子育ては量より質!仕事についてポジティブに息子に伝えたい

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2022-02-08 06:00
投稿日:2022-02-08 06:00
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。
 家庭の事情はそれぞれあって、離婚に至った経緯なんて誰とも分かり合えません。でも、「シングルマザー」になった女性に共通する思いは、きっとあると思います。
 まだまだシンママ歴が浅い私ですが、日々の中で感じていること、自分の中で消化できたこと、解決していないこと、そんなことをこの連載「シングルマザーもいいじゃない」で、綴りたいと思います。

仕事をしているシングルマザーは多い

 仕事をしているシングルマザーは多いでしょう。実際、シングルマザーになった女性の就業率は約80.6%(参考:「ひとり親家庭の支援について」厚生労働省)。私の周りのシンママも、みんな働きながら生計を立てて子供を育てています。

 子供が成長して、ある程度手がかからなくなっていればまだしも、小さな子供がいる場合、保育園などで預かってもらったり、実家やベビーシッターの手を借りるなど、周りの助けがどうしても必要です。

 週5で朝から晩まで仕事をしているシンママも多く、パパがいないぶん、子供との時間をどうやって確保するか、悩んでいる人も少なくありません。そのうえ、コロナ禍の今ですから、働き方が変わって預かり先を確保するのが大変だったり、仕事が突然なくなったり……など、仕事と育児の両立が難しくなっているのも現状のようです。

幼稚園の先生から息子が心配していると聞いた

 私の今の仕事は、おもにライター関係や音楽制作。基本的に在宅ワークです。ただ、日中に働くだけでは自分の時間が確保できないため、息子と一緒に就寝し、夜中1〜2時に起床して活動をはじめています。

 “朝活”に目覚めた20代の頃からこんな生活をしていますが、息子を産んでからは意外と役立つこのリズム。息子が夜泣きをしても、夢にうなされても、トイレに行きたい時も、鼻血を出しても、すぐにそばに飛んでいけるから便利です。

 でも、いつかの幼稚園の面談の際、担任の先生から「『ママは毎日夜中に起きていて大丈夫なのかな』って、◯◯くんが心配していましたよ」と、言われました。

 いつも、パソコンや鍵盤の前で黙々と作業をしている私。外で働く職業だと子供に自分の働く姿を見せる機会はあまりありませんが、夜中にいつでも起きている私の姿は、大変そうに見せてしまうのかもしれません。

「ママ、大丈夫? 目に線(←クマ)が入ってる!」なんて、体のことを気遣ってくれることもしばしばです。バキバキの肩こりを、「硬っ!!」と、叩き揉みしてくれることもあります(笑)。

 “子供は親の背中を見て育つ”なんて言いますが、私の背中はどんなふうに息子に映っているのかな、と、時々思います。

「ママは仕事が好き」と息子に伝えたい

 仕事は時に大変なこともあります。「専業ママになった自分」を想像したことがないわけではないですが、もはやシングルマザーですから、今の生活や将来を考えた時の貯金を考えると、働き続けることは必須。

 でも、仕事をするうえで「きつい」「大変」「やめたい」なんて思っても、絶対に息子には言わないと決めています。

 その理由は、「仕事」というものに対して良いイメージを持ってほしいから。そして、「ママが働いているから生活できている」ことを理解しはじめている息子に、「むりやり仕事をしている」と思ってほしくないからです。

 息子との時間を削ってでも仕事に取り組む時、「ママは◯◯と遊ぶ時間が一番好きだけど、仕事の時間も好きなんだよね!」と伝えるようにしています。でも、これは本当のこと。“仕事をすること”は、“生きること”と直結していますから、やりがいを持って、いつでも上を向いて楽しみたいと思っています。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「必勝!陶器市」“予習”でさらに楽しい 2022.10.28(金)
 秋も深まり、もうすぐ11月。今年の秋冬は例年よりも寒くなるとニュースで言っていましたが、しっかり着込めばまだまだお出か...
目の前を横切る“たまたま”をパチリ♪これで開運間違いなし!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
没頭確定な趣味♡ 紙とペンでOK「ハンドレタリング」って?
 多趣味で好奇心旺盛のワタクシ、canちゃん。今回は「ハンドレタリング」をご紹介します。  お家でできて、気分転換にも...
口は禍の元でしかない 口が悪いのを直したい時のポイント4つ
 友人や家族から「いつも口が悪いよね」と指摘されると、正直ショックですよね。自覚がある人もいますが、多くはきつい印象を与...
もっこり紅葉!?コキアと畑のキャビア「とんぶり」の密な関係
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋。神奈川のカントリー風情たっぷりな立地にてお商売をさせていただいているものですから、周囲に...
めちゃくちゃ体が丈夫な人の見ている世界 2022.10.26(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
実録!秘密のストレス解消「おじさんの咀嚼音に癒されて…」
 家庭や仕事でのストレス、みなさんはどのようにして発散していますか? 世の中には、買い物や食事といった「定番」とはかけ...
2022-10-26 06:00 ライフスタイル
女友達の年収自慢にモヤモヤ!不安を「稼ぐ力」に変える方法
「来月、昇進するんだよね。新卒から比べると年収倍になるのは嬉しいけど、これ以上働きたくないなあ」  女友達の、何気...
「善意の押し付け」はいりません!お節介な人をかわす対処法
 使いきれない量の食材を持ってくる義母や、上から目線のアドバイスばかりの友人……。こうしたお節介な人の言動に、日々ウンザ...
【ニトリ】話題の「重い毛布」買ってみた!2022.10.25(火)
 加重することで、包み込まれる安心感を与えるーー。ニトリの「重い毛布」を知っていますか? 本格的に寒くなる前に購入したの...
こんな時代だから「初心者向けの一人旅」メリット&楽しみ方
 気ままで自由な一人旅。憧れますよね! でも、実際には「会話する相手がいなくて寂しそう」「勇気がない」「一人だと不安」な...
チビッ子“たまたま”とピンク肉球のマリアージュにメロメロ♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
作り笑い以前に“笑顔が苦手な人”の原因と対策 どう接する?
 仕事やプライベートで人と接する時、なかなか笑顔を見せてくれない人がいると「嫌われているのかな?」と不安になってしまう時...
都会の雑踏で聞こえた地元の方言 2022.10.23(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
大凶作のドラフト会議でイケメン“ザックザック大豊作”のなぜ
 今年のプロ野球ドラフト会議は空前の大凶作といわれていた。目玉となる選手はゼロで、多くの球団が争奪戦を繰り広げるようなス...
2022-10-22 06:00 ライフスタイル