【お菓子作り編・上】ファビュラスな男性はいるのか?

高輪らいあん 街コンライター
更新日:2019-05-13 16:25
投稿日:2019-04-01 06:00
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高まり、体当たりで恋人探しをスタートさせた。もちろん、マッチングアプリは試したけれど、付き合ったと思ったら連絡つかなくなるなど様々な恐怖体験を経験し、アプリ恐怖症になってしまった。素性の知れないオトコとやりとりするのって不気味だわ。そんな私がポチったのは街コンサイトだった。

六本木でお菓子作り

ハイソな街(写真:iStock)
ハイソな街 (写真:iStock)

 全国の女子の皆さん、今年も“バレンタイン狂騒”お疲れ様でした。ホワイトデーも終了しましたが欲しかったものはもらえましたか? いやいや、ほーんと心の底から疲れましたね。残念ながらワタクシは本命チョコのプレッシャーはなかったものの、社会人だからとかムリして会社で義理チョコ配りました。といいつつ、きちんと手を抜くつもりで既製品を大量買いしたわけですが、お金がかかり散財するという本末転倒な結果に……。来年からは自分の手で甘い物を量産することを心に固く誓ったのでした。

  ◇  ◇  ◇

 そんなワケで、このたびは街コン師・みなみちゃん(23)と一緒に、お勉強を兼ねて「現役パティシエによるお菓子作りコン~特製ムースフレーズ作り~@六本木」に行ってきました。

 もちろん、優しくて自らお菓子を作っちゃうような、ちょっぴり中性的でステキな男性に出会えたら、調理スキルに婚活に一石二鳥というもの。ちなみに、みなみちゃんの趣味はモノ作りで素敵なアクセサリーを完成させてはインスタにアップ。お菓子だって作るのも食べるのも大好きな女の子なのだ。

“アンチバレンタイン女”からみたバレンタイン

“2・14事件”のトラウマ(写真:iStock)
“2・14事件”のトラウマ (写真:iStock)

 私? 好きではありません。普段からほとんど食べないし、クッキングするのも生まれて初めて。その昔、男の子とお洒落なカフェにスイーツを食べに行ったこともあるけど、甘党の彼に私の分のケーキまで食べさせた挙げ句「お腹いっぱいだから」とスカして、代わりにレモンスカッシュを飲む始末。

 バレンタインだって基本、動じない。母親から「チョコレート屋の陰謀だから気にしないでいい」と“アンチバレンタインの信条”なるものを教わって育ったからです(願わくば、もう少し社会性のある教育をして欲しかった……)。

 幼い頃、単なるクラスメートからチョコの催促をされたときも「ごめん、そういうのやっていないから」と涼しげに断っていたっけ。しかし、小4の“2・14事件”は起こります。学校でお断りしたはずのクラスメート男子が、わざわざ私の家までやって来て「チョコちょうだい」と図々しくもせびりに来たのだ。もちろん、高輪家にチョコなど存在しないのでパニックに……。

 とりあえず、インターフォンを見つめる...................。

 いつまで経っても、帰る様子がなかったので、これまたわざわざコンビニまで買いに行き、献上。そして、少年によるアンチバレンタインの弾圧を受けていいようのない理不尽を感じたのでした。つーか「チョコちょーだい」ってなんだよ!

生まれて初めてパティシエに教わるお菓子作り体験

先生がイケメン(写真:iStock)
先生がイケメン (写真:iStock)

「生クリームにツノが立ったら、苺ピューレに入れてさらによく混ぜま~す」

 パティシエ直伝企画の 「お菓子作りコン」ということもあり、先生(推定29♂)が最初にデモンストレーションをしてくれます。どうやら川越シェフのような雰囲気で、クールな性格がお菓子教室の生徒に人気らしい。確かに甘いマスクなので女子に人気がありそう~。

 参加人数13名で、アットホームな雰囲気に包まれている。“お菓子作り”と銘打っているだけあって「今から山のぼろぜ~」みたいな体育会系の人種もいなければ、「オンナの血が混ざった手作り菓子なんか食わねーよ、バーカ」とかいう無神経な輩もいないので、非常に和やかである。果たしてこのほんわかムードで見事カップル誕生となるのでしょうか。

(後半戦へつづく)

高輪らいあん
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街コンライター
港区高輪生まれの“陰キャ”独女27歳。都内の花屋で勤務している。プライベートでは黒髪、色白、そしてモヤシのような華奢な身体というモテ要素?を装備し、恋人を作るべく街コンで奮闘する日々。いかんせん顔がマヌケで人の気持ちを逆なでする声のため、他人からは「やる気がない」と思われがちで、男女問わず罵倒されることも……。

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