恋愛強者になるための最強の学問は“PDCA”と“統計学”である

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-04-11 13:49
投稿日:2019-04-07 06:00
 ビジネス書の世界では「PDCA」と「統計学」が大流行しています。PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(再行動)の略なのですが、つまりは仮説検証。日常会話でも「あー、PDCAが甘かったね」「それって統計的にはどうなの?」といった会話が増加中。
 そして、その波はついに恋愛市場にも到来しました。今回は、この2つの考えが恋愛にとってもいかに有効かについて解説させていただければと思います。

あなたの恋愛経験、必要サンプル数に達してますか?

 統計学には、統計を成立させるための「必要サンプル数」という考えがございます。つまり、なんらかの法則や傾向を分析するためには、必要最低限のサンプル数を満たしていなければ、非常に偏重した結果になってしまう可能性があるということです。

 恋愛においては、「男ってこうだよね」「こういう場合は浮気してるよね」みたいな「経験談」が蔓延しておりますが、はたしてどれくらい法則性があるのでしょうか?

 もし、あなたの必要サンプル数が数人程度の場合、これは「男」というところまで一般化して語るのは統計学的に無理があるものになってしまいます。

 統計的に意味があるレベルにするなら、数百人以上は最低でも男と関係を持たないといけないの?そんなの無理!というお声もごもっとも。

 そこで重要なのは、「母集団」という考え方。母集団を「男」にまで広げるか、「渋谷のIT企業に務める20代前半の意識高い社畜」にまで限定するかによって、あなたの経験サンプル数も有意な法則を導くことができるようになるのです。

 一般化ではなく、具体化して考える。この思考を身に着けることであなたの恋愛経験は、より深く男性を知ることにつながります。すなわち、統計学こそすべての恋愛の基本なのです。

恋愛では「PDCAを回すこと」が経験値に

 恋愛の基本は統計学ですが、恋愛の発展はPDCAなのです。

 恋愛でうまくいかなかった理由をちゃんと分析したことはありますか?またその分析に客観性はありますか?原因を深堀りできていますか?

 せっかくの恋愛経験。たとえそれが失恋であったとしても、単に悲しんで泣いて、すっきりして次の恋愛に向かうだけではもったいない。

 ダメだった恋愛にこそ、あなたが真実の愛の信頼関係にたどりつく道が隠されているのです。

 さて、恋愛におけるPDCAで一番重要なのはどの要素だと思いますか?

 それは、実は「P(計画)」 なのです。

なぜP(計画)が重要なのか

 PDCAにおいてありがちなのが、「Check(検証)が甘いからうまくいかない」という考え方。しかし、これには落とし穴が。

 なぜなら、P(計画)がしっかりしていないとCheck(検証)に必要な十分なデータが取れないのです。仮説検証の言葉の通り、仮設が明確だからこそ、その仮説が当たっているか、外れているか、なぜ外れたのかが明確になります。

 計画段階の恋愛は「なんか好きかも……」といった具合に、フワフワした感情で進む傾向にあります。つまり、P(計画)の仮説がガバガバなケースが非常に多いのが恋愛の特徴です。

 このフワフワしたところを、冷静に仮説をつくるのがPDCAの第一関門。

・自分はなぜ相手のことが好きなのか
・相手が自分のことを好きになるとしたらどういうところか
・どうすればお互いの関係性は近くなるのか
・中長期的にみてお互い良い関係がつくれるのか

 少なくともこれらの観点で仮説をつくることで、その仮説が合っているかどうかを検証することがその後に可能になるのです。

具体的にPDCAを回してみよう

 それでは、実際の恋愛におけるPDCAの回し方の事例をご紹介しましょう。

結婚においてCheck(検証)すべきこと

 今回の事例では「結婚」に向けて「ダメ男」を見極めるPDCAについて具体例を解説いたします。

 結婚において、あなたがCheck(検証)しなければいけないことは何だと思いますか?

 いろいろとある中で最重要なのは、男性が結婚に対してポジティブに考えているかどうか。女性に求めている役割がどういったものか、というもの。

 これらがズレていた場合、ほぼ100%、良い結婚には発展しないためです。

 結婚に対するポジティブさや相手へ期待する役割を確認するには、

1. 家族との関係性
2. 自分に対する自信

 この2つの軸で見ればよいでしょう。

 家族との関係では、例えば「父親を尊敬している」「父親の家族に対する接し方に満足しており、自分もそうなりたい」といった発言をする男性は、結婚のイメージのロールモデルを持っているので、結婚に対してポジティブな傾向にあるでしょう。

時間と労力の無駄に終わる男性とは

 また、自分に自信がない男性は、基本的には結婚に向きません。そういう男性は、「過去の恋愛にトラウマがあるんだよね」「親の関係があんまり良くなくて」「今の仕事がまだ納得できるところまでいってない」といったことをよく言います。

 こうした男性は要注意!ズルズル付き合った揚げ句、いつまでたっても結婚できない事態も。

「彼のそんなトラウマもいつかは私が解消してあげる!」と思って、ずっと待っていても時間と労力の無駄ですので、とっとと損切りしてしまうのが良いでしょう。

 つまり、P(計画)とは、事前にどういう質問をしてどういう反応だった場合には、どう判断するか、という仮説をあらかじめ用意しておくことなのです!

見返すことができるデータはとにかく保存!

 LINEなどのコミュニケーションツールを使うようになって、彼氏などとのやり取りがデータに残るようになり、あとでいろいろと検証可能になりました。

 ただ、LINEにも欠点が。

 それは、データが機種変更で消えてしまったり、別れたときに勢いで消してしまったりするリスク。過去にさかのぼっていろいろと見返すのも面倒ですよね。

 したがって、重要なやり取りは、スクショしてGoogleDriveやEvernoteなどのクラウドメモにしっかり保存しておくことがおススメです。

 例えば、「うれしかったこと」や「ムカついたこと」、「不安に思ったこと」など、分類をつくっておき、それぞれメッセージを整理しておくだけでも、かなりのPDCAになるはずです。

まとめ

 恋愛がなぜかうまくいかない。そういう方は、「なぜか」をそもそも全く考えてなくて、ノープランで突っ走ってしまっている可能性が。

 恋愛にもPDCAを導入・駆使して、次の恋をより良いものにしていきましょうね。

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

ラブ 新着一覧


浮気を根に持ってない? あなたが彼氏に大事にされない理由
「彼氏にもっと大事にして欲しいのに、どうして私は大切にされないの?」  こんな風に感じた経験はありませんか? ...
若林杏樹 2024-01-24 06:00 ラブ
出た!既婚者男性の「離婚するから」は信じて大丈夫? 隠された本音は…
 既婚者である彼に「離婚するから」と言われて、不倫関係を続けている女性もいるでしょう。  でも、彼のその言葉を素直に信...
恋バナ調査隊 2024-01-24 06:00 ラブ
レス妻の後悔…マミートラックに直面し独身が羨ましくなる時
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  結婚して子育てに奮闘...
豆木メイ 2024-01-23 06:00 ラブ
オス殿は「女の健康状態」を嗅ぎ分ける!あなた自身を癒す香りとケアは?
 年始の賑やかさが落ち着くこの時期、胃腸に疲れを感じている人も多いのでは?  体の内側(内臓)が疲れていると、いく...
太田奈月 2024-01-23 06:00 ラブ
40女のパートナー探し 信頼できる男性と結婚するために大事な3つのこと
 40代で婚活中の女性は、結婚相手には見た目だけでなく「信頼できる男性」を探しているでしょう。  信頼できる相手なら生...
恋バナ調査隊 2024-01-23 06:00 ラブ
こいつは俺から離れない…男性が自信を手にする、なめられやすい女の特徴
 男性に「こいつは俺から離れない」と絶対的な自信を与えるべきではありません。男性が油断して、浮気したり雑な扱いをしたりす...
恋バナ調査隊 2024-01-23 06:00 ラブ
安心して…「結婚してから夫を好きになった妻たち」に共通パターン3つ
 世間では、結婚した途端に夫に対して愛がなくなってしまう妻たちが溢れています。恋人に求める魅力と、夫に求める魅力は違うと...
恋バナ調査隊 2024-01-22 06:00 ラブ
ラガーマンとの恋愛、あっちもこっちも心配!でも恋人にすべき3つの理由
 体格がよくて、見るからにいかつい体格のラグビー選手は、男らしく見えますよね! でも、強そうな見た目から恋愛は荒くて、怖...
恋バナ調査隊 2024-01-22 06:00 ラブ
「女性の裸ってそんなに美しいか?」着衣のまま行為に及ぶ40男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.178〜女性編〜」では、半同棲状態にある恋人のシュンさん(44歳・仮名)が、夜の営みの際に服...
並木まき 2024-01-20 06:00 ラブ
「着衣のままコトに及ぶなんて…」愛の営みが機械的すぎると不満炸裂な女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-01-20 06:00 ラブ
占い好きな女性がモテないって本当? びくびくしながら本音を聞いてみた
 女性が恋愛や結婚に悩んだ時、占いに頼る人は結構いるはず。でも実は、「占い好きな女性は男性にモテない」という噂が…。 ...
恋バナ調査隊 2024-01-20 06:00 ラブ
「A型の女=めんどくさい」に涙…男性が敬遠するポイントと対処法を解説
 血液型によって、ある程度の性格の傾向があると考える人は多いですよね。特に恋愛においては、A型の女性は「めんどくさい」と...
恋バナ調査隊 2024-01-20 06:00 ラブ
黒島結菜と宮沢氷魚の発表に賛否…「非入籍」のデメリットと続ける意義
“朝ドラカップル”がこのたび公表した「事実婚」が世間の注目を集めている。  女優の黒島結菜(26)が16日、俳優の...
アイドルオタク夫は許せるor許せない? 妻たちがブチ切れる境界線は…
 アイドルオタクの男性は多いですが、もしも自分の夫がアイドルオタクだった場合、とても微妙な気持ちになりますよね。本来、一...
恋バナ調査隊 2024-01-19 06:00 ラブ
マチアプで成功する人・失敗する人 初心者のアラサー女性が騙された実例
 コロナ禍以降、利用者が増えたマッチングアプリ。今ではアプリで知り合って結婚したのを隠さないカップルも少なくありません。...
内藤みか 2024-01-18 06:00 ラブ
経験者に聞く!ズバリ、離婚で大変だったことって何ですか?
「夫と離婚したい」と思っている女性は、経験者の“離婚で大変だったこと”を参考にしてみると良いかもしれません。  一筋縄...
恋バナ調査隊 2024-01-18 06:00 ラブ