「飲めるよね?」の言葉にうなずき
ーー続けてください。
「私は噎せながらも、懸命なフェラチオを浴びせました。亀頭から肉幹、そして両手を使って陰嚢も優しく揉みほぐしました。
呼吸がうまくなされず苦しんでも、彼の『気持ちいいよ』という言葉は、私をさらに情熱的なフェラチオへと導いたんです。
私は彼に『価値ある人間と思われたい』という気持ちでいっぱいでした。
リストカットのことなどは、すっかり忘れていました。
やがて、ズブズブと抜き差しをしていた彼の腰の動きが速まりました。
『C子ちゃん、出るよ。C子ちゃんの口の中に出すよ。ああっ……出る、出るっ!』と叫びながら、Gさんは私の口内に射精したんです。
喉の奥にドピュドピュと勢いよくザーメンがほとばしりました。
最後の一滴まで出し切ると、彼は私の口からペニスを引き抜いたんです。
生温かでねっとりとした感触が口いっぱいに広がって……、彼、私の顔を見つめながら『飲めるよね? 僕のザーメン、飲んでくれるよね?』って、言ってきて……。
私、思わずうなずきながら、コクン、コクンと飲み干しました。
喉に引っかかる粘液は、たとえ愛しい男性のものとは言え、決して心地いいものではありません。
でも、彼に嫌われたくなかった。
拒んで捨てられたくなかったんです……」
頭を撫でてくれただけで許してしまう
ーー大変だったのですね。続けてください。
「私がザーメンを嚥下(えんげ)すると、彼、にっこり笑って『ありがとう、嬉しいよ』と頭を撫でてくれたんです。
苦しい思いをしただけに、嬉しかった。口の中にはまだまだ精液の残りが付着していましたが、その嫌悪すら吹き飛ぶほど、幸せでした。
それに……やっぱり美男子ってずるいですね。何もかも許せちゃう(笑)。
あ、伝え遅れましたが、私は『イケメン』という言葉は好きじゃないので、使いません。なんか、軽々しい気がして……。
俳優でも『演技力バツグンの実力派』なのに、顔が良いというだけで『イケメン俳優』とカテゴライズされますよね。あれが嫌いなんです。
だからGさんも、あえて美青年と呼ばせていただきますね。
あ、話が逸れてしまってすみません……。
で、やはり美形のGさんに見つめられると、それだけで舞い上がってしまって……彼ともっと親密になりたいと思いました。
やがて、彼も私の足元に這いつくばり、太ももを広げてクンニリングスをしてくれたんです。
ピチャ……ピチャ……と響く淫靡な音が、とてつもなくエロティックで、それだけでエクスタシーに達してしまいそうでした。
先ほどの凶暴なフェラチオとは一転、丹念で優しい愛撫でした。膣口を舐めあげ、左右の小陰唇を軽く唇で挟んで、クリトリスを舌先でつつかれて……。
今思い出しても体が熱くなります。甘美な痺れが下腹から這いあがって、体の隅々まで行きわたる感じ。
Gさんは『すごく濡れてる、とても嬉しいよ』と言いながら、なおもクンニリングスを続けてきたんです。体を震わせて喘ぐ私の乳房に彼の手が伸びて、優しく包んでくれました。
乳房を揉みしだきながらのクンニ。そして尖った乳首を摘ままれて……私、体の奥から愛液がどんどんあふれていくのを感じていました。
それを、彼はジュル……とすすってくれる。
すごく嬉しかった。互いの体液を体内に取り込んでいるーー。まだセックスにいたっていない段階ですが、すでに心も体も一つになった感覚です」
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