サディスティックな行為でも寄り添いたいと…
ーー衝撃です。続きをお話ください。
「本当にショックでした。彼・Gさん(34歳カメラマン助手/独身)は温和な印象が強く、話し方も穏やかでした。彫りの深い美しい顔立ちに惹かれてしまったのも事実です。
でも、無数のリストカットの跡だけでも衝撃的なのに、強引に私の顔にまたがって、強制的なフェラチオをさせるなんて……。
『毒親育ちの会』という苦しい育ちだからこそ互いを支え合い、愛情深く付き合えればいいと思っていたのに……ショックで一瞬、頭が真っ白になりました。
でも、口内に突き入れられた勃起に、私は無意識に舌を絡めていたんです。
強引な行為にもかかわらず、私は、彼が『こんなサディスティックなフェラチオを求めるなら、彼の意志に寄り添いたい』と、懸命にしゃぶりました。
彼の勃起はさらに私の口の中で膨張して、硬さを増していって、苦しさと同時に、私……妙な安堵感がありました」
「必要とされている」という安堵感
ーー安堵感、ですか?
「はい、以前話したように、私は恋人がいてもしばらく付き合うとフラれることが多く、自然消滅も少なくありません……。だから強引な形でも『私を必要としてくれる』『私は彼のために役立っている』と変な認識をしてしまうんです。
これは、毒親育ちだからこその自己肯定感の低さからくるものかもしれません。
常に親の顔色を見ながら育ちました。親には『他人に迷惑をかけるな』『我が家の恥になるような言動はするな』『礼儀正しく、優秀であれ』と言われ続けました。
親に褒められたことはほとんどありません。減点法で育てられ、自分は価値がない人間だと何度思ったかしれません。
だから、恋焦がれるGさんから暴虐的な行為を受けても『Gさんを失いたくない。彼に捨てられないよう、彼に気に入られなくちゃ』という意識が働いていたんです」
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