脂肪にあらず! 猫の“ルーズスキン”を愛でる2022.4.29(金)

コクハク編集部
更新日:2022-04-29 06:00
投稿日:2022-04-29 06:00

猫のお腹は時間泥棒

 猫のお腹が好きです。なんなんですかね、あの“ふよふよ感”。触っていると10分くらいはあっという間に経ってます。とんだ時間泥棒やで!

 手触りだけでなく見た目も素晴らしい! 歩くとお腹が左右に振れる姿がたまりません。高いところから飛び降りた時に、ぶるんと震えるところも◎。かわいいが大渋滞だよ。

 「おデブちゃんでちゅねえ。かわいいお腹ちゃんでちゅねえ」

 猫なで声とはまさにこのこと! 裏声&赤ちゃん言葉で毎日愛でていますよ。はいはい、変態変態。

 猫はいいなあ、おデブでお腹が揺れてもかわいいって言ってもらえるんだもんなあ。人間だったらこうはいかないよなと、ぽっこり下腹を恨めしく思う日々です。

衝撃の事実! 「ルーズスキン」という存在

 猫のゆる~っとしたお腹、実は「ルーズスキン」という名前がついているんです。その名の通り、皮なんですって。脂肪じゃないんです。もんさま&こっちゃんに加え、先代も含めると30年以上猫と暮らしているのですが、初めて知りました。

 この「ルーズスキン」、トラやライオンなどにも見られるのだとか。猛獣のくせになんだかかわいいぞ。

 なんでも、外敵から急所であるお腹を守るためにあるんですって。なるほど。たるんだ皮がバリアになって内臓を守っているんですね。そのほかにも、足の可動域を広げたり、食いだめしやすくするなどの働きもあるそうです。

大人になった証?

 子猫のうちはほとんど見られず、1歳以上になると現れるケースが多いのだそう。

 確かにうちの猫ズもおチビさんの時のお腹は、比較的すっきりしていたかな?

我が家の猫たちの対応は…

 ちなみにもんさまは、お腹を触られるのが苦手。

 しばらくはされるがままに、おとなしくしているのですが、限界に達すると無言でその場を去ります。そして、物陰でこっそり八つ当たりをしています。

 餌食になるのは、たいてい筆者のランニングリュックです。やーめーてー。

 一方、こっちゃんはすぐにお腹を見せてくれます。野性どこ行った。

 お腹をなでると、盛大に喉を鳴らして喜んでくれるんですよ。かわいいやつめ。こっちゃんのお腹を揉みしだきながら、寝落ちしてしまう時もあります。気持ちいいんだもん。安眠効果ばっちり!

おわりに

 筆者にとっては、癒しそのもののルーズスキンも、彼らにとっては命を守る大事な存在なんですね。おデブなんて言ってごめんね。誤解してたよ。

 はっ! もしかしたら、筆者のこのお腹も脂肪ではないのかも? 生命維持に必要な物なのかも? って、すみません。現実逃避しました。どう見ても脂肪ですわ。ざんねーん。

 ああ、やっぱり猫はいいなあ。羨ましいなあ。

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第58回「サクラ鳴く」
【連載第58回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...