お姑さんに「母の日」プレ贈る? 花屋が目撃した嫁姑の心境

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-04-27 16:49
投稿日:2022-04-27 06:00

モヤモヤの季節がやってきた…?

「母の日にお姑さんにプレゼントを贈るかどうか」問題は、嫁である立場の一部の方にとって頭の痛いモヤモヤの原因かもしれません。

 もともとは他人同士の「嫁姑」。円満にお付き合いをしているのであれば、迷うこともないかもしれませんが、コロナ禍で人との付き合いが希薄になってしまい、ますます母の日問題は悩みの種になっているようでございます。

 母の日は、お花屋さんにとって大切なイベントのひとつ。ありがたいことに5月は大変忙しい月となります。母の日前に来店くださる嫁であるお客様との会話の中で、ご相談を承る機会の多いワタクシもまた、嫁という立場でございます。今回は「嫁」と「姑」の両者を見つめるお花屋さん目線から説明させていただきます。「絶好のチャンス! 母の日は嫁と姑の潤滑油」の解説でございます。

母の日は義務ではないけれど…

 本来なら母の日は直接会いに行ってプレゼントを贈ったり、食事を共に楽しむなどの方法もございますが、コロナ禍ということもあり、宅配や配達など第三者がプレゼントを運ぶことが増え、母の日関連商品を扱うお店は直近3年間過去最高売上更新~、なんてお店も多かったかもしれません。

 もっとも、母の日のイベントに何もしないお嫁さんも割に多くいらっしゃいます。実母ならともかく、お姑さんともなるとなぜか急に億劫になってしまう……。「結婚前から母の日に何かあげるなんて文化がない」、「お姑さんの好みがよくわからない」、「旦那が何にもしないのになんで私が?」といった思いもあるでしょうし、「世話になった記憶がない!」などといったお気持ちも、ね……。

「めんどくさい」「余裕がない」といったちょっぴり寂しい気持ちが働いてしまうにもかかわらず、「何もしない自分が非常識で冷たい嫁と思われたら嫌だなぁ」なんて思っちゃったりなんかして、モヤモヤと母の日が過ぎるまでやり過ごす方も、どうやら多いようでございます。

 それでもシビレを切らし、「やっぱり花を贈ることにした!」と宣言しながら、来店されるお嫁さんもいらっしゃいます。そんな時はこう申し上げるようにしております。「母の日は嫁と姑の潤滑油です。お互いの心の平穏を保つ絶好のチャンスを逃す手はございません!」と。ワタクシも嫁の立場でございます。全くいたらぬ嫁ですがねw

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


大谷の“一平ちゃん騒動”で不安 友人との金銭トラブルQ&A~弁護士解説
 ドジャースの大谷翔平(29)の専属通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与したとして球団から今月20日、電...
【スナック超入門編】どんな場所?若葉印のホステスが実感する5大特徴
 みなさんは、そもそも「スナック」がどんなところかご存知でしょうか?  キャバクラやガールズバーとは何が違うの?...
高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「正しくないこと」が「美しくない」とは限らないと知った
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
松田聖子まさかの中大法学部を卒業! 通信制の学び直しで成功する人は?
 先日、歌手の松田聖子さん(62)が中央大学法学部の通信教育過程を卒業したことが話題になりました。近頃、通信制大学で学び...
瞬き厳禁! 春到来の歓びを表現する黒“たまたま”を見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スタレビの名曲が聞きたい!仏教と深い関係のある「木蓮」とその仲間たち
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、ただいま卒業式や送別など春特有のイベント仕事で、いつにも増して花まみれの毎日...
“炎上常連”麻生さん級の「ルッキズム失言」していませんか?
 最近、よく耳にするのが「ルッキズム」という言葉です。政治家や芸能人が、何気なく言った一言で「ルッキズム発言だ」と叩かれ...
女の敵は女だから?忘れた頃にぼっ発する「専業主婦論争」をガチで考える
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  X(旧Twi...
職場の同僚ランチが苦痛すぎる…一人の時間を確保する4つの冴えた処世術
 業務内容へのストレスより、職場でのランチタイムが苦痛という人は多いですよね。正直、仕事で疲れているのに、休憩時間まで同...
離婚→シンママになり、心底よかったこと4つ 我慢は美徳っていつの話?
 世間では、離婚してシンママになった女性に対して「かわいそう」「大変そう」といったイメージがあるかもしれません。  で...
春まであと少し?
 残雪の甲斐駒ヶ岳を背にすっかり葉も落ちた葡萄畑  春まであと少しが意外と長い
春のお花と記念撮影にゃ! ウサギみたいなしっぽの“たまたま”
 きょうは、ウサギ君みたい! しっぽの短いにゃんたま君に出逢いました。  しっぽが短い猫は長い猫と比べると、臆病で...
ほっこり癒し漫画/第70回「すぷりんぐファミリー」
【連載第70回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
男と女の物語、だからこそ「娚」の当て字が使われた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「場所代は200円いただくわ」堅実というかケチ!名目別に徴収するママ友
 ママ友と仲が良いといっても、子どもありきの関係。価値観や金銭感覚など、すべてが合うとは限りませんよね。  中には、マ...