戻ってきた世の中にワクワクが止まらない
もーワタクシ、ワクワクが止まりません!
少しずつ以前の生活を取り戻してきた世の中。ゴールデンウィークも3年ぶりに賑わい、ワタクシの住む神奈川にも多くの観光客が戻ってまいりました。まぁ、おかげさまで今年の「母の日」の花屋は随分と落ちついた感じではありましたけどねw。
規模の調整はございますが、コロナ禍で自粛などを余儀なくされていたイベントも各地で徐々に開催されるようになり、なんだかホッとした喜びを感じております。イベント装飾のお仕事も少しずつ戻ってきて、ワタクシのストレス発散仕事、“ビックサイズフラワーアレンジメント”をお作りする機会も増えて、ますます“ノーストレス生活”を達成しております。
そんなワタクシの安定した元気・やる気を支えてくれる花色は、ズバリ真っ赤。猫店長「さぶ」にニャーニャー叱られながらも、踊りながら作るビックサイズの真っ赤なフラワーアレンジメントに欠かせない、ヤンキードラマの鈴木紗里奈さんを見過ぎてバンバン惜しみなくブっ込んじゃうお花の正体とはいかに……。
今回は「あら不思議! 周りの空気をゴージャスに大変身! レナンセラ」の解説でございます。
レナンセラってなんですか?
レナンセラとは、中国・東南アジア・フィリピンなどに分布する着生蘭類でございます。肉厚で短い葉を左右交互に出しながら上に伸びていくため、10数種あるものの中には、高さ3mに達するビッグサイズな品種もございます。
花色はオレンジもございますが、多くは燃えるような深い緋色。花単体は小さいものの、固くしっかりした茎にたくさん付け、見た目も重量もかなりなボリューム。現在一般の市場に出回っているものは全長80cm程度のものが多く、色・花数ともにゴージャスなお花でございます。
別名・腎葯蘭(ジンヤクラン)といい、花粉塊の形からラテン語のレネス(腎臓)とギリシア語のアンセラ(葯、オシベの一部)の2語がくっついた名前のようですが、ゴージャスな見た目の割になんだか生々しいですな。
アランセラという種類もあります
濃紫が特徴的なバンダをはじめとした蘭の仲間同士を掛け合わせたりしながら、人工的に作られた園芸品種もあり、切り花以外に花鉢としても購入可能になってまいりました。市場に出回る蘭の中で、同じように深く赤い花色が特徴の「アランセラ」という種類もございます。
「アランセラ」と「レナンセラ」。パッと見の形状も似ているのに、名前まで似てしまっている……。ややこしいこっちゃ。
「アランセラ」は、花びらが細く、形状がサソリにも似ていることから「サソリラン」とも呼ばれております。どちらも蘭で間違いはございませんが、「アランセラ」の方が花びらが細く、今回ご紹介する「レナンセラ」に比べると、ややボリュームに欠けるかな~。でも充分ボリューミーでござんすよ。
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