「僕が離婚を決めた原因は…」鬼嫁に愛想を尽かした男の真実

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-11-13 18:13
投稿日:2019-05-11 06:00
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、夫が「元妻は鬼嫁」と認識し、離婚へと突き進む発端となった出来事から、まずは夫の言い分を3選ご紹介します。

1:『好みじゃないから』と実家の気持ちを踏みにじる妻

「離婚した妻は、とにかく僕の実家へのアタリが強い人で、間に入っている僕は、結婚中はずっと疲弊しまくりでした。

 その中でも、とくに印象に残っていて離婚を真剣に考えるキッカケになった話が、父がヨーロッパ出張で買ってきてくれたカトラリーのセットに対し『こんな悪趣味なもの、私が使えるわけないでしょ! なんで勝手に受け取るの!』と激怒して、数日間にわたり僕を罵り続けた事件です。

 ぶっちゃけナイフとフォークなんて場所をとらないし、とりあえずもらっておけばいいじゃないですか?

 なのに『次回、つき返せ』だの『私の好みじゃないものは、実家から二度と受け取るな』『親にも、はっきり言え』だのって、暴論を吐かれました。

 思えば、この事件をキッカケに、元妻への僕の気持ちは急速に冷めましたね」(41歳男性/IT)

  ◇  ◇  ◇

 実家からの贈り物にケチをつけ、真心を踏みにじる発言をした元妻を、この夫は「今でも、思い出すと許せない」と語っていました。

 それほどの事件、妻側の言い分はいかに…? 「冷酷と激情のあいだ~妻編~」でじっくりご紹介しましょう。

2:親族との付き合いを極度に避ける元妻の暴挙

「元妻は、とにかく俺の親戚を毛嫌いして、いつも親族が唖然とするような奇妙な言動を繰り返していました。

 法事に行けば、法要が終わった時点で『私は帰りたい』と言い出し、俺に駅まで送らせたり、正月などの長期休暇には俺の実家に一緒に帰省するのを嫌がったり。

 それだけでなく、親族との会話すら避けたがり、いつも不機嫌そうな顔で応じるような変な女でした。

 結婚は当人同士だけじゃなく、実家や親戚も絡んでくるものだと思うので、そんな元妻に対し、俺の堪忍袋の尾が切れ『もうお前とは、やっていけない』と切り出したことが、離婚のキッカケです。

 今、思い出しても、あの“親族をバカにした態度”だけは、許せるものではありません」(44歳男性/教育)

  ◇  ◇  ◇

 自分の身内に失礼な態度を続ける妻には、頭を抱える夫も少なくないでしょう。

 恋人時代には問題なくとも、結婚となると「もうやっていけない」とジャッジメントする男も珍しくありません。

 さて、こちらの元妻の言い分はいかに…?

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


自分の気持ちが「伝わらない、分かってもらえない!」何が原因なの?
 みなさんはこれまで、「分かってもらえない」「勝手に決めつけられる」と感じた経験はありませんか? 私はよくありますし、誤...
おくげちゃん 2023-05-05 06:00 ラブ
彼の心が欲しい…! いくら貢いだら私のものになってくれるのか問題
 最近、男性に貢ぐ女性が急増しています。ホストや出張ホストや、メンズコンカフェスタッフ(コンカフェは「コンセプトカフェ」...
内藤みか 2023-05-04 06:00 ラブ
友達止まりはもうたくさん!恋愛対象だと意識してもらう方法
 好きになるなんて思ってもいなかったのに、一緒に飲んだり、話したりするうちに好きになってしまった……。しかし、どうも自分...
若林杏樹 2023-05-03 06:00 ラブ
恋愛向きの男と結婚向きの男 私の選択は正しかったはずなのに
「恋愛と結婚は違う」    これは昔からよく言われているので、一度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか。 ...
豆木メイ 2023-05-02 11:32 ラブ
「婚活やめる」と宣言したい…心がポキッとなる“根本”理由と解決策3つ
「本気で婚活を頑張っているのに全然うまくいかない!」「成果がでなくてモチベーションがはだだ下がり」「もう、婚活やめたい!...
恋バナ調査隊 2023-05-01 06:00 ラブ
引き出物は夫婦のフィギュア♡ 新婚から届いた“脳内お花畑”LINE3選
 結婚は、女性の人生の中でも幸せの絶頂といえます。愛する彼と一生を添い遂げる誓いを立て、まさにラブストーリーの主人公のよ...
恋バナ調査隊 2023-04-30 06:00 ラブ
慰謝料を払う覚悟はある不倫妻 それでも夫の離婚宣言に“無反応”なワケ
「冷酷と激情のあいだvol.140〜男性編〜」では、年下の男性と不倫関係を続けている妻・楓さん(39歳・仮名)に対して強...
並木まき 2023-04-29 06:00 ラブ
「妻は年下男と不倫中」財産と親権は絶対死守したい夫の離婚大作戦
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-04-29 06:00 ラブ
夫婦で“子なし”の人生を選んだけど…それでもDINKsのデメリットは?
 今は、「結婚するのが当たり前」という時代ではなくなりました。結婚したとて、子供を持つかどうかも自由。DINKsを選択す...
恋バナ調査隊 2023-04-27 06:00 ラブ
ChatGPTに「既読スルーする彼へのLINE」を考えてもらったら
 話題のChatGPT。チャットで依頼すると、AIがさまざまな回答をしてくれる、とてもありがたいサービスです。まるで人間...
内藤みか 2023-04-27 06:00 ラブ
長年彼女がいない男は狙い目? 付き合うメリットとデメリット
 イケメンやモテ男との恋の駆け引きって疲れますよね。  次の恋愛はどんな人がいいか考えた時、長い間彼女がいない男性...
若林杏樹 2023-04-26 06:00 ラブ
レス夫婦ドラマ「あなたがしてくれなくても」は自分事過ぎて身が入らない
“夫婦のセックスレス”がテーマのドラマ「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系、木曜22時~)の放送が始まりました。皆...
豆木メイ 2023-04-24 16:41 ラブ
一生に一度の大恋愛のはずが…別れた後の“ズタボロ”から立ち直る方法
 禁断の恋や、憧れだった彼との恋に略奪愛……燃えるような大恋愛でも、別れを迎えることはあります。いつもの失恋とは比べもの...
恋バナ調査隊 2023-04-24 06:00 ラブ
返信は「笑」の一文字!男と女「別れの匂わせ」LINE実例3選
 これまで付き合ってきた彼氏に「別れよう」と切り出すのは、勇気がいるものですよね。「逆上するんじゃないか」「ひどく傷つく...
恋バナ調査隊 2023-04-23 06:00 ラブ
バツ2男性との恋愛はやばい?ソッコーで探りを入れたい3カ条
 好きになった男性がバツ2だった場合、「離婚したのには、それなりの理由があるはず……」と構えてしまう女性は多いですよね。...
恋バナ調査隊 2023-04-22 06:00 ラブ
「体の相性、最悪だよね?」4年間、週1の“務め”に耐え続けた妻の限界点
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-04-22 06:00 ラブ