更新日:2022-06-17 06:00
投稿日:2022-06-17 06:00
彼と同時に達して…
そのうち、彼が後ろから『E子、もうイキそうだ』と叫びました。
私も、『私もよ……一緒に……K君と一緒にッ!』と四つん這いのまま叫んでいましたね。
それどころか『このまま膣内(なか)に出してッ!』と甲高い声で懇願して――その直後でした。ひときわ激しい胴突きを見舞ってきた彼のペニスが、私の膣奥深くでドクン、ドクンと脈動したんです。
その瞬間、私もアクメに達してしまって……。
エクスタシーを感じながら『ああ、彼の精液が私の体内に注がれている……』とうっとりしたのを覚えています。
事後のシャワーに「また現実を生きなくちゃならないんだ」と
その後、幸せを嚙みしめるように彼の腕の中で抱き合い、しばしの眠りについたんです。
どれくらい経ったでしょうか。
彼が起きあがり『もう23時半だ……』と言いました。
あっという間の出来事のように感じましたが、もう2時間以上経っていたんですね。
私が『帰りたくないけど、実家に帰らなきゃ』と言うと、彼は優しくキスをして『家の近くまで送る』と言ってくれました。
それぞれシャワーを浴び、洋服を着て、彼の車に戻った時には、まるで夢から覚めたような……魔法が解けたような虚しさがこみ上げてきて……。
(ああ、私はまた現実を生きなくちゃならないんだ……)
そう唇を噛みしめました。
それほどK君とのひと時は、甘美で幸せで、忘れていた女を取り戻してくれた貴重な時間だったんです」
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