今時は「さっしー推し」で生理用品を買う!? 2022.10.8(土)

コクハク編集部
更新日:2022-10-08 06:00
投稿日:2022-10-08 06:00

お次のテーマは「生理」について

 後半はユニ・チャームの社員さんを相手に、生理用品について話し合います。

 机の上に置かれたお馴染みの「はだおもい」などの生理用品は、ピンクや花柄のデザインが多いです。学生たちには「花とかピンクが好きじゃない人もいる」「もっと違うデザインの選択肢があっていい」と自由な発想。「無印みたいにシンプルな感じがいい」と思いをぶつける学生も。

 企業としては、店頭に並んだ際の「わかりやすさ」と「手に取ってもらいやすさ」の両立を考えると、シンプルなデザインが正解なわけではないという考えもあるようで、学生らと意見を交わしていました。

「さっしーが勧めていたから」が購入の決め手に

 その後はどのような基準で生理用品を選ぶかについての話に。1人の学生が「機能重視、自分に合うと思ったら同じものを買い続ける」「新しい商品が出ても、あまり積極的に試すことはない」と話すと、学生たちがみんな頷いているけど……。新しいもの、試したくならないの??

「(商材の性質として)自分に合わなかったとき、買い替えや人に譲るなどができないので慎重になる」と話す学生たちの言葉から、新しいものに飛びついて失敗したくない、今どきの若者の買い物志向が垣間見えました。

 一方で、新しい商品を試してみたという学生がいました。デリケートゾーンとナプキンの間に“挟む”タイプの「シンクロフィット」という商品。たしかに、私たちも馴染みがないタイプです。理由は……?

「さっしーが勧めていたから」。タレントの指原莉乃ちゃんのことです。

 信用できる人やインフルエンサーからの口コミこそが、新しい商品の購入の決め手というわけです。芸能人のインスタなどいわゆる「案件」が従来の広告の役目を果たし、お金が流れる理由もわかりますね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「卒業」ばりに花嫁略奪!事実は名画より奇なり、破天荒な友人がヤバすぎ
 破天荒とは、「誰もしなかった前代未聞の行動をする」ことを意味します。そして、世の中には、まさに「破天荒」の言葉にふさわ...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...