事前準備が命!子連れ引っ越しこう乗り切る 2022.6.28(火)

コクハク編集部
更新日:2022-06-28 13:46
投稿日:2022-06-28 06:00

子どもだって「気持ちの準備」が必要

 子どもにとって、環境が変わることが大きなストレスになる場合もあります。

 まだ言葉の出ないような小さな子はあまり気にしないかもしれませんが、ある程度の年齢の子になると、保育園の先生やお友達と別れるための「気持ちの準備」をする必要があります。

 我が家では引っ越しが決まった時点で「お引越しすることになったよ」と伝えていました。まだ日時の概念が曖昧なので、近づいてきたところで、「来週だよ」「あと〇日だよ」「明後日からホテルに泊まるんだよ」と何回かに分けて伝え、最終日には「ここで寝るのはきょうで最後だよ」と念押し。

 最後の夜には、これから離れる家に親子で「ありがとう」とお礼を伝える機会を作りました。幼いながらに住んでいた家に愛着があるようで、「ここでたくさん遊んだね」と感慨深げにしていました。

 転居先が遠い人は難しいかもしれないのですが、できれば一度だけでも引っ越し先の新居に家族みんなで訪れておくと、子どもは「これから自分はここで暮らすんだな」と納得しやすいと思います。

 我が家の場合は何度か家族で新居を訪れたあと、家に帰ってから「新しいおうちでやりたいこと」について上の子と語り合いました。

「新しいおうちは忍者走り(=すり足で走ること)くらいならできるかな」「今のおうちよりも広いから、大きい線路(=プラレールのこと)が作れるね」と想像を膨らませていました。

引っ越ししてすぐの新居は危ない?

 今回、ホコリ対策と同じくらい気を付けたのが新居での安全確保です。

 普段は子どもの手の届く場所に危ないものは置かないように気を付けているのですが、新居ではバタバタして目が行き届かず、思わぬものが床に落ちていたりするもの。

 荷解きの際に使うハサミやカッターも危ないですし、新しく組み立てた家具もあるので小さな部品の誤嚥(ごえん)も心配です。

 もうすぐ4歳になる上の子は「危ないから触らないでね」「ここには入らないよ」と話せば、ある程度は理解してくれるのですが、1歳半の下の子はそんなのお構いなし。まだ目が離せない年齢なので、階段や台所に入らないよう事前にベビーガードを設置して“通せんぼ”しました。

 引っ越し前に危険がないことを確認してから子どもを迎え入れたつもりでしたが、それでも新居では子どもが思わぬ行動をしてヒヤッとすることも……。

 家具の位置や、電池や薬など、子供に触られたくないモノの収納場所など、住みながら検討していきたいと思います。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


プライド高っ! マウントをとる女の闘志メラメラLINE3選。バッグの値段、婚活の人数、子どもの習いごと…
「あなたより私のほうがすごい」と相手より優位に立とうとする女。そんな“マウントをとる女”は、LINEでも闘志メラメラのよ...
無意識な「フキハラ&ちくちく言葉」で職場のモチベ下げていませんか?
 相手を遠回しに攻撃する人いますよね~。不機嫌な態度で周りを威圧する「フキハラ」に加えて、嫌味たっぷりの皮肉っぽい「ちく...
フジテレビ問題で物議…【弁護士解説】職場や取引先との飲み会、部下や後輩とトラブルにならない誘い方は?
 芸能界を引退した中居正広氏(52)の女性トラブルを巡って、幹部社員の関与が疑われているフジテレビ。トラブルが発生してい...
「寒い。めんどい。やる気でない」を打ち破れ! 40女が実践するランニング継続のコツ
 1月ももう終わり。2025年の抱負として「運動習慣を身につける」と掲げた方も多いのでは。  仕事前にちょっとひとっ走...
あわや一触即発と思いきや…お互いを褒めあう仲良し“たまたま”たち
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「金運を上げる玄関」って? お金持ち宅の“テクニック”も参考にした生花の選び方
「米の値段がまた上がる!」がSNS界隈でバズっております。ワタクシの唯一の癒しでもある大好物(甘いもの系)のサイズや数量...
圧強めのママ友、涙を飲んだ受験生にはどう返信する? お受験シーズンはLINE界隈もてんやわんや
 今年も受験シーズンが到来。自分の子供の人生を少しでも良くしようと必死の「お受験ママ」がいる一方で、不合格で落ち込む受験...
まさか痴漢に遭うとは…更年期真っ最中のおばさんの身に降りかかった「性的な危険」
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
経験値不足が招いた悲劇か? 恋人や家族の「仰天センス」にドン引きしたエピソード
 買い物をしている時やプレゼントをもらった時など「なんでそれを選んだの!?」と驚くような仰天センスの持ち主に出会うことが...
まるで物語のワンシーン! 静かに佇む美しきシルエットの“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
茜色の街に思うこと
 茜色の街はまるでスクリーンの中のようだ。  ほんの少し、立ち止まって、世界観に没入する幸せ。
【動物&飼い主ほっこり漫画】第89回「お散歩行くでゴザル」
【連載第89回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏漢字探し】「嫐」の中に紛れ込んだ漢字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
LINEで話を聞いてほしいだけの人への対応3カ条。真剣に考えた時間の分だけガッカリしないために
 友人からLINEで相談を受け、親身になってアドバイスをしたのにまったく聞いてくれなかった…なんて経験はありませんか? ...
想定外のひとり旅。「クリスマスに仕事がない」って恥ずかしいこと?
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
仕事ができない風に見えるLINE3選。沈黙やだんまりを決め込むには理由がある?
 仕事ができるかどうかは、見た目だけでは判断できません。世間では仕事ができない風に見えるLINEを送ってくるのに、実は超...