子連れ離婚&シングルマザーとなった私を常に苦しめた悩みは「お金」です。本連載は当時を振り返りながら、ひでまるとともに実体験に基づく「離婚・再婚のリアル」をお伝えします。
シングルマザーの働き口には様々な問題が山積み!
もしあなたがシングルマザーになったとしたら、働き口はどうしますか? 今働いている方は、場合によっては時短で働くことになるかもしれません。また、専業主婦の方は一から仕事探しということになりますよね。
小さな子どもがいると働く時間が制限されるだけでなく、急な体調不良や学校行事が多く、子どもに合わせた働き方が求められます。その条件を含んだ上で働き口を探すのは、難しいのではないでしょうか。子育てをしながら働くのはそう簡単ではありません。
私の周りのシングルマザーの友達は、スーパーのレジ・飲食店・工場勤務・看護師・美容師などです。ほとんどがパートだったり、資格を持った専門職の仕事をしていました。彼女たちの話を聞く限り、不安定な子どもの存在がネックでなかなか正社員として働くのは難しいようです。
また、フルタイムで働きたいと思っていても、保育園や託児所に子どもを預ける時間(だいたい8時~18時半)には限度があります。それ以上預けたい場合、24時間保育をやっている託児所に高いお金を払って預けるか、両親に子どもを見てもらうかの2択になるでしょう。
当時私の住んでいた場所は田舎だったので、24時間保育対応の託児所はありませんでした。
シングルマザーの働き口は圧倒的に少ない
両親もまだ現役で働いていますし、高齢の祖父母にドタバタ走り回る我が子を頻繁に預けるわけにはいきません。そうなると、自ずと働く条件が絞られていきます。
・働く時間は保育園の預けられる範囲内
・土日祝は休み
・急な休みでもなるべく周囲に迷惑がかからない環境
この3つを基準にハローワークやインターネットで条件に合う職場を探しましたが、なかなか見つかりません。そこで、条件を少し妥協しつつ実際に2~3個応募しました。しかし、書類選考の時点で落ちたり、面接でシングルマザーだとわかると「なんで離婚したの? 子どもが可哀想だとは思わない?」とあからさまに態度が変わったり……。
私はこうして“シングルマザーの働き口は圧倒的に少ない”という壁にぶち当たりました。
「既婚のママと状況はあまり変わらないはずなのに、なぜこんなにも待遇が違うのか?」
とても悩みましたが、今思えば前回お話した“シングルマザーへの偏見”が大きく関わっていたのかもしれません。
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