「結婚してあげた」上から目線の妻にガッカリすることも
「妻は僕より10歳も年下なので、どこかで僕に対して『おじさんのくせに』という気持ちがあるようなんですよね。
結婚に関しても、恋愛結婚だったし、お互いに“結婚したい”という気持ちがあって結婚したと思いたいですが、妻と話していると言葉の端々に独身生活が長かったあなたと結婚して“あげた”という趣旨が隠れている感じがして、ガッカリすることもあります」
束縛を強めてからは、妻は以前より自由に外出することが難しくなったはずだとヒロシさんは考えていて、「だからそろそろ、浮気はやめてくれたかもしれない」と期待はしているそう。
しかし昼間は仕事に出ているため、妻が「僕に伝えている通りに過ごしているのかはわからないし、ひょっとしたら昼間の間に浮気相手の男と会っているかもしれないですよね」と悲しそうに話します。
できれば昔みたいに戻りたいけど…
「浮気をやめてもらいたいっていうのが僕の願いですね。本当は僕だって、妻のことを信頼したいんです。でも裏切られていたことを知ってしまった以上は、なかなか以前と同じように接するのが難しいと感じています。
ときどき、僕も妻に対して言葉がキツくなってしまうことがあって後から反省します。こんな感じなのに、ずっと夫婦を続けていけるのかどうか不安になることもありますね。
でも僕は妻のことを好きですし、できれば昔みたいに仲のいいふたりに戻りたいんですよね。妻に僕の気持ちが伝わっているとは、到底思えないですけどね」
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恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
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