アドバイス1000本ノック!“相手の立ち位置”を見極めて選別を

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-10-07 06:00
投稿日:2022-10-07 06:00
 アドバイスって、たくさんあると困る場合もありますよね。選択肢はあればあるほど良いとはいえ、正反対の意見があったりすると、どっちを信じるべきか分からなくなることも……。そういう時は、ひとつ目安にできるものを持っているといいかもしれません。
 どろんぱでは、珍しくモジョ子からママに何か質問してるみたい。

 

 

 

ノーリスクのアドバイスは聞く価値なし

 私はいろんなアドバイスをもらって悩んだ時、その人が「どの立ち位置からアドバイスしているか」を考えるようにしています。

 これはお客さんに教えてもらった方法なのですが、私も実感として「正しいな」と感じています。

 人にアドバイスするのって、本来はとても難しいことですよね。私はあまり自信がないので、アドバイスをするのは得意ではありません。

 だけど、求められたら可能な限り誠実に答えたいと思います。時には、相手にとって不都合な話を言わざるを得ない場合もあるわけです。それは当然、相手に嫌われるかもしれないリスクを負います。

 それでも相手を思えばこそ、言うべきこともある。そういうアドバイスが本当に聞くべきアドバイスです。

“クソバイス”はスルーして

 そうではなく、ただ耳障りの良い言葉を並べたり、体験を伴っていなかったり、あなたの事情より自分のメリットを優先したようなアドバイスは聞くに値しないと思います。

 リスクを取らないアドバイスは、責任の所在がないということ。そして何より、あなたを思う気持ちがないのです。

 関係が悪くなるリスクを承知であなたの立場に立って話してくれているか、それともいざとなったら「知らない」と切り捨てられる対岸からノーリスクで話しているのか……。

 アドバイスを聞く時は、相手の立ち位置をしっかりと見極めてみてください。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。あまり積極的にアドバイスを求めたりはしないが、いろんな人から心配されて助言してもらえる。でもどの意見も聞きすぎて結局行動できない時もよくある。

ママ:どろんぱのママ。いつもはアドバイスを求められる方が多いが、実はお客さんからのアドバイスを大事にしている。必要なものを見分ける力があるので、変にブレたりしない。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


#1 芸能界に執着する35歳女の密かな楽しみ。裏アカで吐き出す腹黒い本音
「いらっしゃい、シゲさん今日は早いんだね」  阿佐ヶ谷駅の北口の飲み屋街・スターロードにひっそりたたずむ小さなスナ...
平日夜8時、話題のオーケー銀座店の惣菜コーナーに行き完全敗北した件
 10月17日、東京・銀座3丁目のマロニエゲート銀座2内に「オーケー銀座店」がオープンして話題になっていますね。銀座の一...
#3「バカにされてる?」元彼のイヤミがつらい。女が椎名林檎を歌う理由
【#1、#2のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな...
#2「普通の女」に負けた美人は怨念まみれのSNSがバズり快感を覚える
【#1のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな彼女の...
「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...