性格の不一致で離婚 元夫の復縁アプローチに不信感を抱く女

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-06-11 06:00
投稿日:2022-06-11 06:00

その間、2人の男性と交際したけど…

「そんな元夫からの突然の復縁要望ですからね、そりゃあこちらは戸惑います。『やっぱり僕には、君しかいないんだなぁと思った』とか『結婚するほど強い縁を感じた女性は、後にも先にも君だけ』などと、それっぽいこともLINEで送ってきます。

 悪い気はしませんけれど、離婚した当時のことを思い出すと、素直に元夫の提案通りによりを戻すつもりにもなれなくて」

 現在は、特定の恋人はいないという亜紀子さん。離婚後、2人の男性と交際をしましたがどちらの男性も亜紀子さんと合わない部分が大きく、数カ月の交際を経て破局を迎えてきたそうです。

 タイミング的にも元夫からの復縁の誘いは、亜紀子さんにとっては「悪くない時期ではなるけれど……」という認識はあるとのこと。

本当のことを話していないのでは…元夫に抱く違和感

「一度はダメになっている男女が復縁をして再婚までして、うまくいきますかね? 私はそこが引っ掛かっています。

 それに、元夫が熱烈に復縁を望んでいるのはわかるけれど、そんなふうに気持ちが再燃したのも、ちょっと不可解です。

 私が元夫に『なにか事情や理由があるんじゃないの?』って尋ねたときには、何もないと言っていましたが、なんとなく引っ掛かっています。ほら、借金とか大病しているとか何か理由があって、ひとりでやっていけなくなっただけなんじゃないかなぁ? って気もするんですよ。

 今の元夫は、私に本当のことを言ってくれていないかもしれないので、どうするべきか判断しかねていますね。

 まだ元夫とは会っていなくてLINEと電話だけでやりとりをしています。なんとなく元夫が本当のことを話してくれていない気がしているのが、私の気のせいなのか、それとも私の勘が正しいのか……、よくわからず復縁を決断できずにいます」

 ◇  ◇  ◇

 元夫の申し出に対して、一抹の不安を覚えているという亜紀子さん。実は、その直感はある意味で正しかったようです。実は元夫のカズトさんは、親しい友人に亜紀子さんとの再婚を希望する切実な理由を話していました。

 なんとそこには、カズトさんなりの衝撃的な事情が隠されていたのです……!

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「痔の薬よろしく」彼氏に誤送信LINE!終わったと思いきや…
 大好きな人の前では、いつでも可愛くいたいもの。でも、私たちの日常には、それを脅かす危険なツールがあります。  そう、...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:25 ラブ
「モテる女性」こその悩み…大変だと同情するか、嫉妬するか
 モテる女性を見て「私もあんな風にモテてみたい! と、羨ましく感じる人は多いでしょう。中には「あの子ばっかりモテてずるい...
恋バナ調査隊 2022-05-01 06:00 ラブ
「おはよ、本日の足」夫ウケ狙ったのに撃沈!愛の傍迷惑LINE
 世間には「夫のことが大好きで仕方がない妻」も、たくさんいますよね。そんな女性は、LINEでも健気に夫ウケを狙ってあれこ...
「肉体関係は神聖なもの」頑なに恋人を抱かない36歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.88〜女性編〜」では、恋人のヨウヘイさん(仮名・36歳)と、交際開始から一度もカラダの関係が...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
交際4カ月でキスだけ 恋人と“性交渉ゼロ”34歳女性のモヤモヤ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「男は収入」お金目当てで結婚した女性のその後から学ぶこと
 あなたは、結婚相手に何を求めますか? アラサー・アラフォーになると、自分自身にも経済力がついてくるため、男性を「収入」...
恋バナ調査隊 2022-05-02 18:52 ラブ
“結婚は考えてない”と言う彼 怒りを呑み込んだ35歳女性の例
「結婚は考えてない」。恋人にそんなことを言われてショックを受ける女性が最近増えているようです。このようなことを言われたら...
内藤みか 2022-04-28 06:00 ラブ
本命の男が貴女から去る言動 能ある女性は爪を隠しています
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-28 06:00 ラブ
ザワザワする!本気or遊び「告白なし」で付き合う男性の心理
 男性に告白されていないのに親密な関係になると、なんだかモヤモヤしてしまいますよね。本当は告白されてから付き合うのが理想...
恋バナ調査隊 2022-04-28 06:00 ラブ
恋愛モード復活! 彼氏欲しい…恋人ってどう作るんだっけ?
「学生時代はすぐに恋愛ができたけど、今は好きな人すら見つからない」と悩んでいる方も多いはず。彼氏がいない期間が長ければ長...
若林杏樹 2022-04-27 16:49 ラブ
あれ? 彼氏が負担に感じる…前向きな対処法4つを試してみて
 恋愛中には、時に彼氏の存在を負担に感じてしまうことがありますよね。そう感じている時は、自分をごまかしてもつらくなるだけ...
恋バナ調査隊 2022-04-27 17:19 ラブ
W不倫に溺れ、別居した元妻から婚姻費月10万円を請求された
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻に2...
30代40代大人の恋愛「きっかけのハードル」を下げてみない?
 大人になって恋愛の経験値が上がっていくと、付き合いはじめる前に「この人とは合わなそう」「この人はやめておいたほうがいい...
恋バナ調査隊 2022-04-25 06:00 ラブ
「長い不倫」の終わらせ方 “無知”ほど怖いものはありません
 恋愛は自由なもの。しかし、相手が既婚者となれば話は変わってきます。「出会ったのが遅すぎただけ」なんてセリフは、ドラマで...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:34 ラブ
夜の営みも“女優”であれ!離婚回避のために思考を切り替える
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。約8割のご夫婦が恋愛結婚ですが、離婚理由の男女とも第1位は「性格の不一致」。...
山崎世美子 2022-04-23 06:00 ラブ
罪悪感なく元妻を抱く男性「ソッチは嫌いじゃないですから」
「冷酷と激情のあいだvol.87〜女性編〜」では、元夫であるマサカズさん(仮名)と将来的な話が何もないままセフレ関係が続...
並木まき 2022-06-01 12:30 ラブ