シングルマザーの私が“不倫サレた夫”と出会い、再婚するまで

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2022-07-05 06:00
投稿日:2022-07-05 06:00

再婚するつもりはなかった…はずなのに

これ以上の関係を望むんでいいのかわからない(写真:iStock)
これ以上の関係を望むんでいいのかわからない (写真:iStock)

 バツイチ同士のカップルとなった私たちは、相変わらずLINEや電話をしながら月に1回デートを重ねる日々を過ごしていました。

 もちろん、ひでまると子どもたちとの関係も良好です。ひでまるが遊びに来ると、子どもたちは普段私ができないような肩車などの遊びをねだり、わがままも優しく聞いてくれる父親のような存在として認識しているようでした。

 しかし、お互いに再婚という言葉は一度も出たことはありません。私自身も、ひでまる自身も一度は離婚を経験している身です。

(もし再婚して上手くいかずにまた離婚することがあったらどうしよう? 怖すぎて、これ以上の関係を望むんでいいのかわからない……)

 離婚経験者だからこそわかる「夫婦のもろさ」や「養子を本当に心から愛せるのか?」といった現実問題や、トラウマなどが再燃してしまい、とてもじゃないですが「再婚したい」なんて口が裂けても言えませんでした。

 この感情はひでまるも同じようで、毎日を頑張るためのスパイス程度の関係だと思っていたのでしょう。

 お互いに「また離婚をしてつらい思いをすること」について臆病になっていたのです。

子どもがいる状態での再婚はとても困難

まさかの妊娠で…(写真:iStock)
まさかの妊娠で… (写真:iStock)

 現に、平成23年に離婚した後、5年以内再婚できた方の割合は平均22.1%(厚生労働省「平成28年度 人口動態統計特殊報告 婚姻に関する統計」より)。

 この割合は子どもがいない方も含まれているため、実際に子連れ再婚をしている人たちはもっと数が少ないでしょう。それほど、子どもがいる状態での再婚は難しいのです。

 勇気が出ない私たちは、せめても一緒にいる時間に幸せを見出そうとしました。月に1回のデートはシングルマザーにとってちょうどいい感覚です。

 私生活を邪魔せず、その1回のために仕事も子育ても頑張ろうと思えました。順調に思えたそんな矢先に、私の妊娠が発覚したのです。

tumugi・ひでまる
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ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
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