シミ、そばかす…何から消す?
Q1. どこからがシミで、どこまでがそばかす?
広い意味では、シミもそばかすも「シミ」です。どちらも色素増殖症の中に含まれています。
一般的にいわれるシミは「老人性色素斑」といい、これは紫外線が原因で起こり、よく日焼けする場所や日光が当たっていた部位に年を経てから出てきます。
少し厚みのあるものは「脂漏性角化症」、左右の頬にもやっとしたシミの「肝斑」、頬や目の周り、鼻に2〜3mm大の斑点の「そばかす」、これらは全て色素増殖症のひとつです。
できる原因や時期、シミの深さや部位などから分類されています。
簡単にいうと、鼻から両頬にかけて小さい点々としたものがそばかす。それ以外はシミということになりますね。
Q2. レーザー治療するならどれから消していけば良い?
上に挙げたシミの中で、順番を気にしなくてはならないのは、左右の頬やこめかみにもやっとしたシミの「肝斑」です。
肝斑は普通のレーザー(肝斑以外のシミをとるレーザー)では余計に濃くなってしまうため、治療法や治療の順番を考えなくてはなりません。
そのため、肝斑の治療をしつつ、同時に他のシミを治療していく必要があると私は考えています。
肝斑以外のシミ(そばかすを含めた)をとるレーザーを照射後は、肝斑が一時的に悪化するので、肝斑を治療するレーザーや塗り薬、飲み薬を交互に使用する必要があると考えます。
なお、先生のなかには肝斑治療を先に完了してから、その他のシミの治療をするいう方もいらっしゃいます。
Q3. 治療でシミを取った後はメイクできますか?
治療の種類によって、シミをとった直後にメイクできるか、翌日から可能なのかが変わってきます。
老人性色素斑(いわゆる一般的なシミ)は、テープ保護した上なら翌日から可能です。脂漏性角化症(いわゆる加齢性のイボ)は、テープ保護がとれるまで不可です。肝斑、そばかすは当日から可能です。
気になるお値段について
Q4. 保険が適用されるシミと保険適用外のシミの違いって?
見た目の改善など美容目的では保険適用外の自費診療となります。シミは見た目の改善なので美容目的となり、基本的に保険適用外となります。
保険適用になる場合は「症状」がある場合が多いです。例えば、悪性腫瘍の可能性を疑われたりすると保険適用になります。
クリニックによっては脂漏性角化症(加齢性のイボ、厚みのあるシミ)を液体窒素(保険適用)で治療するクリニックがありますが、本来は保険適用されるものではないので、その先生の良心で治療しています。
Q5. レーザー治療のざっくりとした料金を知りたいです
ざっくりとした料金の目安ですが、治療法に分けてお知らせします。
・シミ(老人性色素斑)
Qスイッチレーザー:1mmにつき1,000円〜2,000円(大きさはシミの最大径で、数が複数の場合は合算されます)
ピコレーザー:1mmにつき2,000円〜3,000円
・シミ(脂漏性角化症)
炭酸ガスレーザー:1mmにつき1,000円〜3,000円(麻酔代などほかに1,000円〜3,000円加えられることが多いです)
・シミ(肝斑)
ピコレーザートーニング:12,000円〜25,000円(※クリニックによってショット数が違うため単純な比較ができません)
・そばかす
光治療(IPL):100〜150shotで20,000円〜45,000円(※クリニックによってショット数が違うため単純な比較ができません)
信頼できるクリニックへ
クリニックによって機械やショット数、当てる面積が違います。高性能で高価な機械を導入していると料金は高くなりがちですが、安い機械よりも副反応が少ないというメリットもあります。
また、レーザーのショット数が多いか少ないかでも料金が変わってきますが、公開されていないことが多いです。
信頼できるクリニックに行かれることをおすすめします。
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