時代錯誤…婚約中に飛び出した彼ママの“時空を超えた迷言”

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-05-02 06:00
投稿日:2019-05-02 06:00
 大好きな彼と婚約し、幸せな気分でいたのもつかの間、姑となる彼ママから強烈なるイヤミを浴びせられる女性もいるようです。高齢社会を迎え、将来の介護を見据えてお嫁さんに気を使いまくる姑も少なくないというのに、令和となった今でも「昭和」な発言をする姑予備軍な女たち。
 そんな時空を超えた迷言を、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきがご紹介します。

1:「あんたは色が黒いから白無垢が似合わない」

「結局私は、姑が原因で離婚したようなものですが、婚約して結婚式準備を進めていた時期に、姑から呼び出されて家に遊びにいったんです。

 私はてっきり親睦を深めるために呼ばれたのかと思っていたのですが、そうではなく、いきなり『あんたは肌の色が黒いから、白無垢が似合わない』と、痛烈なイヤミを浴びせられました。

 日サロに行ってるわけでもなく、ビーチで焼いたわけでもなく、私の肌は単なる地黒系。

 それなのに、平然とそんなことを言ってのける義母の神経を疑いましたし、結局、結婚後の同居生活でアレコレと口やかましく干渉され、私がノイローゼになり離婚しました。

 あ、ちなみに元夫はマザコンで、そんな姑の暴言を一切止めてくれることはなかったです」(37歳女性/専門職)

  ◇  ◇  ◇

 白無垢を着るのに、肌の色なんて関係ないはず。性悪な姑ほど、嫁となる女性のどうでもいいアラ探しをして、何か言わないと気が済まないのでしょう。

 こんな姑のいる家からは、即刻逃げ出して正解だったのではないでしょうか。

2:「そんな貧相なカラダで子供が産めるとは思えない」

「結論として彼ママが原因で婚約破棄をしたんですが、婚約してからというもの、彼の母親には会うたびに『そんな貧相なカラダで子供が産めるとは思えない』だの『そんな体つきじゃ、息子が欲情できいでしょ』だのって下品極まりないイヤミを散々言われました。

 確かに私のカラダは痩せ型だし、食べても太りにくい体質。

 けれど、そんな私を息子である彼が選んでくれたってことはまったくお構いなしで、かなりヒドイことを言われ続けました。

 彼の母親は、雪だるまみたいな体型だったので嫉妬だったのかもしれませんが、そんな母親の暴言を制してくれない彼にも幻滅して、結婚そのものをやめました」(33歳女性/教育)

  ◇  ◇  ◇

 暴言を口にする母親を止めることもできない男も、厄介なマザコンのニオイがします。

 下品なイヤミで嫁となる女性を困らせるような破廉恥な家には、嫁ぎたくないのが女心ですよね……。

3:「若いころの私のほうが綺麗でしょ」

「堅実な彼と婚約をし、彼の母親に会ったときのこと。

 彼が『かわいい子でしょ?』と私の容姿を褒めた途端に、いきなり母親は席を立ち、古いアルバムを持ってきました。

 そして『あなた今、29歳? コレは私が29歳のとき。あなたより綺麗でしょ?』と、度肝を抜く発言が飛び出したんです。

 どう返事をすべきか迷い固まっていると、さらには『私ね、30代でもこんな若かったし、この子を産んですぐに体型も戻って〜』と、延々と容姿自慢が続きました。

 結局、息子が私の容姿を褒めたのがよほど面白くなかったのか、それ以降も顔を合わせるたびに容姿自慢を繰り返され、尋常じゃないその雰囲気に怖くなった私が結婚の延期を申し出ました。

 今は彼と同棲だけしていますが、結婚となるとまたあの彼ママの問題が出てくるので、どうしようか地味に悩み中です」(34歳女性/医療)

  ◇  ◇  ◇

 古いアルバムを出してきて、嫁となる女性と張り合おうとするなんて、まさに時空を超えまくりな姑予備軍。
こういう姑がいる家に嫁ぐと、常にライバル視されて、なにかと面倒くさそうです。

 最愛の息子をとられる悔しさなのか、女としての意地なのか。

 昭和の時代にこそよく耳にしたような、強烈なイヤミを嫁候補に浴びせる時代錯誤な彼ママも、このご時世に細々と生き残っているようです……。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


モテる女が選ぶ男はセンスなし? 美人が陥りがちな恋愛の失敗傾向3つ
 あなたは、男性にモテますか? 答えがイエスなら、恋愛で選ぶ男に注意したほうがいいかもしれません。  なぜなら、美人で...
恋バナ調査隊 2024-02-23 06:00 ラブ
年下男性と恋愛したい! 知っていると憧れられる3つのテク
「年下男性と恋愛したい」と主張する女性がかなり増えています。けれど、思い切ってアプローチしてみても、なかなか盛り上がらな...
内藤みか 2024-02-22 06:00 ラブ
“お金持ちのド本命”になる方法 爆美女じゃなくても大丈夫!
 将来結婚するならお金持ちの人が断然いいですよね。  しかし、「自分は特別な美貌もないし、稼いでいるわけでもない。...
若林杏樹 2024-02-21 06:00 ラブ
【風邪ひき夫のイライラエピ6選】かまちょで子より手間かかるんですけど
 既婚女性の皆さん。夫から「風邪をひいた」と言われたらどんな反応をするでしょうか? 心から純粋に心配するのは、ラブラブな...
恋バナ調査隊 2024-02-21 06:00 ラブ
1分で得するフェロモンジャッジ!自律神経を整え、ストレスを手放す香り
 寒さが残る早春は男女ともにフェロモン度が下がり、生殖器にとっては大ピンチのシーズン。カップルや夫婦もマンネリ化しやすく...
太田奈月 2024-02-20 06:00 ラブ
器が小さい男性の見極め方 交際後に幻滅&ストレスMAXエピソード3選
 器の大きい男は、豪快で頼りがいがあってかっこいいですよね! でも、残念ながら世の中には「器が小さい男」もたくさんいるの...
恋バナ調査隊 2024-02-20 06:00 ラブ
本命じゃない人と結婚したっていい…幸せのための5つの心得
 愛し合うカップルのゴールとされる、結婚。一方で、なかには「本命じゃない人と結婚することになった」と悩んでいる女性も存在...
恋バナ調査隊 2024-02-25 17:28 ラブ
美人の結婚が遅い3つの理由、男性の切ない本音を紐解くと…
 女性から羨ましがられる美人は、結婚も早いだろうと誰もが思いますよね。でも、実際に周囲を見回してみると、見た目は平均点の...
恋バナ調査隊 2024-02-19 06:00 ラブ
「性欲強めになったのは…」今カレにはナイショ!元カレの影響6選
「好きな人の口癖がうつっちゃった」なんて経験がある女性は、多いのではないでしょうか?  人は好意を持っている相手や長く...
恋バナ調査隊 2024-02-18 06:00 ラブ
男「日曜会えない?」独女「100人の部下が動いてて」残念あるあるLINE
 40代になっても独身を貫く人には、いくつかの共通点があります。  男性としては、独女特有の共通点を察知した途端、...
恋バナ調査隊 2024-02-18 06:00 ラブ
“半径3m”に合コンの指示書…芸人だけにあらず! 必死感ダダもれLINE
 芸能界でも話題となっている“合コン指示書”ですが、一般社会でも出回っているようです。合コンに向けて送られてくる命令や要...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ
「40代の婚約者が別居婚を望むのは年齢的な問題?」とブルーな43歳男
「冷酷と激情のあいだvol.182〜女性編〜」では、婚約したヨシテルさん(43歳・仮名)のニオイを生理的に受け付けなくな...
並木まき 2024-02-17 06:00 ラブ
そうだ、別居婚だ!婚約者のツンとしたニオイに倒れそうな43歳女の画策
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-02-17 06:00 ラブ
女性への理想はエベレスト級? 陰キャ男性のこじらせ恋愛あるある5選
 今回は、陰キャ男性の恋愛あるあるを紹介します。陽キャ男性は男性・女性関係なくフレンドリーにコミュニケーションを取ろうと...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ
幸せにはなれないかも…体だけの「割り切った関係」を望む男たちの事情
「セックスする仲でも付き合うのは無理」と、割り切った関係を望む男性は一定数いるもの。そんな彼に悩んでいる女性もいるでしょ...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ
コスパもタイパもいいかも♡奢られ上手の女性がデートで実践するテク3選
 奢られ上手な女性は、本当に嫌味なく気持ちよく奢られていますよね。反対に奢られるのが苦手な人は、オドオドしたり、レジ前で...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ