれてしまうんです。

 流血沙汰になる前に、人間が仲裁に入るようにしています。

それぞれ違う怒られ顔

 その後は個別に説教タイム。もん様を膝に乗せて、こんこんと言い聞かせます。

 もん様には「怒るのは無理はないけど、猫パンチはしちゃダメ。嫌だったらちゃんと距離を取りなさい」と繰り返します。

 自分は被害者なのになぜ? と言わんばかりの不満顔です。わかるけども、やられてもやりかえしちゃダメなのよ。

 こっちゃんには「しつこくしちゃダメ。もん様が『やめて』って言われたらやめなさい」と教えます。

 説教中のそれぞれの表情を見ると、やっぱりある程度、人間の言葉を理解しているのだなと実感します。

 こっちゃんのこのショボクレ顔よ。どうやら彼なりに反省しているみたいです。

おわりに

 どうやら、我が家では「猫鍋」は見ることができなさそうですが、彼らが気持ちよく元気なのが一番! これからも適度に仲良く暮らしてくださいな。

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ヘアサロンから濡れ髪のまま飛び出てくる女、になった。
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
【ドンキ】エモい「情熱価格」激旨1位は… 2022.10.20(木)
 みなさん、ドン・キホーテは好きですか? 筆者は大好きです。右を向いても左を向いても物価高なこのご時世、「驚安の殿堂」っ...
本当の友情ですか? 同性の友達の束縛がつらいと思ったら…
 同性の友達に「束縛されてる」と感じたことはありませんか? その子との予定を最優先させられたり、あなたに彼氏ができると機...
まるでぬいぐるみ!モッフモフ高密度“たまたま”にキュン♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
友達ってなんだろう 2022.10.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
何コレ!? 天然の「旅人の木」はコバルトブルーの種がヤバい
 ある冬の日のお話しでございます。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、ややご年配の、でもやたらと威勢の良い殿...
アラフォーが「テヘッ」はねぇ…今どきの「痛い女あるある」
「いい年してそれは痛いでしょ」と思える言動をする女性、あなたの周囲にいませんか? 若い頃は「かわいい」と言われた行動も、...
服が捨てられない!片付け下手に神グッズ 2022.10.18(火)
「1枚服を買ったら1枚は捨てる」「触ってみて心がときめくか」「お店のように美しく飾る」などなど、クローゼットを整えるメソ...
どうしてそんなに尊いの?“たまたま”を真面目に考察してみた
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
家庭で簡単にできる節電対策6つ 子供が楽しめるアイデアも!
 東日本大震災のあと、日本中で節電運動がはじまった時、当たり前にある電気のありがたさを痛感しましたね。震災後ではなくても...
いつもの道にも秋が落ちている 2022.10.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ママ友地獄LINEにムカッ「その歳でアンパンマン」何が悪い?
 大人になると、付き合う人って自分で選べますよね。でも、子供を産んだらそうはいきません。  子供同士のつながりで出会っ...
今日からできる「SDGs」スーパーの食品棚は手前から選ぶ!
「継続可能な開発目標」の略称として「SDGs(エスディージーズ)」の言葉もだいぶ浸透してきましたね。将来の地球を守るため...
断るのが苦手!身内の弔事を使い尽くした私のテッパンワード
 気分の乗らない誘いを断る時、みなさんはどうしていますか?  私は「今日は体調が悪くて……」とか「どうしても外せない...
神戸っ子溺愛!「とくれん」まみれの部屋 2022.10.13(木)
「とくれん」――。それは、神戸っ子が歓喜する魔法の言葉。1970年代から学校給食のデザートとして登場した冷凍フルーツゼリ...
実はハイスぺ!“たまたま”の後ろ足が実力を発揮するのは…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...