熱熱のチーズがサバ味噌に合う
イタリアンに見えるこの一品、もとは100円で売っているサバ味噌の缶詰なんです。
「学生時代、オイルサーディンの缶詰丸ごと焼きがはやった。ふたを外したイワシ缶やサバ缶に玉ネギをのっけて、そのまま火にかけて食べる。おいしいですよ。でも、飽きちゃう。なにか変化が欲しいなと考えたのが、このサバ味噌缶のチーズ焼きです」(村山廣樹店主)
作り方は、メチャクチャ簡単。まず、塩、コショウをしたサバ味噌缶を小さなグラタン皿にあけてトースターやオーブンレンジ、電子レンジで焼きます。一度、焼くと香ばしくなるからだそう。その後、100%トマトジュースを入れて加熱し、グツグツしたら、チーズをのせてとろけるまで焼くだけ。最初からチーズを入れると、焦げてしまうので要注意。モノによっては甘すぎる缶詰もあるので、その時は塩を多めに。調理時間はわずか10分足らずです。
「よりイタリアンに近づけたい場合は、トマトジュースを加える時に、刻んだニンニクとパセリを入れてください」
口に入れると、熱々のチーズと、味の染みたサバ味噌の相性がバツグン。冷えた白ワインがグイグイ進む一品です。
【材料】
・サバ、イワシ、サン マなどの味噌缶
・トマトジュース
・とろけるチーズ
・粉チーズ
・ニンニク
・パセリ
・塩、コショウ
【レシピ】
1. 塩、コショウしたサバ味噌缶をグラタン皿にあけて、トースターやオーブンレンジで焼く。味噌ダレは半分くらい入れる。
2. トマトジュースと刻んだニンニクを入れてグツグツするまで加熱。
3. 最後に、とろけるチーズと粉チーズを多めに入れて焼く。
本日のダンツマ達人…村山廣樹さん
▽むらやま・ひろき
1949年生まれ。自ら海釣りに行き、釣った魚を店でさばいて客に提供している。韓国文化に詳しく、韓国料理も得意。
▼ぱいんつりー
創業25年。日曜日は伝説のストリッパー仙葉由季さんが、店主を務めている。
東京都新宿区歌舞伎町1―1五番街
(日刊ゲンダイ2018年2月14日付記事を再編集)
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