なぜホス狂いする?「エース」は好きなホストを“独占”できる

内藤みか 作家
更新日:2022-08-25 06:00
投稿日:2022-08-25 06:00
「ホス狂い」という言葉があります。ホストクラブのホストに夢中になる女性を意味するのですが、彼女らはなぜ「ホス狂い」と呼ばれるまでになるのでしょうか。悪いホストに騙されているだけが理由ではなさそうなので、調べてみました。

ホストに通うきっかけとは

寂しさを抱える女性たち(写真:iStock)
寂しさを抱える女性たち (写真:iStock)

 女性がホストにハマるきっかけは、いろいろです。

「ホストが好みのタイプだったから」というケースが多いと思われがちですが、決してルックスだけが理由ではありません。

「私の話を聞いてくれたから」や「マメに連絡してくれたから」というのも良くある理由なのです。

 都会でひとり暮らしをする女性で、あまり友達が多くなく、寂しさを抱えている場合、たとえ営業であってもホストがマメに連絡をしてくれたら、嬉しくなるし、出かける場所ができて楽しくもなるのです。でもこれらはあくまできっかけに過ぎません。

ホストにハマるきっかけとは

ホストで承認欲求を満たしている(写真:iStock)
ホストで承認欲求を満たしている (写真:iStock)

『ホス狂い』(大泉りか・著/鉄人社・刊)は、熱狂的にホストにハマった女性たちを取材した本。

 なかには5000万円もホストに費やした女性も出てきます。本の中にも事例がいくつか出てきますが、彼女たちがホストにハマるきっかけは、ホストから求められたからというのも多いのです。

「今日はお客さんが少ないから安くするから来てほしい」「イベント日なので同伴してほしい」などと頼まれて店に行くと「助かったよ」とありがたがられます。

 そこに自分の存在意義を見出したり、お店のホストたちにちやほやされて承認欲求を満たされたりして、次第に深みにはまっていくパターンもあるようです。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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