平手&長濱“欅坂46両雄”ドラマ界本格復帰記念にプレイバック

こじらぶ ライター
更新日:2022-05-14 06:00
投稿日:2022-05-14 06:00

平手&長濱 本格的に地上波ドラマ界へ!

 元欅坂46の平手友梨奈(20)が今月10日、22年7月期放送のドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)に出演することが番組公式サイトで発表された。

 同じく元欅坂46の長濱ねる(23)も自身の地元・長崎の五島列島を舞台とした22年度後期放送予定のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に出演することが先月発表されている。欅坂46のツートップとも言われた2人が、それぞれ別の作品ながら、22年下半期、本格的に地上波ドラマ界に並び立つ。

2人のドラマ出演初期を振り返ると…

 2人の演技デビューであるドラマ1作目と2作目は欅坂46が総出演した16年放送の「徳山大五郎を誰が殺したか?」(テレビ東京系)と2017年放送の「残酷な観客達」(日本テレビ系)だ。今でこそ2人のパブリックイメージは、優等生の長濱と、我が道を行く平手といったところだろうが、ドラマでは当時のグループ内での役割に準ずるような役柄を演じていた。

 最年少ながらエースとしてグループを牽引する立場にあった平手は、どちらのドラマでも主人公として、座長として、毅然と周りのメンバー(クラスメイト役)を引っ張っていくキャラクターだった。

 一方、欅坂46の1期生として一人だけ遅れて参加した長濱は、常に平手演ずる主人公らをミステリアスな雰囲気で惑わせたりする、“魔性の女”として物語を引っ搔き回した。

 一見、か弱く、清楚で従順そうな長濱が、何を考えているのか分からないけれど魅惑的に主人公の心を揺さぶってくる様を見て、将来的に“魔性の女役といえば長濱ねる”とさえ言われるのではないかと期待していた。

“みんなが思い描く長濱ねるちゃん”

 その後、欅坂46の楽曲の主人公に憑依し表現力を高めていった平手は、グループ在籍時の演技仕事としては、18年に1度だけ映画「響 HIBIKI」に主演し、日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を受賞した。

 この頃には平手は欅坂46の代表曲の一つである「不協和音」などを経て、作品へのこだわりが強く、笑顔が少ない“クールで孤高の天才”といったような現在に通じるイメージを持たれるようになっていた。それが、映画の主人公・響と非常にマッチしていた。

 一方、長濱は18年の2話完結ドラマ「七夕さよなら、またいつか」(日テレ系)で、純粋で恋愛に一途な女性を演じた。当時の長濱は本人が戸惑うほどに、優等生アイドルの筆頭格になっており、このドラマの役は“みんなが思い描く長濱ねるちゃん”を具現化したようだった。

まさかの欅坂46卒業

 19年の単発ドラマ「かんざらしに恋して」(NHK BSプレミアム)ではどこかスレていて、“腹黒い”設定のバイト店員役だった。一流の俳優陣に囲まれ、今後の演技仕事への抱負を熱く語っていた長濱だったが、このドラマの放送直後に欅坂46卒業を発表。その後の進路が不透明なまま一時引退状態となり、「あの演技への意気込みはなんだったんだ!?」と大いに惑わされた。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


万博記念! 岡田准一、ツダケン…大阪出身の“キラリと輝く”イケメンたちを見よ
「大阪・関西万博」が始まって早や3週間。最初はさほどでもなかったのですが、ニュースなどで盛り上がっているのを見ていると、...
「あんぱん」健ちゃん=高橋文哉が“変な髪型”だった謎が解けた。ヤムおんちゃんの過去も気になる…
 ある日、嵩(北村匠海)は銀座のパン屋で草吉(阿部サダヲ)らしき人が写る写真を見つける。朝田家では、豪(細田佳央太)の壮...
桧山珠美 2025-05-07 17:00 エンタメ
「アンパンマン」から山ちゃん降臨! あの挨拶が聞けたのは“子どもの日”のサプライズですか?
 東京高等芸術学校に入学した嵩(北村匠海)は、受験の際に出会った健太郎(高橋文哉)と再会する。担任の座間(山寺宏一)から...
桧山珠美 2025-05-05 12:06 エンタメ
「あんぱん」一瞬のヤムおんちゃんに嵩は気づいたか? 寛の名言が“友蔵の俳句”並みに楽しみな件
 東京高等芸術学校合格発表の日。嵩(北村匠海)は結果を見る勇気が出ず、ひとり座っていた。そこに寛(竹野内豊)が現れる。嵩...
桧山珠美 2025-05-03 16:00 エンタメ
田中圭の不倫疑惑にちょっと待った!「令和の価値観」で永野芽郁との騒動を見てみると…
「週刊文春」のスクープで永野芽郁との不倫疑惑が報じられた妻子持ちの田中圭。  恋愛コラムニストであり、恋愛カウンセ...
堺屋大地 2025-07-03 12:04 エンタメ
永野芽郁が「清純派」って誰が言った? 批判するのはお門違いなワケ。江頭2:50への“涙”も大正解!
 日曜劇場『キャスター』(TBS系)で共演中の韓国人俳優であるキム・ムジュンを自宅に連れ込みお泊りし、なんとその翌日に妻...
堺屋大地 2025-05-02 06:00 エンタメ
「あんぱん」蘭子と豪の秘めたる恋に“過去の名作”を思い出す。河合優実は百恵ちゃんによく似ている
 縁談の返事をしに出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。季節は巡って秋になり、うさ...
桧山珠美 2025-05-01 19:16 エンタメ
なにわ男子・道枝駿佑は“肉食女子”から守られたのか?「キャスター」男性俳優陣が気になるよ
 芸能界広しといえども清純派と呼べるのは芦田愛菜だけ。長年、そう訴えてきましたが、今回の一件が図らずともそれを証明したの...
共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ