深酒は二流の証!ロクデナシ男がやりがちな“諭吉様”の使い方

涼香 銀座の女
更新日:2022-04-13 17:32
投稿日:2022-03-17 06:00
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越しにお客様と接し、ワインなどをお出しする店を任されています。
「サロン・ド・リョウカ(仮名です)」には本当に様々なお客様がお見えになるのですが、そこで見てきたお客様のお話をしましょう。

高級酒をボトルで頼む社長のケース

 ステキなお金持ちとロクデナシのお金持ち。見分け方について書いてきましたが、そろそろ実例をあげましょうか。

 某企業の社長さんの話です。私どものようなバーはクラブとは違いほとんどの方がグラスでワインやウイスキーを飲まれ、ボトルをキープしていただくことは稀です。

 でも、この方は違いました。一本ウン十万円もする高級ブランデーや希少ウイスキーをボトルで入れたいと言い出し、「なければ取り寄せてくれ」と注文されたのです。

高級ボトルをズラリと並べてご満悦

 この方は知り合いのご紹介でしたから最初は快く受けましたが、いらっしゃるたびにボトルを目の前に並べて部下に見せる。自分はこんなボトルを入れてるんだ、と自慢気に飲み始めるのです。

 ボトルの高額な支払いはすべて会社名で領収書をきっており、多い時で6本ほど入れていたブランデーやウイスキーのウンチクを長々と説明した挙げ句、部下に「凄いですね!」と言われると、「まぁ、飲めよ」とご満悦です。

 お酒も進み、次第にヒートアップしてゆく会話は常に自分中心で、熱くなりすぎて、声が大きくなることもしばしばでした。

 部下の方は終始、聞き役に徹しています。周りのお客様が静かに寛いでいるのに、雰囲気を察することなく、声のトーンも落としません。典型的な自己チュータイプのワンマン社長でしたね。

「自己チュー」と「豪快」の相違点は…

 確かに銀座には豪快なタイプもいらっしゃいます。しかし、真の一流の方は豪快でも会話の内容に品とユーモアがあり、たしなみがあります。

 周りにパワーを与え、ご自身も会話を楽しみ、充電、パワーアップして帰られます。要するに、その人の周りには、“よい気”が流れるんですね。

 二流の方は、ご自身は気持ち良くなるかもしれませんが、周りを白けさせ、ヒンシュクを買っているのですから、負のオーラです。

 一流の方は仕事や家庭の悩みがあったとしても鎧をどこかで脱いでこられる。二流の方は背負ったままご来店され、一時的に軽くなりたい為に深酒、多弁してしまうのです。

 私はこの方の扱い方を考えなければと悩み始めました。なぜなら、お店の雰囲気を守らなくてはいけないですし、それより何より私を口説きはじめたのです。

 次回に続きます。

【ロクデナシ男“あるある”実例】

1. ロクデナシのお金持ちは品のない見栄を張る
2. ボトルの支払いはすべて会社名で領収書をきる
3. 仕事や家庭の悩みなど、鎧を背負ったままご来店される

涼香
記事一覧
銀座の女
 紆余曲折を経て銀座の高級サロンを任されるようになった金持ち男性ウォッチャー。上品な顔立ち、ジジ殺しの笑顔と褒め言葉、それでいてちょっとあやしい雰囲気に魅せられた年配の会社経営者たちを上手にさばきながら、夜な夜なこっそり観察している。趣味はカフェ巡り。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「俺を見捨てるのか!」DV男に脅された34歳女性、“報復”は成功したはずが…待っていた恐怖の日々
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-10-03 11:45 ラブ
「どうせ俺なんて…」20代男子がアラフォー女性に惚れたわけ。イケメンに響いた熱意の“根気と愛情”作戦
 かなり年下の彼氏ができたという話はもはや珍しい話ではありません。しかし近頃増えているのは「かなり年下の彼氏ができたけれ...
内藤みか 2025-10-03 11:45 ラブ
心は少年、身体は老化…! 夫に感じた“若さと老い”のエピソード6選。あなたの家庭はどっちのタイプ?
 女性に比べて、男性はいつまでも夢を追いかけがち。少年すぎる考えの夫に「もっとしっかりしてよ!」と思う人もいるでしょう。...
恋バナ調査隊 2025-10-03 08:00 ラブ
別れ話でギャン泣き!厄介すぎる彼氏の実録エピソード。「俺を見捨てるのか!」にドン引き…
 恋人同士の別れ話がこじれてしまうのは、残念ながらよくあること。  今回は「彼氏がなかなか別れてくれない」と現在進...
恋バナ調査隊 2025-10-02 08:00 ラブ
事故率が下がる?「気を付けてね」は最強のおまじない♡ 仲良し夫婦が実践している6つのルーティーン
「結婚して何年経っても仲良しでいたい」そう願う夫婦は多いはず。実際、いつまでも仲良しでいられる夫婦には、毎日欠かさずに行...
恋バナ調査隊 2025-10-01 08:00 ラブ
山・海・キャンプ全部ツラい! アウトドアデートの悲惨すぎる失敗談。あわや遭難で険悪に…
 キャンプにハイキング、海水浴にピクニック…。アウトドアデートは非日常を楽しむチャンスですよね。一方、普段と違うことをす...
恋バナ調査隊 2025-09-30 08:00 ラブ
夫婦のLINE、毎日してる? 仲良し、不仲…リアルな3パターンを覗き見!「外」「り」ってもはや暗号じゃん
 夫婦間のLINEって毎日していますか? あまりLINEを送り合わない夫婦からしてみれば「そんなに話すことあるの?」と不...
恋バナ調査隊 2025-09-28 08:00 ラブ
「そんなことで別居します?」家事を“雑用”扱いする夫、 妻の家出に呆然とするズレた思考回路
「冷酷と激情のあいだvol.265〜女性編〜」では、名もなき家事を一切やらない夫・タカノリさん(仮名)への不満が爆発し、...
並木まき 2025-09-27 11:45 ラブ
「私は一生雑用係なの?」“名もなき家事”にキレた40歳妻。分担しない夫に怒りの反乱!
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-09-27 11:45 ラブ
「逃げるんだ~」のLINEにゾッ…。僕が別れを意識した“彼女からの怖い”文面3つ。ガン詰めは勘弁して…
 3人の男性に、彼女と別れたくなった怖いLINEを見せてもらいました。今の彼氏と別れたくないのであれば、このようなLIN...
恋バナ調査隊 2025-09-27 08:00 ラブ
「土下座してでもやり直したい」妻との昇進レースに負けた夫、33歳で無職に。女性部下との“関係”に逃げた顛末
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-09-26 11:45 ラブ
「もっとチヤホヤされたい」芸能界を夢見た25歳の現実。売れないホスト→ヒモ生活…東京での夢は叶った?
 東京一極集中などと言われるなか、近ごろ増えているのは「東京に行きたい」という若い男性たちです。なかには、特に当てもない...
内藤みか 2025-09-26 11:45 ラブ
それ元カノの影響じゃん! 言えないけど…今でも残る「元恋人の影響」エピソード。元ギャル→清楚な姿の真実
 人は好意を持っている相手人や長く一緒にいる人から影響を受ける傾向にあるため、「好きな人の口癖がうつっちゃった」なんて経...
恋バナ調査隊 2025-09-24 08:00 ラブ
ぽっちゃり30女、地方街コンでまさかのモテ期到来!? ガッキー似の美人よりもチヤホヤされた納得の理由
 世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始めることにしました...
結婚生活、思ってたんと違~う! 夫婦の“生活習慣のズレ”あるあるTOP6。気づけば自分ばかり…
 大好きなパートナーでも、結婚生活を送っていると「え、なんで…?」とイラッとしてしまうことはありますよね。恋人時代には気...
恋バナ調査隊 2025-09-23 08:00 ラブ
年収?顔?いや違う! 40代が“今いちばん惹かれる男”の条件6つ。41歳女性「いい意味で“無”の人がいい」
 今回は40代独女が理想の彼氏像をぶっちゃけます! 「夢見すぎだと思うけど…」「アラフォーがなに言ってんだと思われそう」...
恋バナ調査隊 2025-09-22 11:45 ラブ