新盆の最新マナーを解説!猛暑&コロナ禍で故人を偲ぶには…

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-08-03 06:00
投稿日:2022-08-03 06:00

新盆見舞いにふさわしいものとは…

 新盆見舞いに相応しいものは「五供(ごく・ごくう)」といわれる「香」「花」「灯明」「水」「飲食」が基本になり、お線香や供花、そうめんや旬の果物やお菓子、ローソクなどが望ましいとされています。

 昔は故人が帰ってくる際に目印となる盆提灯(ネオンカラーの明かりがクルクル廻ってるアレ)が最高の新盆見舞いといわれておりましたが、近年の住宅事情で「そんなにたくさんあってもね~」ということから、控えられる方も増え、代わりに「提灯代」としてお金になさる丁寧な方もいらっしゃいます。

 ここでワタクシがおススメしたいのは、やはりお花でございますな。

 故人の初めての里帰りにキレイな花でお迎えするのは、とても気持ちがいいものでございます。親しかった方々からいただいたたくさんのお花で迎える新盆というのも、見えないけど帰ってきた故人もきっと笑顔で「ただいまー! お迎えありがとねー!」と言っているような気がしてまいります。

最近は「菊」や「白」だけとは限らない

 そんな新盆見舞いに最適な贈り物のひとつであるお花のタイプは、最近の暑い日本では、様相が変わってきました。

 基本的にはを基調とし、淡い色をプラスしたシンプルな色合いでまとめられますが、近年ではとは限りませんし、切り花とも限らない。もっといえば生花とも限らないのが、酷暑の日本の常識に。

 基本的には故人を偲んだお花ですので、花好きの故人であれば、好きだった花をまとめられるのもいいですし、花持ちと手入れの簡単さを気になさる方は、「胡蝶蘭」をはじめとしたお供えにふさわしい花鉢をお持ちになる方もいらっしゃいます。

 腐ることがない「プリザーブドフラワー」や「造花」でしつらえたアレンジメントを選択なさる方もいらっしゃれば、先方様の都合で買うことができる花のギフト券を選択なさる方も。

お盆前日や当日に届くよう手配を

 いずれにしても「五供」である花は、お盆にはなくてはならないマストアイテム。もしもアナタが親しかった故人の新盆に、訪問は遠慮するけれど新盆見舞いとしてお花をセレクトするのであれば、近隣のお花屋さんに相談なさるか、ネットをはじめとした通販や宅配で先方に贈ることをオススメいたします。

 その場合、花束やアレンジメントなどの生花であれば、お盆前日や当日などに届くように。花鉢や傷む心配の少ない造花などであれば、事前に先方に手元に届くように手配なさるといいと思われます。

 お花に限らず、新盆に備え、早めの判断と手配で、安心して夏休みを過ごされることをオススメいたしますわよ。

 親しかった故人が旅立って初めての夏休み。懐かしい我が家への帰省が、お互いに幸せな時間でありますことを……遠いお空の向こうでお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


念願のドラム式洗濯機!良かれと思ってホコリを取ったら1.6万円の大出費
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
白と青が眩しい季節 ぶらつくには良い日和 2023.4.17(月)
 この季節はなぜだか白と青が眩しくて、ぶらつくには良い日和。  家に籠もっていた人々が、外を動き回る自由を楽しんで...
昔の自分の写真を見て「かわいい」と思った 2023.4.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
アラフォーにして保険について初めて考えた 2023.4.15(土)
 皆さん、保険って何か入っています? 私は自分にはあまり関係ないものだと思っていました。ついこの間までは……。保険外交員...
余った片栗粉の使い道!ごま豆腐レシピから入浴剤、お風呂のカビ掃除まで
 料理に大活躍する片栗粉。でも、ついつい出しすぎてしまったり、賞味期限が切れて使えなくなってしまったりと、余りがちですよ...
スマートな大人の復讐ルールって? 泣き寝入りせず、仕返ししたっていい
 みなさんは、復讐や仕返しってどう思いますか? 私はものすごく執念深いので、イヤなことをされるといつまでも忘れず、仕返し...
明るい日差しのもとに春の色が溢れる 2023.4.14(金)
 ついこの間まで一色で塗られていた大地に、明るい日が差して春の色が溢れる。  冬に眠っていた反動で腕を伸ばす植物た...
鉄分を摂り始めたら生理痛がマシになった 2023.4.13(木)
 鉄分不足が気になっている女性は、少なくないと思います。私自身、毎年の人間ドックで貧血ではないことは分かっているのですが...
“たまたま”の不思議な1枚を発見!あれ…片手が消えている?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「ガーベラの命が短い」は間違い! 超経済的でハッピーな花
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋は猫もまたげる敷居の低さのせいか、ご贔屓いただくお客様は実に様々な方がいます。 ...
宇宙飛行士候補者のニュースにワクワクした 2023.4.12(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
祝・再販!「そのまま使えるおさしみわかめ」が美味♪ 2023.4.11(火)
 最近、海藻を意識して食べるようにしています。というのも年に一度の人間ドックが近いから。栄養たっぷりでカロリー控えめな海...
私クサいかも? 40代女性が気をつけたい3つの体臭とケア方法
 40代になると「私って、もしかして体臭がキツイ……?」と不安になることが増えませんか? 実は、女性は40代になるとホル...
名づけの親は郵便屋さん「太郎」の“たまたま”に今年も会えた
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
桜の中にたたずむ茅葺き屋根の山門 2023.4.10(月)
 ひっそりと桜の中にたたずむ茅葺き屋根の山門を見上げる。  あと数日もすれば花が散って葉桜になるんだろう。青空に浮...
「限定品」の文字に弱い…つい買ってしまう心理&衝動買い対策3つ
 店頭やネットショップで「限定品」と書かれると、思わず買ってしまう人は多いはず。ところが、同じ商品でも限定品ではなくなっ...